ニューヨーク共同】米南部バージニア州ニューポートニューズの小学校で6日、6歳の男子児童が教室内で 30 代の女性教師を拳銃で撃ち、警察に拘束された。教師は重体。
警察は「偶発的事件でない」と説明、計画的犯行の可能性を示唆した。教師以外に負傷者はいない。事件前に教師と児童の間で「争い」があったとしているが、銃が持ち込まれた経緯や犯行動機など詳細は明らかにされていない。
事件を目撃した児童の一人は地元紙に「(男子児童は教師を)故意に撃った。教師は腹を撃たれ膝から崩れ落ちた」と述べた。ある母親は「娘が泣きながら電話してきた。学校は安全であるはずなのに」と憤った。 2023 年 1 月 7 日 11 時 16 分 掲載 2023 年 1 月 7 日 11 時 17 分 更新 秋田魁新報
☆イギリスやオーストラリアでは、深刻な銃乱射事件が起きると厳しい銃規制策を打ち出し、効果を上げている。アメリカの場合、乱射事件が起きると、「自衛のための銃所持」が主張され、むしろ売り上げが伸びているようだ。
西部劇をよく見ていた時、「コルト 45 」 ( コルト・シングルアクション・アーミー ) は、通称「ピース・メーカー」と呼ばれていることを知ってアメリカの一つの面を垣間見たような気がした。西部開拓は、「明白な天命」 (manifest destiny) と呼ばれて、「未開」の先住民 ( インディアン ) を文明化することが白人の使命だとされた。彼ら先住民たちが頭のてっぺんからつま先まで大切に使っているバッファローも、毛皮だけひん剥いてあとは荒野にほったらかしにしていたようだ。映画「ダンス・ウィズ・ウルブズ」にもそういう場面があったと記憶している。
これは、アメリカの捕鯨と日本の捕鯨との大きな違いでもある。アメリカの捕鯨は、クジラの油をとることが主流だった。クジラの油を照明用に使い、アメリカ産業革命期の長時間労働に対処しようとしている。油をとった肉は海洋に投棄された。
日本の捕鯨は、アメリカ先住民と同じで、クジラのすべてを使い尽くす。
今、日本の捕鯨は、多大のバッシングにあっている。「クジラやイルカは賢いから殺すべきではない」という人たちがいる。「豚や牛は、神様が私たちに与えてくださったから食べてもいい」というなんとも身勝手な意見を耳にしたことがある。
閑話休題。
全米ライフル協会は、銃規制を主張する候補に対してネガティブキャンペーンを張る。当選したい候補はどうしても銃規制には腰が引けてしまう。
アメリカは、これほど深刻な事件、或いは多人数が巻き込まれる銃撃事件が起き続けても銃規制を止めないのだろうか ? これだけは、心底理解できない。
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