13ニャンズとマゼンタ<第3部>

13ニャンズとマゼンタ<第3部>

2008年11月21日
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カテゴリ: ●ニャンズ


それとも自分の中で、どこかが壊れたのか?
もう、普通の精神状態では無かったように思う…。
余命を聞いた時から「その日」が来るまで、車の信号待ちをしても、テレビを観ても、
交差点の人ごみの中でも思い出せば、たちまち涙が溢れ止めどなく流れおちてきた。

そして…
「その日」は、何のためらいや躊躇も無く やって来た。
セミ時雨の暑い盛りの
7月31日。

激しいけいれんと共に、
息が少しづつ弱くなり、
タッチ・タッチ・・タッチ・・・と呼び続ける中、
その直前まで小さく尻尾を動かし、さよならの挨拶をするかのようにして腕の中から旅立ちました。
僅か、3ヶ月の命。
我が家に来て2週間。可愛いさかりで手のなかにスッポリ入る身体でした。


14年経った今でも、遺骨・位牌は大切に保管しています。
勿論、美味しい魚が獲れた時は、忘れず お供えしています。


タッチが、り患していたのは発病時ペットショップにクレームをつけていました。
亡くなって2ヶ月後の10月1日。
直接、店に行って金銭返還等の交渉に行きました。

今はヒマヤランの雄は居ないので代わりに、真っ白いペルシャの子猫ではどうか?と、言われ、
納得は行かなかったのですが、そこは猫にとり付かれた人間…。
可愛い子猫をみて、イヤとも言えず、そのままポケットに入れて事務所に帰ってきました。

真っ白でブルーの瞳。ミャ~・ミャ~と泣く声に仕事も手につかず、
キキもそわそわしながら面倒を見はじめました。


そう、
第一印象の純白の美しさを何時までも!!との願いで『ジュン』と名づけました。
朝・昼・晩…いつまで見ていても飽きないし、何をしても愛らしい。
夜は、布団の奥深くまで入って寝ようとするので、寝返りをして踏み潰すのが怖くて熟睡も出来ず。

じゅん-1 .jpg
             純白の猫、『じゅん』 すくすくと育ちますように。


あぁ…猫って、こんな動物だったんだ。 人間の子供とは違う わずか2ヶ月や、そこらでも
食事の世話さえしてあげれば自分の事は、全部できる、かなりマイペースだけど
自分の性格には丁度良いかな!?^^

たった1匹の子猫と、大人の猫キキ。
仕事も充実して、やる気も満々。疲れも感じない楽しいばかりの毎日でした。

そして
翌年、1月17日・阪神大震災。
マゼンタさんちも、この日から新たな歯車が回り始めます。

                                                    つづく





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最終更新日  2008年11月21日 14時06分01秒
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