そろそろクリスマスの準備・・・・
って言ってもプレゼントの準備なんですけどね。
毎年娘達には、それとなく嫁さんが欲しいものを聞いて
それを私が飛び回って探してくる・・・・
そんなことして、イヴに枕元に置いておくっていうのが恒例だったんですよね。
もちろんサンタクロースが持ってきてくれたってことにして。
クリスマス前の休みはそんな、プレゼント探しで費やしていました。
でもね、
そんな苦労して探してきたプレゼントも
しばらくすれば忘れ去られた存在になっちゃう・・・・。
子供だから仕方がない???
ここ数年、私はこんなでいいのかな?って考えていました。
サンタクロースがいつの間にか持ってきてくれる・・・
きっと世界中にはその日だけを待ってる子供達は沢山いるはず・・・。
しかしうちの子は
年に何回か、自分の欲しいものを買ってもらえるチャンスを持っています。
それぞれの誕生日や・・・じいちゃん、ばあちゃんから思わず・・・とか。
もらえるものの金額は小額でも・・・贅沢なのです。
ですからプレゼントをもらうってことに
どんな大事な意味が載せられているのか分かってない・・・そう思うんです。
昨日会社から帰ってくると
娘たちはお風呂に入っていました。
私もそのままお風呂に一緒にはいりました。
そうして以前から欲しいって言っていたクリスマスプレゼントの話しを聞きました。
娘たちは、 サンタさんはいつ来るんだろ、ちゃんとくれるよね~?
なぁんて話してます。
そうだな・・・サンタさんは当たり前に来るって思ってるんだ・・・
そこにはプレゼントをもらえる喜び・・を飛び越えて
それで遊ぶことしか感じられません。
いや、それでいいのかも知れませんけど・・・・
私はイヤなんです。私の娘には。
プレゼントには
渡されるものがいて、そして渡すものがいる。
渡す者は相手への思いをのせて
自分の苦労を省みないプレゼントを渡す・・・そういうものだと思いたい。
小学校も2年、5年になった娘達には
渡した相手がどんな苦労をして・・・思いをのせて
自分達にプレゼントを渡してくれたのかを考えて欲しい・・・
あいてがサンタクロースでは・・・もうダメなんです。
そういう思いが溢れちゃって
お風呂で話し始めました。
サンタクロースはもうこないんだって。
今までのサンタクロースはパパやママだったんだって。
実際のところ、分かっていたとは思うんです。
サンタさんのこと。
小学5年で信じてる方が不思議ですもんね。
でも、サンタさんが・・・って言ってれば必ずプレゼントがもらえるっていうのは
ある意味・・・甘えにもつながりますもん。
サンタはいないって告げたあと、娘二人は驚いた顔をしたものの
私がサンタなんだって言ったことには納得してました。
それを私は確認してから、また話し始めました・・・・・
どんな思いをプレゼントに込めて
お前たちに渡していたのかって。
もらったものを、ただモノとして見てるんならそれは間違いなんだって。
相手の気持ちを考えないんならプレゼントをもらう資格は無いんだって・・・・。
その言葉に娘たちは何かを感じたらしく
涙ぐんでいました。
クリスマスにプレゼントを渡すのはなぜなんでしょう。
誕生日には、元気で成長していることを祝い
そしてクリスマスには・・・・
私は・・・娘たち・・二人に産まれて来てくれた感謝の気持ちを込めて
毎年プレゼントを渡しています。
子供が出来づらい体だと、医者から言われた嫁さんから
二人も娘が産まれてくれたことへの感謝。
そのおかげで家族が円満であることへの感謝。
そんな娘たちへ、少しは無理してもプレゼントを渡したい・・・・
ことしもプレゼントは渡します。
実は今日買って来ました。
高価なものですよ~~~~(笑)
親ばかだぁ~~~とか、そんなの買ってやるな~~!!とか言われるのは分かってます。
でも今年の娘たちは
私や妻の、このプレゼントへこめられた思いを
充分感じ取ってくれるんだと思います。
このプレゼントにはそれだけの価値を持たせています。
重い・・・ですよねぇ~~~
プレゼント渡す前にいろんな思いがあるんだ~~~って告げられて
そのプレゼントを受け取るって。
でも今がターニングポイントなんじゃないかな?
これが良いのか悪いのかは、
まだ分かりません。
子育てもチャレンジです。
今年のクリスマスプレゼントで
子供たちの何かが変化すればそれは今後、
子供達と接していく上での、私にとってのいい経験でもあるのです。
さて・・・
サンタクロースが消えたことは・・・
子供たちを成長させてくれるのでしょうか??
2008.12.11