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Blurryface はバンドとしては4枚目、レコード会社と契約した上では2枚目のアルバムになります。前作の Vessel の時と同じレコード会社ですが、前作と比べ大勢の人が作詞や作曲を手伝った事もあり格段に曲の構成も内容も安定し聴きやすくなっています。アルバム中の全ての曲がアメリカレコード協会から金賞レベルの賞を受賞したという前代未聞の事実もあり、 Twenty One Pilots を世界的に有名なバンドにしたアルバムでもあります。曲はエレクトロ、ロック、レゲエ、ヒップホップなど多様なジャンルを組み合わせており、歌詞がだいぶ大人しくなったんじゃないかと懸念する声もありますが、それでも精神疾患や信仰、音楽業界の批判、そして妻への愛など幅広いテーマが散りばめられています。
鬱病などの精神疾患の特徴の一つに、まるでそう言ってくる声が聞こえてくるかのように『自分には良い所なんて何一つないし人生はお先真っ暗だしさっさと死んじまった方がいいんだ』といったような考えに支配されてしまうという事があります。そして統合失調症などの場合は実際に自分ではない誰かの声がそういった事を言ってくるように聞こえてきます。こういった声や考えを悪魔だとか内なる怪物だとかいろんな呼び方をする人がいますが、このアルバムで は彼の自信を根こそぎ奪ってゆくその声に Blurryface という名前を付け、精神疾患の症状の上下を表す『朝と夜』、(主に彼自身の)思考を表す『車』など前作から引き継いだメタファーなども使い物語を展開していきます。ミュージックビデオに出てくる Tyler が首と腕を黒く塗っているのもこの Blurryface のメタファーであり、首はそういった考えに支配される時の息苦しさを、そして腕は彼がその手で書いた音楽に対する自信のなさを表しているとのことです。
1. "Heavydirtysoul"
2. "Stressed Out"
3. "Ride"
4. "Fairly Local"
5. "Tear in My Heart"
6. "Lane Boy"
7. "The Judge"
8. "Doubt"
9. "Polarize"
10. "We Don't Believe What's on TV"
11. "Message Man"
12. "Hometown"
13. "Not Today"
”Not Today” 和訳&解説 2018.11.30 コメント(3)
"Message Man" 和訳&解説 2018.11.11 コメント(2)
"Heavydirtysoul" 和訳&解説 2018.11.10