絵本があるくらし+++ママ、これ読んで。+++

June 16, 2005
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カテゴリ: 絵本


ロジャー・デュボアザンの絵本です。

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『ゆくえふめいのミルクやさん』 (童話館出版)
さく・え:ロジャー・デュボアザン
やく:山下 明生
定価:1171円
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サクランボ王女が一番気に入ってしまって、



読んだ後も「もう1回」とおねだりされる絵本が、

これっ!『ゆくえふめいのミルクやさん』(笑)

長いんです。このお話。読後は口の中カラカラです。

おまけに、現代サラリーマンの悩みを予見していたかのような内容。

子ども向けの絵本じゃないな~と、以前は思っていましたが、

子どもに受けるところをみると、やはりドスコイな絵本です。

しかし、うちの娘は、

5歳にして、こんな人生の奥義を極めつくしたようなお話に

魅入られてしまうなんて!!!


ミルクやさんは、朝4時に起きて、

愛犬シルビアと愛車アメリアと一軒一軒ミルクを配達する毎日。



ある日ミルクやさんは、こんな日常に嫌気がさしてすべてを放棄!

いつもの道を気の向くままに進んでしまいます。

(ハハ:ちょっと。これって蒸発じゃないっ!)

車に積んだミルクやチーズをガソリンと交換したり、

食べたりしながら、満足そうに野宿して過ごします。



ついに、美しい湖のほとりで過ごすことに決め

楽しく愉快な毎日を送ります。

(ハハ:うへっ。自給自足生活でおさまるの?)

ある朝、ふと、街のひとたちのことを思い出して・・・。


この絵本、なぜうちの娘が好きなのか?

おそらく。ミルクやさんが最高に楽しそうだからでしょうね。

自由を満喫。あらゆるものを放棄した解放感があります。

はじめて野宿した牧場で、星空を眺めてミルクやさんが飲む

牛乳がおいしそうよ・・・っと

何度もそのページを開いて、うれしそうに笑っています。

このお話、社会的には許されがたい行為ですが、

誰もが一度はやってみたいな~っと

心の底で願っていることではないでしょうか。

現実にはもっと大騒ぎになるでしょうし。

せめて、絵本のなかだけでも、

社会の軌道からはずれることを楽しんでもいいかな。

でも、決まりきった日常の中にこそ、幸福はあるんでしょうね。

規律の中にこそ本当の自由が存在する、

と教えてくれているような気がします。

みんなに心配されていたミルクやさんも、

結構幸せ者だったりしますし・・・。ふふっ。

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Last updated  June 16, 2005 12:13:45 PM
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