~amoroso~

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Christmas Concert加曽利さんソロ


 会場に足を踏み入れて最初に目に映ったのはFFのCDや曲集と寄り添い、ひときわ高く積み重ねられていた曲集。
 それはこの日、初お目見えとなる加曽利さんの新譜でした。
 顔をほころばせつつも、まずは席へ。。。
 座る所も決まった所で、まず向かった先はもちろん曲集を販売している後方♪
 コンサートが始まるまでの間、新譜の中に散りばめられた音符達や写真に目を向
けながら、
 新しい曲集を手にした嬉しさと、これから聴ける加曽利さんの演奏に心を弾ませながら浸ってました(笑)

 ステージには向かって左手にクリスマスツリー。
 そして中央には少し斜め向きにSTAGEAが置かれていました。

 最初の演奏はピアソラの『アディオス・ノニーノ』でした。
 コンサートとしては今年最後の仕事なので、いつも頑張って弾いていますが、
 今日は特に頑張って演奏したいと思う。と、言っておられました。
 そして、10月に六本木で行われたイベントの話に。。。
 グッズをもらい、とてもいい気分になって帰ってきたそうです。
 2曲目は、そのイベントでも弾かれたというハリーポッターの曲で『秘密の部屋メドレー』
 実際に弾いた場合、「ハープなど手が3本も4本もないと弾けないようなスペシャルアレンジになっている」と加曽利さんは言っておられました。

 続いての曲は日本のナンバーを・・・。
 まずは『花』
 山の渓流のせせらぎの中に浮かぶ1輪の花をイメージして。
 ソプラノサックス1本で歌う。メロディーだけで聴かせようという趣旨だそうです。
 そして『ドンパン節』
 演奏の前にネタばらしを・・・と言って、足三味線を披露。
 披露した後に加曽利さんは「今日は調子良かったですね~。自分でこんなに上手かとすごくビックリした」と言っておられました。
 本当にバッチリ決まってて、カッコよかったです♪vv
 花を演奏されている時の加曽利さん、素敵ですよねぇ~☆
 2曲弾かれた後のトークでは「演奏する多くの人は、どちらかに偏っているように思う・・・。
 凄く難しい曲ばかりを弾いたり、いや、それより楽しく弾かなきゃ!と言って楽しく弾くだけ・・・となったり。。。
 でも本当は、難しい中にも楽しさがあったり、両方が表裏一体でくっついているもので、どっちということではないのではないか・・・。
 その人なりのバランス感(難しいものも楽しいものも)で弾けるのが一番楽しいのでは?」と加曽利さん。
 次の曲は、そういう意味では楽しい部類に入るであろう曲、『ボディ・ミュージック・ツアー』
 この日は即興とは言いつつも、何度も演奏しているので内容を覚えていて、
 既に出来あがっちゃったようになっている為、スペシャルとして訪問する国を増やしたりしたそうです。
 こういうのは、何度かこの旅行に連れ出してもらっている私たちにとっても、嬉しいことですよね♪
 Truthの後にピンクレディーの“渚のシンドバッド”を弾かれたり、
 後半では“鬼のパンツ”?(←曲名が分からないのですが、こんな歌を昔歌ったような・・・汗)なども含まれていました。
 最近は“メキシカン・ハット・ダンス”の所で不時着することがあるそうですが、
 私は今までに不時着を経験したことがないので、一度くらい不時着も経験してみたかったりして・・・(笑)

 次は加曽利さんの新譜から2曲続けての演奏。
 『明日に架ける橋』そして『Sweet and Bitter Young Days』
 明日に架ける橋は、今回が初めての披露だったそうです。

 そして最後2曲はFFの曲を弾きたい・・・と加曽利さん。
 ここで着うたのプレーヤーサイトが出来ること。(←2月2日配信です♪)
 FFの新CDが、6月5日に発売予定であることを発表されました。
 そして、「クリスマス・イブの予定はOFFなので、友人宅でパーティーをする」と加曽利さん。
 そんな加曽利さんの今の楽しみは冬ソナの韓国版を見ることだそうです。
 FFのナンバーからは、まず『Secret Love』を演奏されました。
 そして最後を飾ったのは、『君にデジャ・ヴ』でした。

 加曽利さんが退場されて、さぁ、これからアンコール!!と思っていた私は、そこで我が目を疑いました。
 まだ加曽利さんへ拍手が送られている中、楽器店の方が姿を表したのです。
 でも、もう一度加曽利さんに出てきて欲しい私達は、拍手の手を止められなかったのですが・・・。
 そんな私達の気持ちをよそに、発せられた言葉は「加曽利さんにもう一度拍手を・・・」だったのです!?
 けれど、そこは加曽利さん。私達の気持ちにちゃんと答えて下さいました♪
 加曽利さんの姿をみた瞬間、楽器店の方は思い出されたようで、
 「あっ・・・・・苦笑」という顔をなさりながら、そそくさと舞台裏へ戻られました(笑)
 結構ドキドキ・ハラハラされられましたが、まぁ、こんなハプニングもたまにはいいわよね♪(笑)
 とかいいつつも、本当にあのまま終わってしまっていたら、おかんむりだったでしょうけど(爆)

 アンコール曲はというと・・・。
 これも新譜の中から『ウィンター・ゲームス』でした。
 聴きたかった曲の一つだったので、嬉しかったです♪♪♪
 弾き終わったと思いきや、「シーケンスを1ヶ最後の方で失敗しました」と加曽利さん。
 このまま終わってはいけない。プロの演奏家としてはね、もう一曲最後に・・・・と仰り、『クリスマス・ソング』を演奏されました。
 この時、舞台の照明が消されたのですが・・・。
 も・・・もしかして、おまけに一曲ではなく、最初からそのつもりだったのかしら???と思いつつも、
 すっごく心の温まるような、本当に満たされた素敵なコンサートでした。


   2004年12月23日 栗原楽器川越ホールにて・・・。



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