40からのシアワセ探し!?

40からのシアワセ探し!?

2011.08.17
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カテゴリ: 仕事

仕事を辞めるにあたってちょっぴり残念なのは、海外出張がなくなることであろうか。

振り返れば、いろいろなところに行かせてもらった

最近はもっぱらアジア中心だったのだが、昔はヨーロッパへもよく行った。

人生初の出張は、25歳、フランス、パリだったけ・・・・

思えば仕事に対して希望に満ち溢れ、やることなすこと新鮮で、光り輝いていた

よい時期だったものだ。

時は流れ、アジア出張は国内出張のごとくお手軽になった。

ヨーロッパなんて数えてみたら6年も行ってない

若い頃は英会話を学ぼう意欲的な時期もあったが、めんどうになってすぐやめた。

というか、言葉に困らないよう会社がきちんと手配してくれていたので、不便をあまり

感じなかったから。

そして今思う。会社が言葉くらい自分なんとかしろッという体質であったら、いや若かりし

ころめんどくさがらず英会話をキチンと学んでいたら、多少なりとも英語がしゃべれたの

ではないだろうか。

実践の場はいっぱいあったのにちっともしゃべれない。

ちょっと悔やまれる

そう思いおこせばいろいろな通訳さんに出会った

ワタシの中で超印象的な人。

今でも、忘れられない人がいる。

行き先は中国

いつものように出張準備をしていると・・・

「今回の通訳さん、いつもの人の都合がつかないので、よければ男性でもよろしい

でしょうか?ちょっと若い方なんですが・・・」

若い男性!

あら、いいじゃない。

もちろんOKよ

通訳さんは今まで女性しか知らないので興味津々。

空港でご対面。

第一印象。

レポーターのナシモトさんにそっくりじゃん

30前半のカレであるが、どう見てもオジサンにしか見えなかった。

ちょっぴりがっかりしたのは言うまでもなかろう

そのナシモトさん、なんでも、日本の○○商事(超有名企業!)の中国にある支店で

数ヶ月前まで働いていた商社マンだったらしい。(通りで日本語は流暢ね)

ナシモトさんは自分のことばかりひたすらしゃべり続ける 

○○商事に勤務していた頃の理不尽さをグチり、さらには日本人と日本企業の体質に

ついて延々とワルクチを述べはじめる。

たとえばこんなふうに・・

日本からやってくる駐在員たちは中国語も満足にしゃべれず無能なくせにエバっている

自分は○○大学を出ていて仕事も出来るのに、中国人というだけで給料が安い。

日本人は中国では威張ってるけど日本に帰ったらただの係長のくせにっっ!(これ受けた)

初対面でいきなりこの会話に面食らった。

まあお互い初対面で共通の話題もないし、興味をそそるネタもあったので話しにのって

みたが、カレはとくかくプライドもエリート意識もものすごく高いのである。

ところでそんな優秀なアナタがなぜまだ無職なんですか?と聞いてみた(もちろんイヤミ

を込めて)

○○(これも名の通っている日本の会社)へ応募したが給料が折り合わなかった、○○は

待遇がイマイチだったので自ら辞退した。今度は○○で面接予定。

本人いわく引く手あまただそうだ。

日本企業の体質や日本人の悪口をいっぱい言っているわりには、日本企業に就職を

したいのね。

なんとなく矛盾を感じるが・・・

とまあ、ワタシの中で大変インパクトのあった通訳ナシモトさんであるが、仕事最終日、

ワタシをぜひ連れていきたいところがあるという。

日本人はみんな喜びます。

まぁ、それってどこなんでしょう

カレが案内してくれたところ

それは・・・

ファッションブランドのコピーばかりを扱う巨大な市場でした。

ブランド品のコピー、中国でも違法なはずなのに、なぜか街中で堂々と売られている

ので何度か見たことがあるが、見るからにチャチな感じで全く興味がわかなかった。

が、ナシモトさんが連れていってくれたところは、まるでテレビの‘特集!潜入レポ'に

出てきそうな市場で、最新モデルの時計、バック、洋服、革製品、アクセサリー、なん

でもそろっていて、こんなブランドのコピーまであるのねぇ・・というくらい驚きの連続で

あった。

卸のみで小売お断りなんて店もあるくらいだから、業者さんが買い付けにくる場所なん

ではなかろうか。

冷やかしで聞いた値段も驚くほど安く、値段交渉はまかせてねとなぜかサービス満点、

慣れた様子のナシモトさんであったが、ブランドのコピー商品を所持するのはちょっと

ご勘弁

それにしても日本人がやってくるたび、ここへ案内しているのか思うと笑えてくる。

これがナシモトさん流のおもてなしと思うとなんだか憎めないワ。

・・・と思ったのであるが、カレは我が社の取引きの内容を聞き出して

"たったそれっぽっちなんですか"と、言い放った

・・・・

アナタの商社マン時代の仕事に比べたら、確かにそうかもしれないけどさ、

思ってても口に出すな

と、かなりムッとした。

一言で言えばデリカシーのない失礼な通訳さんであった。

むろん、その後カレに会うことはない。

自称エリートのカレはあれからどこかの日本企業に就職できたのだろうか?

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最終更新日  2011.08.17 21:08:05
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