なおぴとぅのゆんたく部屋

なおぴとぅのゆんたく部屋

明日への琉歌

『明日への琉歌』
作詩:仲地宗幸



思い出すたびあふれる涙
決して誰にも見せないけれど
今でも違う自分を想像する

門中みんな集まるからさ
帰っておいでうーくいまでに
そっけないような受話器の中に
わさわさするような肝の内

言葉にならないこの思い
風が吹いたら届いてほしい
うりずんに託して伝えよう


帰る度に違う町並み
景色も道路も変わったけれど
家の匂いは変わらない

私が生まれたこの家に
ずっといるようなこの気持ち
言いたい事はあったけど
今日はいいわ 次話す

言葉にならないこの思い
しまー飲んで忘れたい
朝まで歌って忘れたい

言葉にならないこの思い
おじーだけが知っていた
おじーだけが唄っていた


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