ユーラシア大陸を旅する

カイロ3

カイロ3

5月3日

　色々考えた末、アフリカはやめてヨーロッパに向かうことにし、一旦、トルコのイスタンブールに戻って、そこからブルガリアに入ることにした。

　最初は飛行機でイスタンブールに戻ろうと思っていたが、一緒に行く友達たちと話していたら、また陸路でヨルダン、シリアを抜けてトルコに戻ることになってしまった・・・。

　またシリアのビザが必要なので、日本大使館やシリア大使館などに行って手続きをしなくてはならない。

　宿に戻って、「今日はステーキを焼く」と言ったら（シェアめし）１０人も集まってしまい、牛肉と米を2Ｋｇずつ買い、キッチンでひたすら肉を焼き続けた。

5月4日

　朝、日本大使館に行き、レター（シリアビザ用の書類）を受け取る。一緒に行くタカシ君がパスポートの更新手続きをする。と言うのも、イスラエルの出入国記録がパスポートにあれば、シリアには入国できないのだ。

　僕はイスラエルで、別紙（パスポート以外）にスタンプを押してもらったが、彼は別の国境を通ってきたので、スタンプが押されている。だから、シリアに行くにはパスポートを変えなくてはいけないのだ。外国はややこしい・・・。

　ちょっと時間がかかり、シリア大使館には行けなかったので、街を歩く。イスラム地区にあるスヴェーラ門からスルタン・ゴーリーのマドラサなどを見学。

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*シーシャ*

　ガーマ・ホセイン（モスク）の中でちょっと昼寝してから、ハン・ハリーリの市場に行く。シーシャ（水パイプ）など、色々なものが売られている。

　夜はタカシ君が作ってくれたハンバーグを食べる。かなり美味しかった。

5月10日

　昨日、やっとシリアのビザが取れた。余分な荷物も日本に送った。ダハブで取得したダイビングのライセンスの書類もPADIに送った。

　昼過ぎに古着屋に行って、冬の間着ていたダウンジャケットも売り（２０￡Ｅ＝約３６０円）、最後のコシャリ（エジプトの国民食）を食べた。

　これで、出発の準備が出来た。タカシ君が買いに行ってくれたバスのチケットは今日の夜、１０時３０分発だ。

　夕方、宿で最後のマージャンを始め、ぎりぎりまで打ちすぎて、慌ててバスターミナルに急ぎ、ヌエバ行きのバスに乗り込んだ。

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