ハイネの森

アパホテル〈浅草 蔵前駅前〉

都営地下鉄浅草線〈蔵前駅〉のすぐ上にあるアパホテル〈浅草 蔵前駅前〉国道6号線、江戸通り沿いにある。隙間家具のように建っている都会のビジホだ。私達にとって初のAPA HOTEL。ここのところ気になっていたのは、コロナ禍の時期に新規ホテルを着々と開業していた星野リゾートとAPAの躍進。さて初のAPA HOTEL、どんなもんでしょ。玄関入ったロビーエリア大阪のおばちゃん系の派手派手さ。　笑笑「マダムシンコみたいやん」と呟いちゃった。（マダムシンコは箕面が本店の大阪のお菓子屋さん）アサインされたのは13階のデラックスツインルーム（22平米）部屋に入るとすぐに120㎝幅のベッドが2台。1階ロビーと同じく派手めの雰囲気に感じるのはキラキラ系の照明のせい。天井にあるのは明るくていいよ。マダムシンコが頭から離れない。ベッドサイドのコントロールパネルこれは操作しやすく優秀。特筆すべきはテレビが大きいこと。65型、部屋に対して異常に大きい。日頃37型を3m離れて見ている私にとっては、圧迫感を感じるほどだ。ミネラルウォーターが2本ある。バスルームトイレ・洗面台・浴槽同室タイプ。こちらのホテルには大浴場はないので、イヤな予感はしたが、やはりシャワーカーテンは私の嫌いな「ビジホの香り」が軽く漂っていた。あの湿気が沈着した香りは苦手なのよ。ダンナは何も言ってなかったので、私が特に敏感なだけかもしれないが。バスアメニティは予め部屋にセットされている。コップは色違いの紙コップ。紙コップだけどかなり丈夫だ。隙間家具のような建物なので、どうせ隣のビルの壁ビューだと覚悟していたが、13階だったので、スカイツリービューだった。ラッキー！内装については好き嫌いは出そうだけど、日本人好みの室内の明るさ、テレビに特化して部屋で楽しめるエンタメが多い、ベッドが大きいなど特徴を出して人気を得ているのだろう。何を省いて何を足すかが徹底しているホテルに感じた。APAらしい大きな画面で楽天・阪神戦を楽しんだ。大きいと迫力あるね～と笑いながら9回裏まで見ていたら、9回裏２アウトから湯浅投手が３ランを打たれて逆転サヨナラ負け37型で見るよりショックきついわ。アパホテル〈浅草 蔵前駅前〉東京都台東区蔵前2-4-4​

愛媛県 「道後温泉 本館」

47都道府県巡り41ヶ所めは愛媛県。テーマは「道後温泉 本館」だ。(道後温泉駐車場から見下ろした道後温泉本館)それほど温泉に執着心はない2人だけれど、「松山と言ったら道後温泉」と思っていたので立ち寄った。「蜷川実花 with EiM × 道後温泉 DOGO ART」というアートイベント開催中なので色彩豊かな道後温泉本館。(アートイベントは2026年2月28日まで)聞いてはいたけれど、温泉周辺にはインバウンド様が大勢いた。もちろん日本人も。温泉前はめちゃめちゃ活気がある。さて、どのコースで入浴します？人生61年、もうすぐ62年にして初めての愛媛訪問。62年で初。又来るなんて保証はないじゃん。ここは上の方のコース、“霊の湯三階個室”(料金大人2500円)にすることにした。個室は多くはないので待ち時間があり、45分ほどで呼び出しがあった。(呼び出しは携帯に来る)2階へ階段で上がり、2階から3階への階段はかなり急でえっちらおっちら上がった。3階の個室が並ぶ廊下。案内されたのは2番室。障子を開けると風情のある眺めだ。制限時間は90分。お風呂時間が長くない私たちなら余裕でしょ。まずは貸浴衣に着替え、3階廊下奥へ。松山いうたら《坊ちゃん》ですやん。お土産物屋さんの前にも坊ちゃんとマドンナがいるくらい。3階廊下奥の部屋は「坊ちゃんの間」。蜷川ワールド全開で、ちょっと不思議空間になってるが。　笑夏目漱石が湯上り後にくつろいだ場所だそうだ。　では温泉を楽しもう。まずは「霊の湯(たまのゆ)」へ行くと、先客が２名おられたがすぐに出られたので、ほとんどの時間一人貸切状態で湯ったりとした。道後温泉でひとりっきりなんて何て贅沢。もうそれで満足だったが、せっかくなので「神の湯」も行っとかないと。「神の湯」は大賑わい。でも洗い場はさっと見つけられたので、人数調整が絶妙なのかもしれない。２つのお風呂を楽しんで３階個室に戻ったら、お茶とお茶菓子を持ってきてもらった。お菓子は坊ちゃん団子だ。浴衣で急な階段をまた降りるのが怖かったので、お茶がすんだら私服に着替えて個室を後にし、「又新殿(ゆうしんでん)」を見学した。皇室専用の湯殿として1899年(明治32)に建てられた「又新殿」は、ガイドさん付きで見学することができる。奥の白い布がかけられた椅子は玉座。御湯殿左に大国主命、右に少彦名命(すくなひこなのみこと)の像がある。御厠漆塗りのトイレ。今までどなたも使われたことがないとのこと。雅な珍しいものが見られて楽しかった。道後温泉 本館愛媛県松山市道後湯之町５－６♪　　　♪　　　♪　　　♪　　　♪　　　♪北海道青森県　岩手県　宮城県　山形県　福島県茨城県　栃木県　群馬県　埼玉県 　千葉県　 東京都　神奈川県　山梨県　長野県富山県　石川県　福井県岐阜県　静岡県　愛知県　 三重県  滋賀県 　京都府　大阪府　兵庫県  奈良県  和歌山県鳥取県　島根県　岡山県　広島県  山口県徳島県　香川県　高知県福岡県　佐賀県　熊本県沖縄県

良因寺 (良因院) 跡　<百人一首ゆかりの地>

今こむと　いひしばかりに　長月の　　　　　　　　有明の月を　待ち出でつるかな　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　素性法師作者は三十六歌仙のひとり、素性法師。素性法師は現在の奈良県天理市にある石上神宮近くの良因院というお寺に住んでいたことがあるらしい。厳島神社「厳島神社」という小さな神社が良因院の跡地で、往年の良因院は寺領が四千坪ある規模の寺院だったらしいが、その面影を見つけることはできない。素性法師は僧正遍昭の息子。僧正遍昭といえば、　天つ風　雲のかよひ路　ふきとぢよ　　　　　　　　　　　乙女のすがた　しばしとどめむ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　僧正遍昭これも百人一首のうちの一首で、こちらは六歌仙のひとり。歌の有名度からいっても、お父ちゃんのほうが一枚上手かもしれない。奈良県天理市は宗教都市として有名。天理教があったから天理市という名称で、トヨタがあったから豊田市になったのと同じパターンだ。町のあちらこちらに天理教独特の建物がある。逆光でわかりにくいが、鉄筋コンクリートながら和風の建築.竜宮城？と思えなくもない。「第○○詰所」と書かれたこのような建物を、市内のあちらこちらで見ることができる。「詰所」とは信者さんの宿泊施設で、全国の信者さんが天理市に来ることを「おぢばがえり」というそうで、天理駅前などにも「ようこそおかえり」と書かれた看板がある。駅前から長いショッピングアーケードがあるが、そこには等間隔で紫色の天理教の旗が掲げられているし、街中では背中に「天理教」と書かれた黒いハッピを身に着けている人とあたりまえのようにすれちがう。やはり異色の町だ。天理といえば天理高校。今年のセンバツに選ばれたらしく、ＪＲ天理駅には横断幕がかかっていた。JR桜井線の沿線だが、桜井線の駅名は読むのが難しい名前が多い。京終(きょうばて)帯解(おびとけ)櫟本(いちのもと)長柄(ながら)巻向(まきむく)　　　　などなど交差点名も難しいことが多い

今日空きがあるって（'17秋 CA旅行記 ８）

朝食を食べたら、朝の散歩へ。ヨントヴィルは端から端まで２kmない小さな街なので、散歩で街の見所をおさえることができる。緑が多くて清々しい「ほらほら、これが“The French Laundry”！」「全米一予約が取りにくいというレストランなのよ。」私のセリフを聞きながらスマホカチャカチャさせてるダンナ。「今日空きがあるよ。」えっ！！　何だって！！親子３人でしばし固まる。行きたいな、、とは思った。でももうビストロを予約しちゃってるし、それに確かひとり300ドル近いコースのみで、それにワインもとなると1200、いや1500近くいっちゃう。やめときましょう。こんなチャンスはもう一生なさそう。山火事直後の奇跡の一瞬だったのかもしれない。その後に何度かチェックしてみたが、その先の予約が空いていたことはなかった。有名レストランとは思えないこの建物は、1900年に酒場として建てられ、20年代にはフランスのスチームランドリーのお店になっていた。歴史的建造物として指定を受けている。道をはさんだお店の前には、このレストランの畑がある。ここで栽培される野菜やハーブを使っているそうだ。ビニールハウスもある。

BOUCHONでランチ（'17夏 CA旅行記 15）

（７月に行ったカリフォルニア旅行記です）２日連続でヨントヴィルにやって来た。前日にベーカリーでパンを買った時、翌日のランチに空きがあるか聞いてみるとOKだったので、BOUCHONでランチを楽しむことにした。フレンチビストロで、店内はとっても“おふらんすチック”な雰囲気。テーブルの間隔が激狭なのも“おふらんす”だ。メニューもフラ語がちりばめられている。今メニューを見ると、FRUITS DE MERをたのめば良かったと思っちゃう。1/2 lobster,8 oysters,4 shrimp,4 clams,8 maussels　で70ドル。安くはないけれど、海の幸盛り合わせはフォトジェニックよね〜車でやってきたランチなのでアルコール類はNG。なので豪華に食べようと思わなかったのだ。前菜にサラダっぽいものをオーダーし、メインはニョッキ（26.75ドル）にした。美味しいけれど、ちょっとしょっぱめ。ワインとあわせればそうも感じなかったかもしれないが、最後のほうは、後からの喉の渇きが心配になってしまった。今度ナパに来るなら、ヨントヴィルに泊って、徒歩でレストランに来るのがいいかもね。　　　BOUCHON　　　　　　6534 Washington St, Yountville, CA 94599

フルーツゼリーデコ

梅田阪急にある『フリュテリー果坊』のゼリーのケーキ。フルーツものって綺麗なので、ついウィンドーに近寄ってしまう。『フリュテリー果坊』はフルーツ王国岡山のお店なので、中のフルーツはとても美味だ。

JAL001便（'17夏 CA旅行記 29）

（昨年７月に行ったカリフォルニア旅行記です）サンフランシスコ発羽田行きJAL001便。１番というと特別な番号のように感じてしまうな。往きとは違いC席にはかなり空席があった。離陸時に隣にいた人はベルト着用サインが消えると空いていた窓側に移ってしまった。一度目のミールは洋食を。深夜発じゃないと食べやすい。こってりお肉でも完食できた。でも二食目はフルーツのみにした。合間にラーメンとか食べられる人がうらやましい。私は絶対無理だわ。こういうコースで日本に戻ってきた。茨城県大子町を通るルートみたいね。手賀沼が見えた。うっすらと筑波山。古くからよく絵に描かれた理由がわかる。広い広い関東平野で、よく目立つお山だ。羽田空港に向かって最終着陸態勢に入り、夢の国を過ぎると、スカイツリーが見えた。ゲートブリッジを過ぎると、ドンっと羽田空港に着陸。飛行時間は10時間15分だった。関空便に乗り継ぎ、無事大阪に帰ってきた。家に戻りスーツケースを開けると、こんなん入ってましたがな。あなたの荷物を開けましたよ〜ん　という印。わたし、よく開けられるのよね。何ででしょ？（'17夏 CA旅行記 　終わり）

JL002便（'17秋 CA旅行記 １）

“いまさら感”があるけれど、昨年秋のカリフォルニア旅行記を始めます。朝４時に起き、関空6時40分発のJL220便で羽田に移動。チェックイン時に、「東京で何か御用がおありなんですか？」と聞かれるほどの、12時間の乗り継ぎ時間を取った行程。「娘とPokemon伝説レイドします」とも答えられず、笑ってごまかした。墨絵のような富士山を眺めることができた。さい先いとよろし。東京駅から日比谷界隈、銀座を経由して築地へ。てくてく歩いて伝説レイド７戦闘ったが、最後に逃げられちゃってゲットならず。全然よろしくないじゃん失意の内に羽田空港に戻り、歩き疲れた身体をシャワーですっきりさせてリフレッシュした。JL002便は定刻出発今回は初のプレミアムエコノミーで、同行の娘と窓側から２席に座った。隣に他人様がいないのでとっても楽ちん。８時間以上のフライトでもさほど疲れなかった。プレエコの食事はエコノミーと同じもの。エコとの違いは飲み物にシャンパーニュがあることだけど、どうもあのシャンパーニュは好きになれないのでパス。２食目はエア吉野家これが一食目だといいんだけど。二食目は食べられないので眺めただけだった。入国審査は最短記録かというくらい並ばずにすみ、スーツケースはまだ回転台に来てなかった。こんな楽なこともあるんだ（驚）あまり疲れていないので、そのままサンフランシスコ観光に出かけよう

ビーチルーム　 ('24冬 沖縄旅行 2)

沖縄でのお宿は、恩納村の谷茶にある『ビーチルーム』。全5室のお宿。チェックイン当日にメールで部屋のキーの暗証番号が送られてくるので、それでお部屋に入るシステム。建物内にレセプションはない。1階入り口を入ると外観からはうかがえないエスニックな雰囲気。雰囲気はいいのだけれど、足元の石に隙間があってスーツケースをコロコロできなくて、短い距離ながら「うっ！」となった。そして階段。　自炊モードで荷物多めだったので、3階に着いたらゼーゼーしてた。　笑でもそんな不満は部屋からの眺めで吹き飛んだ。オーシャンビューだっ！天気イマイチでも美しい。今回は眺めにこだわってお宿を選んだ。部屋に入ってまず目につくのは、大きなダイニングテーブル。6人がけ。ダイニングテーブルの向こうにソファがあって、その前にテレビがある。ピンクが差し色になっている。海と逆側にベッドルームがある。ベッドルームのソファキッチン・リビングとベッドルームは、開閉可能な引き戸がある。キッチン必要なものはほぼそろっている。カトラリーがないな？と探したら、この木箱↓の中に入っていた。オーシャンビューなバスルーム。シャンプー類のメーカーはわからず。リゾートっぽく開放的でいいのだけれど、いざお風呂に入るとなるとスクリーンを下げた。水着で入るなら問題ないけれど、ホテル前のビーチからはよぉ～く見えてしまう。(3階向かって右側のスクリーンを下げているのが私達の部屋)ベランダには白いブランコが吊り下がっている。至福の時だ。予約は一休.comから。予約完了後に宿から、宿泊代表者の運転免許証などの身分証明書を提出するようメールで連絡が来た。色々なやりとりはメールでというシステムだ。キッチン設備は整っているので自炊には困らない。ちょっと貸別荘気分が味わえてとても楽しい滞在になった。那覇空港から車で約1時間だ。ビーチルーム沖縄県国頭郡恩納村谷茶１５２

名鉄グランドホテル ('24初春 １都4県の旅 9)

東京最終日は、はとバス「国会議事堂と迎賓館赤坂離宮 本館内部見学」を楽しんで、その後西へ向かう。その前にちょっとだけ丸の内のKITTEに寄った。ぽすくまくん、7月末には大阪駅前にもKITTEがオープンするね。また賑わうだろうね。新幹線で西に向かうが、帰阪ではなく名古屋で下車。この日は名古屋駅近くの「名鉄グランドホテル」に泊まった。名鉄百貨店本店メンズ館の11階から18階までがホテルで、名鉄と近鉄の名古屋駅に近い場所。ホテル入口へは、ナナちゃん人形を目指すとわかりやすい。入口を入ってエレベーターで11階に上がるとレセプションがある。スーペリアツインルーム(29平米)を予約していた。客室に入ったところが広め。121cm幅のベッドが2台。室内、レトロ感が多少漂っているが、清潔なので気にはならない。バスルームはトイレ・洗面台・浴槽が同室にあるタイプ。窓からは、名古屋駅ビューだった。名古屋駅周辺のホテルも御多分に漏れず価格が急騰している。ここが駅至近なのにまだましな価格だったのは、1967年開業でレトロちょっと手前の雰囲気が漂ってしまっているからだろう。それもいつまでか。周りがどんどん新しくなっているのに、名古屋を代表する名鉄さんのお膝元にくたびれ感があるのは企業イメージとして良くないだろうと思ったら、やはりリニアを見据えての再開発計画があるようで、ビルの建て替え計画されている。コスパフォ良しで泊まれるのはそう長くはないだろう。名鉄グランドホテル愛知県名古屋市中村区名駅１丁目２−４

吉野山〈百人一首ゆかりの地〉

　朝ぼらけ　有明の月と　みるまでに　　　　　　　　吉野の里に　ふれる白雪　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　坂上是則　み吉野の　山の秋風　さよふけて　　　　　　　　ふるさと寒く　ころもうつなり　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　参議雅経百人一首には、吉野が舞台になっている歌が二首ある。吉野の代名詞「桜』が題材ではなく、秋と冬が詠まれている。桜が植えられたのは平安時代からとあるので、作者である坂上是則（？〜930）、藤原雅経（1170〜1221）の頃は、まだ今ほど全山ピンクに色づくような〈桜の山〉ではなく、深山奥深き寂しい場所、寒々しい所という捉え方だったのかもしれない。源義経、後醍醐天皇と、中央政権から外れてしまった人が隠れ棲む場所。侘しいという言葉が似合うのだろう。しかし、侘しい寒々しいというだけなら、別に吉野でなくてもかまわない。霊場への参詣道の入口という吉野の土地としての役割が、歴史上名のある人々の隠遁の場として選ばれた理由だろう。吉野の山の向こうには、大峯山、熊野三山がある。吉水神社参道から金峯山寺蔵王堂が見えた。山岳信仰とは切っても切れない役行者。謎多き役行者さんは修験道の開祖といわれ、金峯山寺の創立者と伝えられる。金峯山寺は「きんぷせんじ」と読むのね。「かねみねさんでら」だと今まで思ってた（恥）大峯山が「おおみねさん」だから、思いこんでた。小学校５年の林間学校は天川村の洞川だった。男子は大峯山山上ヶ岳、女子は稲村ヶ岳登山で、男子は絶壁から身体を突き出される「西の覗き」という行がセッティングされていて、誰それは絶叫泣きしたとかどうとか、ぎゃんぎゃん喚いていた記憶がある。女子は女子で、山上ヶ岳より稲村ヶ岳のほうが高いやん、とブーブー文句を言ってたっけ。高いといっても何メートルかの差で、低いほうの山上ヶ岳に女子は登ることはできない。女人禁制のお山だ。林間学校での〈なぁ〜んちゃって行〉だったが、修験道が脈々と生きている山々なのだ。そんな山々への入口が吉野山。吉野を詠んだ歌をもう一首　よき人の　よしとよく見て　よしと言いし　　　　　　　　　　吉野よく見よ　よき人よく見　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　天武天皇この早口言葉のような歌を詠んだ天武天皇（大海人皇子）は、壬申の乱直前に、家族と一緒に吉野で隠遁生活をしたことがある。天武天皇は吉野に逃げた後、一発逆転、中央政権の場に躍り出て、権力の中枢に上り詰めた。一緒に逃げた奥さんは後の持統天皇。義経、後醍醐天皇は、そんな天武天皇の吉野からの逆転人生に憧れたのかしら。

チャイナタウンで晩ご飯（'17夏 CA旅行記 24）

（昨年７月に行ったカリフォルニア旅行記です）泊ったホテル（Hilton San Francisco Financial District）はチャイナタウンの東の端の立地。ラウンジでコーヒーを一杯飲んだら、街歩き&夕食に出かけた。ホテルの目の前、ワシントンストリート沿いにはレンタル自転車ステーションがあった。こういうものがあるということは、この辺りの治安はまぁまぁということ。ジャクソンストリートに入ると、チャイナタウンらしい街並みで人が多く賑やかさが増す。お腹が空いたのでまず食事ジャクソンストリートにある「湖南又一村」でチャイニーズの夕食にする。今日はサンフランシスコにお泊りで、歩きでやって来たので、ビールを飲めるのが楽しいね。青島ビールと前菜のクラゲの酢の物。クラゲが太いっ！ 　　野菜とお肉の炒め物を巻き巻きして食べる。エビが美味しい〜餡かけチャーハンの頃には満腹で死にそうに（笑）　　　湖南又一村（Hunan Home's Restaurant）　　　　　　       622 Jackson St. San Francisco CA

イランの元王女さま　<パリの思い出>

先日NHKの｢クローズアップ現代｣を見たら、現在のイランのことを取り上げていた。あのホメイニ師のイラン革命から３０年らしい。その番組内で革命によって国を追われたパーレヴィ国王がちらっと映った。パリのパッシー墓地に行ったことを以前日記に書いた。(その時の日記はこちら)ドビュッシーとフォーレのお墓参りが目的で行ったのだが、その時気になったお墓があった。墓地の正面入口からまっすぐ歩き、ドビュッシーやフォーレのお墓のエリアに曲がる角にあったお墓で、ひときわ美しい花々が供えられており、とても美しい若い女性の写真が飾られていた。そのお墓はその写真の女性のお墓であることは疑いようもなく、あらぁ・・こんなに美しいのに若くして亡くなったのねぇ・・と三人で立ち止まった。墓碑銘を見ると、『Leila Pahlavi』とあった。Pahlavi・・パーラヴィ・・なんか聞いたことがあるような？帰国後調べてみると、あのパーレヴィ国王の末娘のレイラのお墓だった。レイラが９歳のときに革命がおき、国を追われエジプトやアメリカで過ごしたが、2001年にロンドンのホテルで亡くなっている。睡眠薬など薬物の大量摂取で亡くなったようだ。ヴァレンチノのモデルをするほどの美貌の持ち主で、母親のファラ元王妃も綺麗だが、それに父親のパーレヴィ国王の濃さを足したスーパービューティー。写真はこちらのWIKIPEDIAでわたしがこんな美貌で生まれたら、ブイブイいわして楽しく過ごすのに～なんともモッタイナイ・・・庶民にはわかりえない苦しみ悩みがあるのでしょうねぇ。母親のファラ元王妃は現在もパリに住んでいるようだ。バスティーユオペラ座にゲストとして来ていた、などという記事を見たことがある。

Villagio Inn&Spa（'17秋 CA旅行記 7）

７月にナパに来た時に、「ここに泊るとレストランに歩いて行けて便利かも」と思っていたヨントヴィル（Yountville）に宿を取った。Villagio Inn&Spa正面入ってすぐのところに車を停め、レセプション棟に入ってチェックイン手続きををしたら、アサインされた建屋横まで車で移動して部屋に向かった。敷地内にはこのような建物が多くある。頼めば手伝ってくれるだろうけど、“自力で頑張るのが基本”というクラスのホテル。ヒルトンやウエスティンなどの大手チェーンホテルはそんなことはないだろうが、ナパのホテルはエキストラベッド（ローラウェイベッド）の設定がないところが多い。３人旅で一室にすると、クィーンに２人で寝なければならないことになるので２室予約した。ツインルーム部屋に入るとすぐにベッドがある。暖炉があるのはナパらしい。ベッドルームの奥に、冷蔵庫、クローゼット、洗面台、バスルームがある。そこが広めになっていた。KEURIGのコーヒーメーカーがあり、冷蔵庫は私物を冷やせるスペースがたっぷりある。洗面台はダブルボウル。アメニティはアメリカならこんなもんでしょ。スパには力が入っているホテルなので、ブランドは“ESPA”。ラグジュアリーなスパブランドらしいが、私はそういうのに疎いので“猫に小判”だわ。バスタブがあって、シャワーは固定式。小さなテラスがあって座ってくつろげる。眺めは、中庭と前の建物ビュー。宿泊料金に朝食は込みになっていて、簡単なビュッフェの朝食がついている。この時は隣のグループホテルのほうへ食べに行った。山火事直後で宿泊者が少なかったからかもしれない。と思っていたけれど、今ホームページを見ると、どうも大規模にリノベーションするようで、ホテル名から“Inn”がとれ、“Hotel Villagio”となっていた。今年の７月にはリノベ完了のようで、掲載されていた写真を見ると洗面台周りなどはぐっとゴージャスになるようだ。きっと価格は上がるな。　　　　Hotel Villagio （旧 Vilagio Inn&Spa）                  6481 Washington Street, Yountville, CA 94599

Domeine Chandon（'17秋 CA旅行記 10）

ナパ２日目のワイナリー巡りは、宿泊していたヨントヴィルにあるスパークリングワインのワイナリーからスタート。Domaine Chandonフランスの有名シャンパーニュメーカー、モエ・エ・シャンドン社がナパで手がけているスパークリングワインのワイナリー。（スティルワインもあるけど）モエシャンといえば、あの誰でも知ってるドン・ペリニヨンを造っているメーカーだ。​【正規品】ドン・ペリニヨン［2009］（泡・白）[Y][tp]​ドンペリね〜　広い敷地のワイナリーで、駐車場からこのようなお庭を眺めながらワイナリーの建物へ向かう。カモさんが泳いでいる池もある。カモさん、ça　va？1973年設立のワイナリー。じゃあテイスティングしてみよう。初めはカウンターでおねえさんのお話を聞きながら、その後「ゆっくりテラスで楽しんでね」と促されて外のテラスへ。朝からお天道様の下、ロゼのスパークリングでいい気分　　　　　Domaine Chandon                       1 California Drive Yountville, CA 94599

キャピタル東洋亭の「煮込みハンバーグ弁当」

JR京都伊勢丹の地下2階食料品売り場に、キャピタル東洋亭のハンバーグ弁当のコーナーが出来ていた。持ち帰り専門の「グリル キャピタル東洋亭 DELI」。「煮込みハンバーグ弁当」を買ってみた。煮込みハンバーグ弁当は1343円(税抜き)。東洋亭だからトマトサラダ(352円税抜き)はいるな。欲張ってプリン(482円税抜き)まで買ってしまった。しっかりめの固さで懐かしいお味。とても好みのプリンだけど、カロリーがなんと400kcal越え。そりゃ　こってりで美味しいはずだわ。大きいので、2/3サイズにして欲しいと思っちゃった。

富士グランヴィラ -TOKI- ('24 盛夏 ドライブ旅行 10)

甲府から河口湖へ一般道で向かう。国道137号は走りやすくて快適な道だった。途中大西肉店に寄って夕飯の食材を買ったらお宿へ。4度目の富士グランヴィラ-TOKI-ここで3泊、あまり動きまわらずのんびりするつもり。いつもと一緒のルーフトップヴィラで、もう4度目なので目新しいところはないが。1階はキッチン・ダイニング・ベッドルームベッドルームはベッド2台のツイン仕様ベッドサイドテーブルにはコンセント・USBポートがある。ダイニングテーブルカウンターの上には白ワインが3本あった。1日1本のワインがつく。赤に交換可能とのことなので、2本は赤に変えてもらった。(予約サイト特典なのか標準仕様なのかはわからず)冷蔵庫の上にオーブンレンジ冷蔵庫内には、ビール、富士山サイダー、お茶、ミネラルウォーターが6本ずつ入っている。2人×3日分で、これらはインクルーシブ。前はビールではなく焼酎だったが、個人的にはビールのほうが嬉しい。キッチン用品はお料理するのに困らない品揃えだ。調味料は塩・こしょう・お醤油がある。コーヒーは豆から、紅茶と緑茶はティーバッグ。ウエットエリアは洗面・お風呂・トイレ独立。バスルームは洗い場付き。アメニティ類はたっぷり。パックシートとフットケアシートもある。すでに3泊分セットされていた。女性用化粧品これで洗濯機があればいいのにな。各部屋には無理でも、ランドリーコーナーがあれば助かると真夏だったので感じた。子供用貸出備品リスト2家族でも気を遣わずに滞在できる造りだが、階段がネックだな。2階はダブルベッドが1台。キッチンもある。1階よりキッチン用品は少ないが、食器類はある。2階にもトイレ・洗面・浴槽がある。(浴槽は洗い場付き)ルーフトップBBQもできるルーフトップ。階段を上りきったところにBBQセットがあった。貸出料は5500円で当日申し込みも可能になっていた。今回は暑くてBBQの気分じゃなかったので借りなかった。この眺めがここの一番の魅力だ。富士グランヴィラ -TOKI- 山梨県富士吉田市新倉2855番地の1

越前あわら温泉　つるや　～食事～　 ('25夏 福井旅行９)

