火力剣士様が行く(;^ω^)

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孫子「勢 篇」 21,

「紛紛紜紜(ふんぷんうんうん)、闘乱するも乱る可(べ)からず」





『紛紛紜紜(ふんぷんうんうん)、闘乱するも乱る可(べ)からず。

 渾渾沌沌(こんこんとんとん)、形円(めぐ)るも敗る可からず。

 乱は治より生じ、怯は勇より生じ、弱は強より生ずる。

 治乱は数なり。勇怯は勢なり。強弱は形なり。』




『部隊編成や指揮命令系統の軍律が徹底している軍隊は、まるで糸がもつれ合い絡み合うように、両軍入り乱れた混戦状態になっても、軍の組織や指令が混乱に陥ったりはしない。水がぐるぐる渦を巻くように、たえず陣形が変形・流動しても、陣形が破綻して敗北したりはしない。』


治乱の数とは分数であるそうです。部隊編成による数の優位を示しているらしく、確かに、数で勝るなら混乱の可能性は少なくなるかもしれません。こちらが勢いを作ることが出来て、有利な形で戦うことが出来る、ということかと思います。


まあ、相手の戦力が圧倒的な場合、そうはいかないこともあるんですけどねw


さて、今回は軍隊の統制や兵士の戦意、軍の戦力などが決して固定的で永続的なものではない、ということを説いています。それらは条件次第で変化・流動するものだということです。


そこで、軍を率いるものは次に挙げる3点によく留意し、現在の状態がいつまでも続くと錯覚してはならない、とのことです。





1,軍隊の統制(治)


2,兵士の戦意(勇)


3,軍の戦力(強)






これらの解説として、





『軍の統制が治まるか乱れるかは、部隊編成の技術にかかわる問題である。


兵士の心理が勇敢になるか臆病になるかは、軍が戦闘に突入するときの勢いに関わる問題である。


軍の戦力が強くなるか弱くなるかは、軍が置かれた態勢に関わる問題である。』






となっています。治・勇・強の状態を維持し、それが乱・怯・弱へと転落しないよう、努力しなければならないということです。


有利な状況になると、その有利な状況がいつまでも続くと思い込みたがる傾向はないでしょうか?


最初に有利であっても、その後の展開によってそれをひっくり返された時、有利な状況からくる油断は無かったでしょうか?


まあ、長いことやってりゃそういうこともありますよね( ^ω^)ノs


それに最初から相手が強いからと諦めていたり、編成が上手くいかない場合はそれ以前の問題ともいえます。


シーソーゲームは楽しいものですが、それだけ拮抗した戦力だと最後までどう転ぶか分からないのものです。そして、リードしていたのにひっくり返されたら――、また、取り返せないほどじゃないにせよ大きく離されたら――、メンバー内に諦めにも似た心境が生じ、そうすると再度こちらが盛り返すことは難しいです。


それが治・勇・強から乱・怯・弱への転落ということなのだと思います。


ゲソは圧倒的な戦力差がない限り、けして諦めの言葉を吐いたりしないよう気をつけています。ゲソが諦めたら、そのムードがギルド内に広がりますしねw






         ,. ‐''三ヾ´彡シ,=`丶、
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   ゙、ゝ)       `''''ツ_  _;`ー‐'゙:::::l{   あきらめたら
.    ヽ.__     ,ィnmmm、   .:::|!   そこで試合終了ですよ・・・・
  ,.ィ'´ト.´     ´`"`"`゙″ .::::;'
イ´::ノ|::::l \         "'   :::/
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