サンスポ　楽天が、国内フリーエージェント（ＦＡ）権を取得している日本ハム・陽岱鋼（ヨウ・ダイカン）外野手（２９）の獲得へ向けた本格調査を行うことが２９日、分かった。

　球団幹部が「中軸を打てる貴重な右打者として、チームの補強ポイントに当てはまるのは事実。実力と実績も申し分ない。今オフにＦＡ権を行使するかどうか、しっかり見守りたい」と明かした。順調な球団経営を背景に、３～４年で１０億円超の大型契約を用意する可能性もある。

　今季の楽天でシーズンを通して活躍した右打者は２６本塁打、８３打点のウィーラーだけ。ロッテからＦＡで加入した今江はけがに泣かされ、常時出場できなかった。

　前日２８日にリーグ優勝を決めた陽岱鋼はこの日、ＦＡ権行使について「（シーズンが）終わってから、ゆっくり考えたい」と話しつつ、「一番初めは日本ハムと話したいけれど、（他球団の）話も聞きたい。どういう評価なのか、野球選手として知りたい」と率直に語った。台湾出身で、獲得を目指す球団にとっては現地のファンを増やすチャンスも広がる。ＦＡ宣言すれば、移籍市場の目玉になることは間違いない。


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