つるやさんでのお食事は、2階のお食事処で。食前酒は白加賀梅の梅酒。先附はうざく。前菜はもずく真丈、穴子八幡巻きなど。合わせたお酒は「女将」。あわら温泉の女将さんたちが、米作りから酒造りまで携わって出来たお酒なので、ここで飲むには相応しいだろう。お椀蓮根豆腐に蒸し鮑。お出汁の味がいい。向付ついているワサビがとても大きい。後のお肉とご飯にも使って下さいとのこと。ダンナはこのあたりで日本酒飲み比べに。左から、黒龍 龍、花垣、梵。焼き鮎 or 若狭牛で、チェックイン時にチョイスしたのは、若狭牛青朴葉包み焼きわさびがよく合う。揚げ物夏らしく鱧の天ぷら。これがかなり量が多くてふたりでびっくり。お食事と水菓子美味しいお料理で満足だ。朝食も夕食と同じ場所で。ぷっくり可愛い鶴が印象的。1杯目は温泉がゆ。白いご飯もある。朝食後に珈琲を飲みに“お客さまサロン”へ行くと、朝はオレンジジュースがあった。チェックアウトして玄関に行くと靴が並べられていて、「お写真撮りましょうか」と声掛けがあり、車にはエンジンがかかっていて、その流れがとてもスムーズ。「やっぱりいいお宿は気持ちいいねぇ、たまにしか泊まれないけれど。笑」とダンナと話しながら芦原温泉を出発した。越前あわら温泉　つるや福井県あわら市温泉４丁目６０１

ピクニックランチ（'17秋 CA旅行記 ５）

久しぶりにピクニックランチしようとサトゥイ（V.SATTUI WINERY）にやって来た。休日のお昼にテーブル確保に苦労しないなんて、人が少ないってことね。今回は飲める人が増えているので、遠慮なくワインを開ける。ここのデリは美味しいのだ。すまんの〜　ダンナさん。早めにホテルに行くからね。でもね、ナパのホテルのチェックイン時刻は午後４時と遅め。飲めないけど、美しい緑の景色を楽しんで下さいな。在米のダンナにとっては、珍しくも何ともない景色ね。すぐ脇に線路があって、目の前をワイントレインが走る。あれも楽しそう。（29号線から見たワイントレイン）V.SATTUI WINERYは老舗ワイナリー。創業者のVittorio Sattuiはイタリアのジェノバから移住してきて、1885年に事業を始めた。デリが充実してて、気軽にピクニックができる楽しいワイナリーだ。             V.SATTUI WINERY                       1111 White Ln, St Helena, CA 94574

Ghirardelli（'17秋 CA旅行記 2）

空港から北上してサンフランシスコダウンタウンへ。毎度おなじみのGhirardelli（ギラデリ）カロリーメガトン級のパフェがメニューにならんでいるGhirardelliのカフェ。今回はバナナ・スプリットですよ。1150kcalと期待を裏切らない破壊力を有している。もちろんパフェはシェアにして、甘さ緩和剤のコーヒーもオーダーした。かき氷やアイスクリームをシェアするのは好きじゃないけれど、この破壊力ではそうも言ってられない。Ghirardelliのチョコは空港やスーパーでも買えるけれど、缶やパッケージの種類は断然ここが多い。　　　　　　Ghirardelli Square 　　　　　　　　　　900 North Point St, San Francisco, CA 94109

HARVEST INN by CHARLIE PALMER（'17夏 CA旅行記 11）

（７月に行ったカリフォルニア旅行記です）２９号線を北上し、セントヘレナの中心街の少し手前にある、HARVEST INN by CHARLIE PALMERに２泊した。宿泊体験記を見つけることができなかったので、予備知識なしの宿泊になる。まずレセプションでチェックイン手続きをする。お〜　緑が眩しく、リゾートっぽくていいわ〜車に荷物を載せたまま建屋内で手続きし、アサインされた部屋のある棟まで車で移動する。この棟の２階の真ん中が私たちの部屋。イギリスの田舎町みたいな雰囲気で、乙女心をくすぐるな。敷地内にはこういう建物が散在している。特大のキングベッドがどどーんとある。それでも空間が広いので、かなり広めの部屋だろう。部屋の隅には暖炉がある。冬場のナパの朝晩はかなり冷えるそうだ。窓側から部屋の入口を撮った。カントリー調にあっさりとまとめられた部屋で、居心地が良かった。窓際にはお仕事デスクになるテーブルがある。ここがPC基地になった。もちろん無料Wi-Fi完備だ。赤ワイン１本が無料で提供される。コーヒーマシーンはKEURIG。バスルームは、シャワーのみだった。夏場だったので無問題。部屋によっては、“バスタブあり”もあるようだ。洗面台はダブルシンク。バスローブはあるがスリッパはなし。シャンプー類はC.O.BIGELOWのもの。C.O.BIGELOWは1838年にニューヨークで創業された歴史あるアポセカリー（調剤薬局）で、日本では阪急うめだ本店にショップがある。この部屋からはナパらしい景色を楽しめるテラスから、ブドウ畑を眺めることができる、ヴィンヤードビューのお部屋だ。テラスに座ってワインを楽しみながらまったりと、、、ってしたいのに、暑くって〜暑がりのダンナは全然テラスに出てこない（笑）せっかくこの部屋にしたんだから！と私は根性でテラスに居座った。それでも15分限界。陽が沈んでも暑いって、どんだけよ（嘆）日中４０℃だと下がんない。ナパっていつもこんなに暑かったっけ？？テレビはNHKワールドのチャンネルがあった。東京の最高気温２９℃。涼しそうね、、、　　　　　　HARVEST INN by CHARLIE PALMER　　　　　　　　　 1 Main St, St Helena, CA 94574

ザ・ペニンシュラ東京

横浜中華街の次は、日比谷のザ・ペニンシュラ東京に泊った。宿泊は10年ぶりになる。駐車はヴァレーパーキングのみなので、ここに着くまでに荷物の整理整頓をしておくほうが良い。車は油断していると、物だらけになちゃうんもんね。このコスチュームのページガールが開けてくれる回転ドアからホテル内に入り、アフタヌーンティーを楽しんでいる人々が大勢いるザ・ロビーの真ん中通路を歩くと正面に、竹で出来た大きなアート作品があり。その左奥がチェックインカウンターだ。チェックイン担当はアジア系の女性。部屋に荷物を持ってきてくれたベルもアジア系と、ペニンシュラのホテルマンは外国人率が高いようだ。海外からのお客さんが多いのだろう。チェックイン担当の女性に部屋まで案内してもらった。スーペリアキング　51平米のお部屋。エキストラベッドを入れて3人仕様。広いお部屋のはずだが、キングベッドとエキストラベッドでかなりキツキツ。ソファも大きいのだろう。無料のミネラルウォーターは最初に6本セットされていた。このコーヒーメーカーはレトロっぽくていいが、使うにはしっかりと説明書を読まねばならない。わかりやすいネスプレッソかキュ―リッグでいいというのが本音(笑)。ターンダウン後に置かれたミネラルウォーターは、ペニンシュラの帽子をかぶっている。バスルームこのタイプのバスタブは、またぐのに高さがあり、日本人体型の高齢者だと大変。160ｃｍある母でも、最近の足腰の調子では不安になるほどで、一カ所でもしっかりと手で支えられる場所があると助かるんだけどな。シャワーブースあり。トイレは独立型だ。バスアメニティのブランドはオスカー・デ・ラ・レンタ。近くにはビルが多いので、特別素晴らしい眺めではないが、遠くにスカイツリー。真下には有楽町駅。鉄ちゃん系は楽しいだろう。銀座四丁目交差点から築地方面へ伸びる晴海通りが見え、東京らしい景色が楽しめる。まぁ！ワンちゃんプランもあるのね。ワンちゃん用のページコスチュームもあるんですって！　びっくり～そこかしこに生花が飾られていて豪華だ。ザ・ペニンシュラ東京　　東京都千代田区有楽町１丁目８−１

薩摩焼　～400年の伝統とパリを魅了した美～

堺市博物館(大仙公園)で開催されている「薩摩焼　400年の伝統とパリを魅了した美」に行ってきた。先日の日記に書いた、日仏交流１５０周年記念特別展だ。薩摩焼には「白薩摩」と「黒薩摩」があり、「白薩摩」は色彩豊かな絵付けがされており豪華絢爛藩主など上層階級の御用達だったらしい。そういえばＮＨＫの「篤姫」で、「父が愛した白薩摩」とか言いながら、壷を火にくべておったな・・そこクラスの人が持てるものだったのね。薩摩藩が独自に出展した第２回パリ万博(1867年)から昨年が１４０周年にあたり、それを記念してフランス国立陶磁器美術館(セーブル美術館)で特別展があり、そのときに出品されたものを中心に開催されている。確か第２回パリ万博には幕府も出展しているが、それとは別に出展する薩摩藩というのも、ある意味凄いと思わざるをえない。佐賀藩も出展しているけれど・・・堺市ももう少し宣伝してみたらどうだろう。平日とはいえ来館者が少なすぎると感じた。「篤姫」があたっているのだから、もっと便乗すればいいのに。

タンギー爺さん　<パリの思い出>

ロダン美術館にあるゴッホの「タンギー爺さん」。モデルはパリの画材屋さん兼画商のタンギーさん。ゴッホは彼から画材を手に入れ、代金の代わりに自分の絵を渡したりしていたらしい。今の価値なら使い切れないほどの絵の具が買えただろうに。爺さんはともかく、注目してしまうのは背景。ジャポニズムの極致ともいうべきか、浮世絵の数々。実際にある浮世絵の作品を彼のタッチで模写したようだ。出典のはっきりしているものも何点かある。日本人の目から見ると、少々奇妙な絵に感じるが、一度見たら忘れられない。春の桜、夏の朝顔、秋の富士山、雪降る冬景色。ちゃんと春夏秋冬、四季が描かれている。ゴッホはポスターや図録を見ている時には私自身そんなに魅力を感じないが、実物を前にすると圧倒される迫力というか何ともいえない不思議な力を感じる。色もさることながら筆遣いにも影響されるのかな。ロダン美術館の目玉の一つ。ジベルニーのモネの家にも、モネ自身のコレクションである浮世絵が多数展示されていた。ものすごく浮世絵に興味があったのね。

