コーヒーと箱庭と銀 ☆フィギュアスケート♪ と雑感

August 18, 2014
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カテゴリ: スケート
【2014年の顔】- @DIME



羽生結弦「僕は進化したい」



(2014.08.16)
2014年も後半に突入。そこで今年話題となった人物のその後に迫ります。その第1回目は、五輪フィギュアスケートで日本人男子として初の金メダルを獲得した羽生結弦選手。19歳の彼の果てしなき挑戦と葛藤を、スポーツジャーナリストの折山淑美さんが、現在発売中の「DIME」10月号にてレポートしている。

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写真/フォート・キシモト


 6月末の「ドリーム オン アイス」で新しいショートプログラム(SP)を初披露して、7月のショーでもジャンプを完璧にこなしていた羽生結弦。表現力がこれまで以上に必要になるスローテンポの入ったピアノ曲、ショパンの『バラード第1番ト短調』を選び、高難度の4回転トゥループを体力的にも厳しくなる後半に組み込んだ構成は、彼のさらなる進化を希求する思いの表われでもある。

 昨シーズン最後の大会だった3月26日からの世界選手権。2位と0.33点という接戦を制して2月のソチ五輪に続くビッグタイトルを手にした羽生は試合後「最後は意地と執念でした」といって笑みを浮かべた。

 五輪で金メダルを手にしたからこそ、負けることは許されないと決意して臨んだ大会。自信を持っていたSPは思わぬミスで出遅れたが、フリーではシーズン初戦のフィンランディア杯以降は失敗が続いていた4回転サルコウの着氷を踏ん張り切り、町田樹と大接戦での決着。

 そんな勝利への、執念ともいえる思い。それは昨季の彼が、ソチ五輪へ向けた戦いの中で芽生えさせ、育て上げてきたものでもあった。
http://dime.jp/genre/153444/

◎2本の失敗ジャンプで成長できた


 だが13年、GPシリーズ初戦のスケートカナダでは、その思いが逆風になった。王者パトリック・チャン(カナダ)に次ぐ2位ながら234.80の低得点。ミスが出て自滅といえる結果だった。
「あの時は前週のスケートアメリカで高得点を出して優勝した町田選手の結果も気になったし、ファイナル進出を確実にするためにも順位を取りたい、パトリックに勝ちたいという思いを強く持ちすぎました」

 羽生はその時の自身を、自分が何をすべきかと考えるのではなく、周りを必要以上に気にしすぎてしまったと分析した。

 その反省を結果につなげたのは2週間後のフランス杯だった。再び王者チャンとの戦い。その中、2シーズン目になるSPの『パリの散歩道』では国際試合自己最高の95.37点を出した。そしてフリーでは最初の4回転サルコウを跳ぶ直前に、スケートが氷の溝にはまるアクシデントが。続く4回転トゥループは転倒しながらも合計得点を263.59点にして2位になり、ファイナル進出を決めたのだ。

「パトリックとの得点差はカナダとそれほど変わりなかったけど、それまで自分が取り組んできたものは出せた。それとともに、ジャンプを2本失敗してもほかの要素をしっかりやることで得点を伸ばせることを実感できたのが大きな成果だった」

 こう話す羽生が幸運だったのはチャンがSP、フリーともパーフェクトな演技をしたことだった。自分も完璧な演技をした時、チャンとどのくらいの差が付くのか確認できた。冷静に計算して5点は負けると分析した羽生は、その差を埋めるための課題として、つなぎの技術の向上やスピンなどをていねいにしてGOE(出来栄え点)を稼がなければなどと、明確なものにすることができた。


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◎チャンピオンだからこそ結果を出す
 その新たな取り組みの成果はすぐに出た。12月5日からのGPファイナルでは、SP、フリーともにミスをしたチャンを上回ると自己最高の293.25点を叩き出し、13.17点の大差を付けて優勝したのだ。

 自分と相手を冷静に分析して、王者チャンとの差を一気に埋めた若き羽生の飛躍的な勢い。それがソチ五輪の大舞台でも発揮され、彼を王者の地位まで駆け上がらせた。金メダル獲得は06年トリノ五輪の荒川静香以来で、日本人男子では初。さらにGPファイナルと五輪、世界選手権の完全制覇は01〜02年のアレクセイ・ヤグディン(ロシア)以来、男女シングルスを通じても史上2人目という歴史的な快挙だったのだ。

 だがそれで羽生が満足したわけではない。そのタイトルも、SP、フリーともにパーフェクトな演技をして獲得したものではなかったという悔いもある。

「今季は自分にとって、真価が問われるシーズンになると思う。五輪チャンピオンだからこそ、その立場に値するような結果を出していかなければいけない」



「僕自身は進化したいというのがあります」

 こう話す羽生は、次の18年平昌五輪まではアスリートとして、そして表現者としてさらに進化し続けなければいけないという強い意志を持って、新たなシーズンを歩みだし始めた。



DIME (ダイム) 2014年 10月号 [雑誌]


■スポーツ選手では初の快挙!オリコンDVDランキング1位に

羽生結弦 1st DVD/ブルーレイ『覚醒の時』



「ジャンプもスピンも、スケーティングも全てが一流になりたい」と*究極の羽生結弦*へと進化を続ける彼の軌跡を綴った羽生結弦 1st DVD/ブルーレイ『覚醒の時』(発売元:フジテレビ/ポニーキャニオン、販売元:ポニーキャニオン)。ソチ五輪の演技映像や世界を驚かせた世界ジュニア選手権などの演技映像をはじめ、プライベート映像も収録。7月16日に発売されたDVDは初週売り上げ2万1000枚を記録し、オリコン週間DVDランキングで1位を獲得。スポーツ選手のDVDが首位になるのは史上初の快挙となる。


http://dime.jp/genre/153444/4/




羽生結弦(はにゅう・ゆづる)
1994年12月7日、宮城県仙台市生まれ。身長171cm、B型。趣味=音楽鑑賞。2008年全日本ジュニア選手権優勝、2010年世界ジュニア選手権優勝、2011年四大陸選手権2位、2012年全日本選手権優勝、2013年グランプリファイナル優勝、2014年ソチ五輪金メダル、世界選手権優勝。「県民栄誉賞」受賞、「紫綬褒章」受章。今年の目標は「練習も試合も全身全霊で臨む」。


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Last updated  August 18, 2014 11:18:40 PM
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