熱帯香粧館

熱帯香粧館

何故私は移民なの?それは冷え性だから


子供心には「しもやけやアカギレに、桃の花のピンクのクリーム塗ったっけ」とか、「寒風吹きすさぶ校庭で、縄跳びの練習を、唇紫になるまでやらされた」とか…他にもいっぱいあるあるある。
小中学校の頃は、ほとんど毎日が「荒行」のようでした。穢れも知らない年代のはずなのに、何を禊ぎしていたのかしらねえ~?
あれだけ寒かった反動のせいか、自我だけは異常に早く芽生えてしまい
「大人になったら、じぇったい暖かい所で暮らしてやるんだい!」って。
少女の決意は深かったのでしょう。
「そ~んな私は、あめゆきさん~」というマイナー歌にもあるように、日本を離れて選んだ南国が、ここハワイ州はオアフ島。
アルバイトの掛け持ちで滞在費を稼ぎ出し、学生ビザでここに着いた瞬間に、花の香の薫る風に身を浸しつつ
「ありゃあ~なんかあたいは永住組やねえ~」って。
思えばそれは天啓だったのでしょうか?
英語の成績はしこたま悪かったくせに、怖いもの知らずとゆーか大雑把というか、とにかくケセラセラな人生を選択したのでした。
出逢いもあり別れもあり、いつしか孕み子も生して母となり…

 実のところは映画好きが昂じて、日本で上映される洋画って「日本語字幕」あるでしょ?あれ無しで映画観たいなあ~っていうのが根底にあったんですが。私が翻訳したのなら「シリアスものも、コメディに早変わり」かもしれないけれど。そう私は「戸田奈津子さんになり代わりたかった女」。

日本にいた頃は「少年少女文学全集」や「偉人物語」は買い与えられたけれど、目にするのは漫画ばっかりでした。
住環境激変のせいか、目が母国語に餓えたのでしょうかねえ~?入手可能な本は、なんでも見境なくありがたく貪り読むようになりました。
哲学宗教から古典、ナンセンスお笑いから企業もの、バイオレンスも官能も、胸に押し抱いて読みます私。
抱いたら読めないけれど。
読書感想文、映画感想文、コスメ&フレグランス…気分によってテーマはころころ代わると思うけど、とりとめのないコト書いて自分を癒しちゃうんだもんね私。んふふ~。



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