Guys and Dolls（1955 アメリカ）

スカイ・マスターソン　　　マーロン・ブランドサラ・ブラウン軍曹　　　　ジーン・シモンズネイサン・デトロイト　　　フランク・シナトラアデレイド　　　　　　　　ヴィヴィアン・ブレインBSプレミアムで放映されたのを録画しておいて観た。邦題の『野郎どもと女たち』より『ガイズ&ドールズ』のほうがピンとくる。映画版のスカイはマーロン・ブランドだとは知っていたけれど、歌って踊るマーロン・ブランドを観ると不思議な空気感（笑）　マーロン・ブランドというと、どうしても苦虫潰した恐ろしげなゴッドファーザーの顔が浮かんでしまうから、爽やかに（少々重厚に）ラブソングを歌っているのを観ると、彼にもシュッ！とした二枚目の時代があったのね〜と思ってしまった。（そりゃ若い時からスターなんだからあるな）ゴッドファーザーはかなりの老けメイクをしてるそうだけど。吹き替えを使わず歌は自らが歌ってて、少しだがダンスシーンもあった。歌はかなり頑張っていたけれど、本職のシナトラを差し置いて、『Luck be a Lady』（女神よ今夜だけ）を歌うのは勇気がいっただろうな。この前年にアカデミー主演男優賞をとってて押しも押されぬトップスターといえど、歌はシナトラでしょう。映画後は、『Luck be a Lady』はシナトラの持ち歌になって、現在のラスベガスの噴水ショーでもシナトラの歌声で流れている。ミュージカル的には『Luck be a Lady』の場面が一番盛り上がるはずだが、そこよりも、サラとハバナへ行った後半の場面が印象に残ったのは、演技派俳優のスカイだったから。30歳くらいで少し頭のラインが後退しているのが気になるけれど、「欧米系は禿げてもセクシーなんだよ」と娘が言うのが納得できた。やっぱりセクシーだわ〜シナトラがスカイ役をしたがったそうだけど、いくら歌が上手でもスクリーンでこのセクシーさは出なかっただろう。ゴッドファーザーしか知らないから、マーロン・ブランドの若い頃の作品を借りてみたくなった。　赤い救世軍の制服がよく似合うジーン・シモンズ、誰かに似ていると思いながら観ていたら、オードリー・ヘップバーンに少しヴィヴィアン・リーの面影を足したお顔だと気づいた。この時代の女優さんってほんとに綺麗だわ。大地真央さん主演と紫吹淳さん主演の宝塚版を観たのでナンバーに馴染みがあり、場面の比較が出来て楽しめた。スカイとサラのラブソングが映画独自のものだったのと、シナトラにナンバーを増やしたんじゃないかなと思われる曲があった。ギャンブラーの面々は宝塚版よりも〈おっさん度〉が高く、マーロン・ブランドのみが若くてカッコいいだけだが、ああいう脇役のおっさんは味があって歌えているのでいい。「歌って踊るマーロン・ブランド」という珍味なスパイスが効いた古き佳き時代のミュージカル映画で楽しめた。（1955年　アメリカ）

楽しみにしていたディナー（'16初夏アメリカ旅行記 ９）

楽しみにしていたセドナのオーベルジュでのディナーフェニックス到着がゆっくりめだったのでディナー開始を遅めにしたら、レストラン内のテーブルはほぼ埋まっている状態。川沿いの雰囲気のいいレストランだが、全体の写真を撮ることは控えた。４コースディナーでオーダーした。ひと皿めla belle farms foie mousse　　　chocolate 'bark', fermented mushroom, duck crackling, apple甘いものとの相性がいいフォアグラだが、チョコレートとの組み合わせは初めて。ほのかにチョコの香りがするだけで、こういう組み合わせもアリだな〜と思えるお料理だった。smoked veal cheek　　　　sunflower risotto, garden carrot, apricot, celeryリゾットの上にのっている子牛がナイフを入れるとほろほろと崩れるくらいやわらかく仕上がっていて、美味しかった〜　しっかり濃厚な味で、赤が合う　ここ数年の中でMyベストのひと皿だった。感激した。arizona pine-smoked venison　　celeriac, blackberry, smoked cheese, barbecue onion, barleyお肉の次にお肉をオーダ—した。よほどお腹が空いていたのだろう（笑）スモークされた鹿肉。野趣あふれる鹿肉だけど、色々なハーブをまとっていた。これも良かった。量も見ただけで圧倒されてしまうアメリカンではなく、最後まで食事を楽しめるのがいい。chamomile pavlova　　meyer lemon, red berry, pistachio, honeycomb店内が暗くて写真が不鮮明でわかりにくいが、デザートの色あいは華やかだった。ここで１点だけミス。エスプレッソがぬるかったの。ダンナが即「冷めてる」と言って交換してもらった。４コースディナーでひとり90ドル（チップ別）。エスプレッソの件だけ残念だったが、大満足のディナーになった。

パンケーキ、どぉーん！（'16初夏アメリカ旅行記 11）

朝食はディナーと同じ川沿いのレストランで人が少なかったのでレストランの写真を撮った。テーブルには木漏れ日が差し込み、陽の光でキラキラっと小川の水面は輝く。ゆったり心地よい。「それ頼むんだ」とダンナは苦笑しているが、アメリカに来たからには一度はお姿を拝見しないと。パンケーキ、どぉーーん！全粒粉のパンケーキで、ピーカンナッツとバナナがトッピングされていた。おいしい　でも、量が多すぎ。（想定内だけど）食後はクリーク沿いへお散歩した。緑が目に眩しい。ダンナは昨年と同じように鴨さんと遊びたかったようだが、鴨さんは朝のお遊びタイムを終了していたようで、逆側の川岸でおくつろぎ中。別のゲストの相手をしてお腹がいっぱいだったのかもね。さぁて、名残惜しいがチェックアウトしよう。

神戸みなと温泉 蓮

阪神高速神戸線の京橋出口からすぐ、神戸港に突き出ている突堤に建っている「神戸みなと温泉 蓮」テレビで取り上げられているのを見た母の希望で泊ることにした。ハーバーランドにあるホテル・ラ・スイート神戸と同じ系列で、「小学生未満のお子様の宿泊はご遠慮ねがいます」のお宿だ。宿泊棟と日帰り温泉棟があり、宿泊するとどちらのお風呂も行き来自由。広さは日帰り温泉のほうが広く浴槽の種類は多いが、宿泊棟のお風呂からは神戸の海を眺めながら入ることができる。ただ宿泊棟のほうは洗い場の数が少ないので、先に日帰り温泉に入り、後で宿泊棟でゆっくりというほうがいいかも。キーがリストバンド式で、日帰り温泉棟との出入り、食事時の飲み物のチェックはそのリストバンドを使う。リストバンドは何だかなぁ〜　と初めは思ったが、ここのターゲットは近隣からのお客、特に熟年層を狙ってそうで、年齢が上がってくるとリストバンド方式のほうが便利かもしれないと感じた。合理的かもね。標準の客室。50平米の和洋室で定員は４名。ベッドはシモンズで、ベッド横には化粧台がある。３名以上になると、和室にお布団を敷く。立杭焼きの器があり、兵庫色を出している。これはな〜　どうして冷蔵庫をこのタイプにしちゃったのかしら。神戸だから美味しいスイーツを買ってくることも多そうだけど、これじゃ冷やせない。一番下に空きスペースはあるけれど、これじゃねぇ、、、でも価格はキリン一番搾り350ml缶で300円と、こういう場所にしてはまだ良心的なほう。洗面台はダブル。クレンジングや洗顔料など、ポーラのものが一式揃っている。使わなかったが、部屋にも浴槽はある。アサインされたのはメリケンパーク側で、話題になったクリスマスツリーが目の前にど〜んっとあった。テラスは10平米あって広いけど、座って過ごすにはまだ寒い。関西はこういう外で気持ちよく過ごせる季節は短いのよね。夕景は刻一刻と変化するので見ていて飽きない。昼景も、夜景も、存分に楽しめて、眺めでかなり満足度が上がった。山のイカリと神戸市のマークの光も見えた。食事は朝夕どちらもビュッフェで、メリケンパーク側に面したお食事処でいただく。（部屋のカテゴリーが上がると、部屋食プランもあるみたい）お食事処入口には、地元灘五郷の蔵元の酒樽があった。ビュッフェはズワイ蟹イベント中だったので、カニを食べた。カニ好きの母はこの３倍を幸せそうに食べていた日本海側で食べるようなカニというわけにはいかないが、ビュッフェのカニとしては平均値以上で合格。次期またこのイベントがあったら来たいなと思えるものだった。客室の家具などのしつらえは標準的で高級感は漂ってはいないがすっきりとしていて清潔。洗面台まわりの備品はしっかりと揃っていて不満はない。食事のビュッフェの品数は多い。意外なことにワインの品揃えが豊富で、モンダヴィやケンゾー・エステートなどカリフォルニアワインが充実していた。でも、ビュッフェでそこまでのワインをオーダーしないからなぁ。それはこっちの都合か従業員の皆さんの接客は明るく丁寧なのが好印象だった。若い人が多く、かなり教育をしっかりなさっていると見受けられた。ホテル・旅館の接客のころ合いって難しいよね。居酒屋みたいに元気すぎてもいけないし、「すみません、すみません」と常に恐縮モードでもお客は疲れちゃう。ここはちょうどいいくらいにまとまっていたと感じた。場所は新港第１突堤で、三宮から１kmちょっと。三宮駅横からシャトルバスが運行している。（１枚目の写真のバス）付近にはコンビニはなく、一旦お風呂に入ってしまうと出るのは億劫になる場所だ。国道２号線の京橋交差点まで400mほどしかなく、そこを越えれば神戸市立博物館やオリエンタルホテルのある居留地区で賑やかめになり、中華街まで歩けないこともないが、京橋交差点までの400mが港特有の何もない道。連れに男性がいるならどうってことはないが、女ひとりだと夜はイヤかな。温泉入ってお腹いっぱいになったら、の〜んびりするスタイルがいいだろう。　　　　神戸みなと温泉 蓮　　　　　　　　神戸市中央区新港町1-1

