ちっちゃなお部屋

ちっちゃなお部屋

筋電図 (神経内科でしたこと)




平成19年3月下旬に私は、市内の総合病院の神経内科にたどり着いた。

まず、整形外科の時と同じように、問診があった。
整形外科で、毎週・毎週、念仏のように答えていたお決まりパターンの症状を伝えた。

「足首のくるぶしの一部を触ると、そこからしびれが下に走って、足の甲で痛みが起こります。くるぶしの一点を触るとそうなるんです。そこを触らなければ何も起きません。ただ、寒い時は、そこが痛くなります。」

医師は、まず、その私が「触ると痛くなる一点」はどこ?と尋ねた。

そこを示すと、反射を調べる時によく使う、トンカチ(持ち手が木?で、九ろいろの三角形のゴム製の叩く部分が上部についている)で「こちん」とそこを叩いた。
まさか、叩かれるとは思わなかったので、びっくりした。
というか、
痛みの余り跳ね上がってしまった。

私の反応に医師もびっくりして、「ごめんね。」と謝ってくれた。

(あの一件があったから、結局4週間に1度の診察の際に、医師は、その「点」を触診しなくなったのだと思う。というか、私自身「触らないで!」と嫌がったのもいけなかったと思う。)

問診をしながら、血圧を測る。

取り合えずベッドに横になって、関節の反射の検査をした。
さっきのトンカチで関節を叩くと、意識に反して無意識で「ぴょこぴょこ」関節が反射する。

反射は、異常なしだった。

家族歴を聞かれた。

家族で神経系の病気を患った人はいませんか?というのだ。
これって、遺伝的なものなのぉ~?
と思いつつ、血族(もちろん自分の両親・兄・父方母方の祖父母・兄妹)にいないことを告げる。

自覚症状もいつからかも告げる。

整形外科で飲んでいた薬も告げる。


医師は、人間ドックとか行っていますか?と聞く。
行ったことがない、と答えたら、今度健康診断でもいいから機会があったら受けるようにと言われた。

(その後、同年の9月に、地区センターで実施された健康診断を受けたが特に何も問題はなかった。)


神経内科は、4週間に1度通院した。

処方された薬は
1.メチコバール錠500μg (ビタミンB12 末梢神経障害を改善する薬)
2.ユベラNソフトカプセル200mg (末梢神経を改善する 血行を良くする)

3.リボトリール錠0.5mg (けいれん発作を抑える 痛みを抑える)

以上3種だった。
メチコバールとユベラNは、毎食後飲み、リボトリールは、当初朝1錠だったが、すぐに寝る前1錠に変更となった。
(なぜなら、リボトリールを飲むと、もの凄い眠気が襲って日常生活がままならなくなったからです。)




「筋電図」
神経内科に通院した最初の時に、「筋電図」を一度だけ取った。

「筋電図」は、院内の検査室で、技師が計る。
予約をしていつだったか午後に1時間弱した。
足に電極を付けて、いろいろな神経に電流を流し、その反応(伝達速度)を調べるらしい。

これ又、カエルの実験のようで、自分に意識なく電流が流れると足がびくんびくんと動く。

ただ、一点の神経の部分に電極を置くと、足がびくんと反応しなかった。
不発?というか、途中で、「パツン!」と線香花火が消える感じがあった。
その「パツン不発」の時に、技師の人が(二人いて先生と弟子???)、弟子?に「これの反応の波が、違うのわかるかい?」と説明していた。

耳をダンボに聞いていたので、何か1本おかしな線があるのだと思った。

後日、神経内科で筋電図の結果を聞いた。
感覚神経の一本の伝達速度が若干遅い
そうです。
ただ、支障をきたすほどの遅さ、問題視する程度の遅さではなく、「許容範囲の遅さ」と言われました。

何かの原因で、感覚神経のその痛みを感じる部分(足首の上あたり)が「ねじれている」のか「細くなっている」のだろう、という所見でした。

方法は薬を飲んで、現状維持の対処方法を勧められました。
足に負担がかからない生活をするように、と言われました。
「人間本来は、歩くことが大事と言われますが、この場合は、できるだけ歩かないで下さい。」
と言われました。
(確かに、長距離歩くと足首が痛くなります。)

普段歩く場所を、車や自転車で行くように、と言われました。
家庭内での歩行などは、制限できないので、通常通りでいいと言われました。

ただ、必要以上の歩行は減らすように、と言われました。

それと、もしかしたら、いずれは、車椅子などの使用をするようになるかもしれない、ということも念頭に入れて下さい、と言われた。
そうならないためにも、足に負担のない生活を心がけるように、と言われました。

余談ですが、

あの時医師は言った。
「まあ、折を見て、また、筋電図検査をしましょう。」

私は、その「折」をずっと待っていたけど、結局二度となかった。

今も思う、なんで?って。


結局、神経内科で、特にしたことは、通院当時の「筋電図検査」と、薬を飲み続けることによる体の反応の血液検査(これも1度だけでした)でした。
どれも、通院し始めた1か月以内の出来事だと記憶しています。

それ以降は、

ただひたすら
4週間に1度通院して、
血圧を測ってもらって、問診して、薬の処方箋をもらう、
この繰り返しでした。

診察の時に、「前の整形でレントゲンは撮ったんだっけ?」というのも2,3回聞かれた気がする。「何も写っていませんでした。骨に異常はありませんでした。」とその際答えていた。
「その後整形外科には通っているの?」とも聞かれたことがある。
それってどういう意味なのかな?って思った。
だって、整形外科で「分からない」と言って、お手上げ(?)になってこちらに紹介されたのに、そのお手上げになった病院に何でもう一度行っているかと聞かれるのかな?と思った。
あの時、「それってどういう意味ですか?セカンドオピニオンを示唆しているのですか?」と思った。思ったけど、口に出さなかった。
やっぱり、何でも口に出して聞くべきでした。
特に指示をもらえない場合、もっと口に出すべきでした。
でも、総合病院の神経内科だから、きっと何か調べてもらえる、次回は何か展開があるって、期待しながら通院していました。


私は、ずっと、この繰り返しで、平成19年3月から平成20年の6月まで、本当に真面目に4週間に1度通院し続けました。


でも、一向に良くなりません。
痛みの軽減を感じたことはなく、どちらかと言うと、痛みは増すばかりです。

これでいいのかな?と思い始めたのは、平成20年の1月あたりからです。
症状が、ひどくなり始めました。


前のページへ
次のページへ


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: