家庭園芸と果樹栽培

家庭園芸と果樹栽培

総合的害虫管理



農薬を否定するものではなく、他の防除手段も防除体系に入れて、農薬の使い過ぎによる弊害を取り除き、経済的に最大の収益を上げようとする技術

害虫防除手段
1.耕種的防除法
 a.作期移動・輪作・混作
   甚大な被害を及ぼす害虫の発生時期を回避して栽培する
   移動性の少ない害虫は連作を行うと次第に害虫密度が増加する
   作物を混作することにより害虫の発生度や食害を少なく出来る場合が   ある。マリーゴールドを植えると殺センチュウ物質が根から分泌され   てセンチュウ密度を低下させる
 b.害虫抵抗性作物の利用
   ・害虫抵抗性品種の交雑育種した種を栽培する。
    稲、トマト、栗等
   ・遺伝子組み換えによる抵抗性品種を栽培する。
    トウモロコシ、ダイズ等
    但し、遺伝子組み換え食品の安全性問題があり、用途を限定したり
    するため農作物の分別管理、販路を考えた栽培が必要
 c.科学的防除法
   ・殺虫剤の使用
    科学合成農薬の普及により害虫防除の基幹技術として利用され安定    生産が可能になった
    害虫防除には効果が大であるが人体にも害を被るようになり、使用    禁止となった農薬も多い。
    IGR剤、Bt剤など選択的で人畜に低毒性ないし無毒の殺虫剤の
    種類が増加している。
 d.物理的防除法
   ・捕殺
    最も原始的で効果の高い方法で、小規模栽培や有機栽培で役立つ
   ・湛水や潅水による
    作期終了後によって害虫を死滅、またスプリンクラー潅水により
    発生を低下させる
   ・熱の利用
    ビニールハウスやガラス温室を高温密閉による熱消毒
    散水後に土の表面をシートで覆い太陽熱により蒸し温度を上げる
    熱水を散水チューブにて土壌中に注入する
    バーナ等の火炎にて焼ききる
・害虫の進入を遮断する
    防虫ネット、寒冷紗等で作物を覆う
 e.光の利用
   ・走光性を利用した誘殺
    誘蛾灯、ブラックライト等に誘引し集めて害虫を殺す
   ・黄色電灯等により行動を抑制、交尾、産卵行動を阻害する
   ・光反射シートにより虫を近づけなくする(シルバーマルチ等)
 f.生物的防除法
   ・天敵の放し飼い





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