ドイツ・クリスマスマーケット大阪2018

新梅田シティのクリスマスマーケットに行った。11月16日からスタートしている気の早いクリスマスマーケットだ。キリスト降誕の情景　－クリッペー　童心に帰ってカルーセルに乗るのも楽しそう。ヒュッテを覗きながら歩くのが楽しい。まだ世間はクリスマス気分ではないので、食べ物のヒュッテに行列がなく、何をするにもストレスがかからない。12月になるとぐっと人出が多くなりそうね。グリューワインで温まって、マーケット内をぐるぐると何周もした。サンタさんの手にはビールくるみ割りの兵士は、今年も捕虜状態(爆)今年の開催は12月25日まで

琵琶湖ホテル

大津市琵琶湖畔にある琵琶湖ホテル柳が崎にあった以前のクラシカルな琵琶湖ホテルには泊まったことがあるが、浜大津のこの場所に移転してからは初宿泊だ。車寄せは２階で、１階は駐車場になっている。チェックイン手続きは混んでいて少々待たされた。個人旅行のインバウンド様が多そうだ。予約していたのは、デラックスフロアLuminaツイン 40平米のお部屋窓際のソファエリアがゆったりととられている。冷蔵庫の中には何も入っていないので、私物が冷やしやすい。無料のミネラルウォーターが２本セットされていた。バスルームは洗い場付き。シャンプー・コンディショナー・ボディソープは据え置きで、ブランドはローラ・アシュレイ。いい香りだった。ここは温泉大浴場があるので、部屋のお風呂は使わない人が多いかもしれない。洗面台はシングル。使い捨てスリッパ、消臭スプレー、加湿器あり。ここでの一番の楽しみは、ソファでゆったりと座り、琵琶湖の景色を眺めること。全室レイクビューなので、どの部屋からも琵琶湖を眺めることができる。最近の母との旅は、お部屋滞在時間が長いので、眺めは重要なポイントになっている。あと重要なのはお土産ショップ(笑)琵琶湖ホテルのお土産ショップは、規模は小さいながら品ぞろえが充実していた。ショップの前には、滋賀のスターのパネルが。T.M.Revolutionの西川貴教さん。ド派手が似合う西川さん、裏地レインボー、タイもレインボー、頭もレインボー。朝ごはん食べて部屋に戻ったら、部屋からもレインボー。虹が地面につくあたりに、1934年(昭和9年)建築のレトロな建物、以前の琵琶湖ホテルが見えた。今は「びわ湖大津館」という名で再利用されており、レストランやイングリッシュガーデンがあって、結婚式披露宴もできるそうだ。前日は花が飾られていたレセプション前が、お雛様にチェンジしていた。大津は京都に近いけれど、親王さんは向かって左ですのね。ゴージャスではないけれど、気軽にリゾート気分を味わうことができるホテルだった。　　琵琶湖ホテル　　　　　滋賀県大津市浜町２−４０

東府や Resort&Spa-Izu（'19.12月 家族集合４）

伊豆でのお宿は５年前に母と娘の３人で泊った吉奈温泉の『東府や Resort&Spa-Izu』。５年前の宿泊記はこちら　その１　その２前回の印象が良かったのでリピート宿泊だ。12月半ばだけど、ぎりぎり「日本の秋」を楽しめて良かったね、ダンナさん。館内に入ると大きなクリスマスツリーサンタさん、バレエダンサーなみに身体がやわらかいわね（笑）その夜にツリーのところで家族写真を撮ってもらった。今まであまり家族写真を撮ってもらうことをしなかったけれど、最近は撮ってもらうことにしている。というのも、母を見送る時に遺影にする写真の選択肢が少な過ぎて苦労したからで、母はたくさん旅行はしたのに、風景ばかりで自分が写った写真が少なかったからだ。洞爺湖のホテルのレストランでサービスで撮ってもらったポラロイド写真が偶然良いお顔で、服装も母らしい華やかなものだったので、それを選んだが、あれがなかったら大変だった。その経験から、自分たちの顔もいるんだ！　と思い直すようになった。ぶっちゃけ、自分の顔写真は免許証ぐらいしかないからさ。ダンナはともかく、私は伊勢丹写真室でちゃんとしたのを撮ろうかと考え中。ロビーのソファに座ってゆったりとチェックイン手続きをした。狩野川台風と似ているといわれた10月の台風19号の影響で、伊豆半島にあるこのお宿も被害を受け、２ヶ所ある露天風呂の１ヶ所が閉鎖（2019年12月現在）とのことで、館内で使える金券をいただいた。その金券分は、すぐに娘のスパ代に化けてしまった。まさに瞬殺お花が豪華に設えられているのがいい。ロビーのある玄関棟から本館への渡り廊下は、眺めが良くいい雰囲気だ。下を流れているのは吉奈川。狩野川の支流だ。アサインされたのは「若水」というお部屋で、渡り廊下から見えている灯りのともっているところが「若水」だった。川沿いのツインベッド２台のお部屋枕元にコンセントは便利。もうないほうが珍しくなってきたな。ここに座って川を見ながらのんびりするのもいい。洗面台にもお花が飾られていた。５年前は半露天風呂付きのお部屋だったが、今回は内風呂のみ。大きなお風呂へ行ったので、ここは使わず。食事については次回に。東府や Resort&Spa-Izu　　　静岡県伊豆市吉奈98

サフィール踊り子5号 ('20伊豆旅行１)

土休日のみ運行の、新宿発のサフィール踊り子5号に乗った。本当は東京駅発に乗りたかったが、サフィール踊り子に乗ろうと思いついたのが出発前一週間を切っていて、座席バラバラでしか取れない状態。じゃあ新宿発は？と、JR東日本のインターネット予約サービスの「えきねっと」で調べると、まだ余裕があった。それならプレミアムグリーンにも空きがあるんじゃないかと、自宅最寄り駅のみどりの窓口にダメもとで行ってみた。全席グリーンのサフィール踊り子は、普通のグリーン席はネットで取れるが、プレミアムグリーンはみどりの窓口に行くか指定席券売機での発売。グリーン個室はみどりの窓口のみだ。JR西日本の最寄り駅のみどりの窓口で、駅員さん3人がかりで対処してくれて、無事プレミアムグリーン２席をゲットすることができた。大きな駅じゃないからサフィール踊り子予約なんて滅多に来ないのだろう。私は希望列車を紙に書いてさし出しただけで、待っている間はずーっと黙っていたが、駅員さんたちはわちゃわちゃしてた。お手間をおかけいたしました。今年３月にデビューした新型車両のサフィール踊り子。人気列車のいい席をゲットできたので楽しみましょ。発車８分前に新宿駅に入線してきた。1号車に乗る。(紺碧の車体には人が映り込むので加工しています)サフィール(Saphir)とはフランス語でサファイアのこと。伊豆の青い海から、青い宝石ということね。ラグジュアリー感を醸し出すには“おフランス”よね～フランスで青で列車というと、 le Train Bleu 青列車を思い浮かべるわ。乗客にはガチ鉄ヲタさんの姿もちらほら。みんな楽しそうだ。1号車には網棚がないので、キャリーバッグを荷物置き場に置いてから席についた。新宿では満席ではなかったので、その時に座席の写真を撮るべきだったのに、乗った瞬間はキャッキャとはしゃいでいたのですっかり忘れてしまった。うちのモデルさんで接写を1枚シェル型座席で、後ろの人に気兼ねなくリクライニングできる。リクライニングさせずオリジナルポジションなら、座席ごと海側に斜めにすることが可能だ。座席配列は海側2席、山側に通路がある。とても快適な座席だけれど、シェルの部分がピカピカで、前列の人の姿がその前のシェル部分に映り込み、そこを見てしまうと前の人が何をしているかよく見えてしまう。自分の姿が後列の人に見えているということなので、ちょっと気にはなった。まぁバカな事をしていなければ無問題だけどね。天窓があり開放感があって車内は明るい。光が差し込んでも眩しくも暑くもないので、そういう高性能ガラスなんだろう。渋谷、武蔵小杉と停車し、横浜で1号車は満席になった。4号車はカフェテリアで、ヌードルを食べることができる。カフェテリア利用は時間制(20分)で区切られていて、あらかじめ予約しておくほうが良く、「サフィールPay」のサイトから列車名と席番を入力して事前決済で予約しておいた。私たちは13時20分から40分までの2巡目を予約していた。感染予防対策で予約数は減らしているとのこと。(撮った場所の景色悪すぎ。大失敗よ)海側カウンター席で景色を楽しみながらヌードルを食べた。ヌードルはミネラルウォーターが付いて650円(税込)。意外と言っては失礼だけど、好みのスープで美味しくいただいた。量は軽めだけれど、伊豆に行くと夕食は宿泊先でしっかりと食べることが多いのでちょうどいいだろう。ヌードルに重慶焼売2個(900円)、ヌードルにさざえ焼きおにぎり(1100円)、というセットメニューもある。セットメニューを食べてる人が多かった。食べ終わると小田原駅手前付近。カフェテリアの4号車に来るまでにグリーン個室の２，３号車を通過したので、空いてた個室を撮った。こんな個室で下田まで行ったら楽しいだろうなぁ。母の最後の時間に楽しみを与えてくれたユーチューバーのスーツくんの動画に、サフィール踊り子の6人用個室に一人で乗って楽しそうにしているのを見て無茶苦茶羨ましかったが、家族だと割り勘きかないのでね、プレミアムグリーンにした。熱海に停車し出発すると、次の伊東で下車するのでちょっと落ち着かない。終点の下田まで行きたかったなぁ。でもこの旅は、泊るホテルが最優先課題だったので伊東で下車。楽しい1時間51分の列車の旅だった。話題の青列車に乗ったので、赤列車(近鉄名阪特急「ひのとり」)にも乗りたいなぁ。

Happy Halloween!!

特急草津 ('20晩秋 草津旅行記 １)

♪くさつ グーテンプラッツぁ　アインマール　コメンジ～　どっこしょ18年前に他界した父がよく歌っていた、なんちゃってドイツ語まじりの草津節。もう40年以上前、家族旅行で草津温泉に行ったことがある。その当時の旅行の計画は父の担当。父は草津温泉のはずれの旅館を選び、湯畑から遠く草津気分を味わえなかったことを母はかなり根に持っていて、父が亡くなってからも、「湯畑に行きたかったのに～」と事あるごとに愚痴っていた。4年前くらいに母を草津に連れていこうかと思い、旅館を検索したことがあったが、母が好みそうな旅館は意外にお高く、検索するだけで終わってしまった。湯畑湯畑と言っていたので、連れて行ってやればよかったなと後悔のひとつになっている。娘が私に草津温泉の旅をプレゼントしてくれた。お母さんゴメンね。湯畑に近いお宿に泊まります。上野駅から旅を始める。上野駅のツリーはパンダちゃんが主役のアニマルバージョン。上野らしい頭端式ホームの14番線から発車する〈特急草津〉に乗る。14番線に行くと何やら人だかり。カメラをかまえている人が多い。えっ　何々？　特別バージョンの〈特急草津〉が来るの？と期待しながら近づいたら、皆さんの向いている方向が違う。皆さんが見ているのは13番線のほう。四季島ですやんあの有名豪華列車の〈四季島〉。1泊2日コース、2名1室利用でおひとり様370000円。一番下のカテゴリーでこの価格。まぁ乗る機会はないな。珍しい列車を見られて楽しい。私たちはこっち。651系電車の〈特急草津〉で長野原草津口駅まで行く。旅のお供を上野駅で買った。食べ終わったら大宮。高崎から日本橋まで細かく刻んで中山道を歩いたので、高崎線は馴染みがある。桶川だ、鴻巣だ、ふっかちゃんの深谷だ！　と車窓から景色を楽しんでいたらあっという間に高崎着。渋川から吾妻線に入ると速度はのんびりモードになり、上野から2時間24分で長野原草津駅に到着した。列車からはき出された乗客のほとんどが、駅前に待機していたJRバスに乗り込み草津温泉へ向かった。積み残しがないのは、特急の乗車率を見てバスを配車しているからだろう。ただ一組、私たちだけが駅前の吾妻川を渡ってレンタカー屋さんに向かった。とぼとぼと歩く女ふたり。晴れて良かったぁ～乗ってきた〈特急草津〉の車輛が橋からよく見える。駅から300ｍのトヨタレンタカーでスタットレスタイヤをはいた車をピックアップして草津温泉に向かった。雪が来る前の草津旅行記です。

帝国ホテル 東京

(泊ってからしばらく経っているので細かい感想はないが、泊った記録として)家族集合は帝国ホテルで。本館デラックスツインを予約していたら、インペリアルフロアのデラックスツインにアップグレードされていて、エレベーターから出ると着物姿のスタッフのお出迎えがあってビックリした。42平米のツインルームにエキストラベッドで3人仕様に。家具の質感がいい。グラス類の種類も十分だ。チェックイン後にスタッフがおしぼりを持ってきてくれた。バスルームは洗面台とトイレが同室で、お風呂は洗い場付き。アメニティはたっぷりと。シャンプー類はAYURAのもの。久しぶりの都内2連泊。ちょっと立ち止まって思案顔をすると、すかさずスタッフさんが声掛けしてくるのは、ホスピタリティあふれる接客だと感心した。面倒に感じるほどのド丁寧さでもなく、ちょうどいい塩梅なのが気持ちがいい。ちゃんと「人見て法を説け」の接客をなさっている。また泊まりたいホテルだ。帝国ホテル 東京東京都千代田区内幸町1‐1‐1

「モネ 睡蓮のとき」〈京都市京セラ美術館〉

「埼玉県民の日」にぶち当たって上野では挫折した「モネ 睡蓮のとき」を観に、京都市京セラ美術館へ行ってきた。前回の上野での反省を生かして前売り券を購入していた。京都までの遠征だと天気のいい日に来たいので期日指定券はイヤだけど、人気のある展覧会はそうも言ってられない。開催直後なのでそんなに混雑しておらず、ゆっくりじっくりと鑑賞できた。苦労せずに最前列で絵を観られると満足度が高まる。クロード・モネ(1840-1926)の晩年、1910年以降の作品が中心となっている展覧会だ。撮影可の展示室が１室あった。《睡蓮》1916-1919年ごろポスターやフライヤーに採用されているこの展覧会を代表している絵。《睡蓮》1916-1919年ごろ晩年、年齢のこともあって白内障による視力低下に悩まされていたモネ。それは画風に影響する。軽やかさのあるパステルカラーから重厚なタッチへ。一番印象に残った絵はこちら。《睡蓮の池》1917-1919ごろイエローがきいている睡蓮の池だ。あと、藤の花の絵も良かったな。美術館内部の意匠が素敵だ。大きなガラス窓の向こうには東山連峰。モネだとグッズを買っちゃう。フェイラーのハンカチと缶が睡蓮のサブレ。雨は残念だったが、ゆったりとモネ作品を鑑賞できて満足な日になった。「モネ 睡蓮のとき」は6月8日まで開催される。京都市京セラ美術館 京都府京都市左京区岡崎円勝寺町１２４

[門真市] 河内れんこん

大阪府自治体巡り2周目、門真市のテーマは「河内れんこん」。(1周目のテーマは「Panasonic」)「河内れんこん」が「なにわの伝統野菜」に認証されたのは2024年。水はけの悪い門真の辺りはれんこんの栽培が盛んだった。れんこんを買おうとスーパーで見ると茨城産か徳島産のことが多く、大阪の伝統野菜だが私の住んでいる泉州のスーパーでは見かけない。門真に来てスーパーを2軒寄ったが見つけることはできず、もしかしてあそこなら？　と思い、ららぽーと門真の地元産を多く扱っているショップ(「旬の駅」)へ行くとあった！天ぷらにしてみると、ねっとりとした粘り気を強く感じた。門真には地元産の「れんこん」をスイーツに取り入れているショップがある。京阪〈古川橋駅〉から徒歩5分のところにある『エール・ブランシェ』。「門真菓子」というものを買ってみよう。『はすねロール』クリームの中にはレモンシロップに漬け込んだレンコンが入っていて、シャクシャクとした食感がある。こちらはパイ。大阪産のレンコンパウダーが入っているパイだ。他にレンコンの焼酎もあるようだが、今回は見つけることはできなかった。​​ふるさと納税すると手に入るのね。農産物直売所 旬の駅 ららぽーと門真店大阪府門真市松生町１−１１ ららぽーと門真 パティスリー　エールブランシュ大阪府門真市石原町１−１

[羽曳野市] 誉田八幡宮

大阪府自治体巡り2周目、羽曳野市のテーマは「古墳とお宮さん」。(1周目のテーマは「竹内街道」)近鉄南大阪線〈古市駅〉から徒歩10分のところにある誉田八幡宮応神天皇を主祭神として、すぐ横にある応神天皇陵の御陵祭祀を行ってきたお宮さんだ。臨時駐車場の広さから、周辺の人々の信仰が厚いお宮さんと見受けられた。お正月はかなり混雑するのだろう。境内の一角にはお稲荷さん。拝殿右手奥のほうへ歩いていくと、石橋の放生橋がありその向こうには森。森は「誉田御廟山古墳（こんだごびょうやまこふん）」、応神天皇陵だ。世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」に登録されている、大仙古墳に次いで第2位の規模を誇る巨大古墳。“巨大古墳あるある”で、ここからでは偉容さは感じられない。(大仙古墳は気球がスタートしたので上から見られるようになった)誉田八幡宮は御陵の後円部に接していて、神事の際はこの放生橋を渡っていたが、現在は老朽化のため、横の道を通っているそうだ。老朽化以前にどうやって渡るのか不思議になるくらい急な橋だ。南大門誉田八幡宮大阪府羽曳野市誉田3丁目-2-8

ゴッホとゴーギャン展〈東京都美術館〉

まだ黄葉している樹を見ながら東京都美術館へ。『ゴッホとゴーギャン展』を観てきた。この２人の組み合わせは興味深く、是非とも行きたかった展覧会だった。アルルでの２人の共同生活はわずか２ヶ月間。共同生活は、例の“耳たぶ事件”で終止符が打たれてしまう。あまりに有名な出来事で、そこに注目してしまい、どうも歪んだ見方をしてしまいがちだが、ゴッホのキレっぷりに、まだまともな神経だったゴーギャンが呆れてついていけなかったということなんだろう。アルルでの共同生活が始まる頃の作品で、〈収穫〉が題材の、右がゴッホ、左がゴーギャン。ゴッホのは生きる気力があり、精神の安定が感じられる。画家の共同体を作りたいと希望に溢れていたからだろう。ゴーギャンはアルルの収穫の場面にブルターニュの女性を配置して、イマジネーション豊かな作品を描いている。ゴッホは自分にはないゴーギャンの想像力に惚れたんだろう。天才を見出すのは天才にしかできない、、、そこにLOVEがあったのかなかったのかは、ご当人にしかわからぬことで、後世の者が面白おかしく述べるべきではないけれど、ゴッホには「あった」と思うほうがいいなと感じる。切ないけどね。会期終盤とあって、平日でもかなり混雑していた。東京都美術館では今月１８日まで。その後、愛知県美術館で来年１月１３日から開催される。

京都ホテルオークラ

１１月の紅葉ライトアップを楽しんだ時に泊ったお宿は、京都ホテルオークラ。娘と京都に行く用事があったので、どうせなら泊りたいなぁ〜とホテルを探しはじめたが、ちょうど紅葉最盛期の週末で、泊りたいクラスのホテルはビックリな価格ばかり。ビジホでも３万越えが当たり前。正直、リッツカールトンの十ウン万より、アパホテルとかの高騰っぷりのほうに驚いた。紅葉の京都恐るべし。日帰りしようかとあきらめかけていたら、直前に妥協できる価格がポツポツ出てきたので、オークラに決めた。御池通りと河原町通りの交差点角、地下鉄東西線〈京都市役所前駅〉直結で、便利のいい場所にある。スタンダードツインを予約してたら、少し広めのコーナーツインにアップグレードされた。札幌のメルキュールに続き、最近UG運がいいみたい。コーナーツインは２方向に窓がある横長の部屋。テレビのある家具が仕切りになって、リビングエリアとベッドエリアが区切られているようになっていて、広さはそれほどではないが居心地が良かった。ランチをUSJで食べたきり、ライトアップの紅葉を見るのに忙しく夕食をとる暇がなかったので、ルームサービスのサンドイッチとチーズでゆったりとくつろいだ。バスルームは、洗い場付きタイプで使い勝手がいい。最近はこのタイプが増えてきた。洗面台はあっさりタイプだが、変に凝っているより普通のほうが使いやすい。バスソルトもあり、アメニティ類は十分だった。部屋からの眺めは、西側の河原町通りと、北側、高瀬川一之船入りあたり。駐車料金はチェックイン時から翌日15時まで無料。紅葉で市内が混む時期はこれが助かった。チェックアウト日は車はホテルに停めておいて、市内の移動は公共交通機関を利用した。15時から１時間以上オーバーして出庫したが超過料金は請求されず、そのあたりの対応はポイントが高かった。　　京都ホテルオークラ　　　　　　京都市中京区河原町御池

ブライトエンジェルポイント（'16初夏アメリカ旅行記 16）

ロッジの部屋に荷物を置いたら、車でビューポイントへ出かけた。マーサポイントと同じく、ラスベガスからの日帰りツアーで必ず訪れるブライトエンジェルポイントへ行った。↑写真の左端に写っているのはお土産物屋さん兼展望台。土産物コーナーをぬけて外に出ると、絶景が広がっている。右のほうへ視線を移すと、岩場の上に有名なホテルの建物が見える。グランドキャニオン国立公園で一番高級なEl Tovar Hotel。エルトヴァーホテルには昭和天皇ご夫妻も宿泊されたそうだ。「あそこが良かったなぁ」とダンナはつぶやいていたが、予約をゲットするのが至難の業で、いつ見ても満室状態だそうだ。私たちがグランドキャニオンの宿を探し始めた３ヶ月前なんかに空室があるようなホテルではない。立地は最高だが、全ての部屋がキャニオンビューというわけではないようだ。泊れないけど、ロビーだけでも見学してきたらよかったわ。

イルミ☆立教大学

ラッシュ時間帯のJR池袋駅で、人の流れに振り回されつつ『西口』だけを目指して歩き、立教大学までやってきた。あら、素敵JALの機内誌に載っていたので来てみた。厳かな気持ちになるイルミネーションだった。

祇園きなな

紅葉ライトアップを見に行った時に立ち寄ったお店は、西花見小路にある、アイスクリームショップの祇園きななさん。有名店だけど、よく見なかったら何屋さんだかわかりにくいのは祇園クオリティー。１階はスタンディングで、２階はカウンター席とテーブル席がある。私は〈できたてきなな〉をオーダーした。きなこ味で、優しいとろけるような食感。美味しい娘は〈きななハポン〉。白玉、わらび餅が入った和風のパフェ。こちらも美味しかったようだ。　　祇園きなな　　　京都市東山区祇園町南側570-119

ドイツ・クリスマスマーケット 大阪2016

東国へ戻る娘に最後に梅田でたかられ（ーー；）、JR大阪駅の改札でバイバイしてから、近いので寄り道した。空中庭園のビルのところでやっている『ドイツ・クリスマスマーケット 大阪2016』たかられた直後で買物する気力がないので、雰囲気を楽しむだけ。空中庭園が外国人観光客に人気なので、ここでも楽しそうにしている人々多し。マレー系の人かな、頭にスカーフをかぶっている女性たちが目を輝かせてカメラを構えていた。こういうノリなら世界も平和でいられるのに、、と思った瞬間だったが、海外旅行に来ている人たちってお金に困っている人じゃないからなぁ、気持ちに余裕があり、色んな文化を見てみたい！という好奇心がある人達だろうから。食べるのに困っていたら、「気持ちの余裕」なんて生まれないよな。写真を見ると、買ってくればよかったなと思っちゃうノンアルのグリューワインだけは飲んできた。このイベントは12月25日まで

グランドキャニオンのロッジ（'16初夏アメリカ旅行記 15）

マーサポイントでグランドキャニオンの景色を楽しんだ後、予約していたロッジ、Yavapai Lodgeにチェックインしに行った。国立公園内にあるYavapai Lodgeチェックイン等の手続きをするのはマーケットプラザにあるこちらの建屋で。宿泊棟は広い敷地に点在しているので、マーケットプラザの駐車場に車を停めたら荷物は出さずに手ぶらで手続きに行く。予約していたのは新しいほうのイーストエリア。チェックイン時に聞かれたのは、「2階でもいいか？」ということ。宿泊棟は低層で、2階の場合階段のみなので、スーツケースを持って階段が無理な場合は１階をリクエストにあげておくほうがいいだろう。リクエストが通るかどうかは時の運。うちは男手があったので2階でOKした。チェックイン完了後、敷地内の地図をもらって車で移動する。カートで送ってくれるなどのサービスはないので、車がない場合はかなり大変そうだ。公園内巡回バスは走っているけれど、ロッジの敷地内に停留所が多くあるわけではないので、荷物を持っての移動は難儀しそう。レンタカーじゃない場合はここに泊るのは避けたほうがいいだろう。それと、暗くなってからの到着も避けたほうがいい。真っ暗になってしまい、案内板が親切ではないので、車でも自分の棟に行き着くのに苦労しそうだ。アサインされたのはマーケットプラザから一番近い棟だった。　ラッキー！階段は緩やか。飛行機で〈HEAVY〉のタグがつくほどじゃないなら、それほど大変な階段ではない。（でも、旅先でのぎっくり腰には注意よね）建物外観から想像したよりも部屋はイケてる。清潔で落ち着く内装のお部屋。キングベッドは大きい。客室内は普通のホテルと同じで快適に過ごせた。バスルームはバスタブ付きシャンプー類は頑丈に拘束されている（笑）洗面台のソープも同じく（爆）〈GRAND CANYON〉という銘柄なので、記念に持って帰られちゃうのかしら。窓の外にはふつうに野生動物がいる。奈良公園の鹿よりかなり大きな鹿がうろうろしていた。マーケットプラザから近い棟で「ラッキー！」と思った理由は、客室内はネットが使えず、受付棟にしかWi-Fi環境がないから。ダンナが昼寝して暇になったら、スマホ片手に受付棟に行き、ついでにすぐ横にあるスーパーを見に行ったりした。夜の受付棟星が降ってきそうなくらい空一面に煌めいて幻想的だった。宿泊プランには朝食が含まれていて、受付棟にあるレストランで食べた。プランに含まれるメニューは１種類で、フルーツ・ヨーグルトのみ選択。私はフルーツを選んだ。卵とイモの量がはんぱな〜い。ラスベガスまでの長距離移動日なのでしっかりと食べた。受付棟のあるマーケットプラザには、その名のとおりマーケットがある。何でもそろうスーパーで、サンドイッチ類のデリのコーナーもある。部屋で食べられるものが多くあり、スペアリブやローストチキンが小分けの袋に入ってウォーマーで温められていた。サラダも充実していたので、このスーパーのもので部屋食して十分に過ごせる。特にウォーマーを使っているのはいい。お部屋に持って帰って温かいものを食べられるのは幸せだ。ビューポイント横にある立地ではないので、絶景ポイントまで車かバスで移動しないといけないのがマイナスポイント。それゆえ国立公園内では予約が比較的取りやすいロッジだ。　　　Yavapai Lodge                  11 Yavapai Lodge Rd, Grand Canyon Village, AZ 86023

チャングマ～　　《昌徳宮》

連続ドラマはめったに見ないが、ただ１本だけ欠かさず見ているのが『宮廷女官チャングムの誓い』日本語吹き替え版を何本かとびとびで見たことはあったが、第１回を原語で見て、娘と二人ではまった。そしてこのごろは特にミン・ジョンホがツボなのだ。ファンになったというのではなく彼の存在がおかしくてたまらない・・もうおそろしく純愛すぎてだまって見ていることができず、娘と二人で突っ込みまくり。テーマ曲が流れ『大長今』の文字がでると「ふっ」と不気味に笑う娘。確かにハン尚宮が亡くなった時は涙腺も緩んだ。が、ミン・ジョンホがでてくると笑いがこみあげてくる。チ・ジニさんが真剣に演じれば演じるほど母子二人は笑いの渦の中に・・・どう考えても韓国ドラマの見方を間違えているような気がする。ドラマの影響もあってＧＷにソウルに行き世界遺産「昌徳宮」へ。ここは木曜日以外はガイドツアーに参加しなくてはいけないので１０：３０スタートの日本語ツアーに参加した。庭園の秘苑で「ここで『チャングムの誓い』のロケがありました～」とガイドさんほぉ～ヨン様のロケ地巡りツアーに行ったお姑さんを小ばかにしたことを激しく反省した