へっぽこのととほでくだらなな生活録

へっぽこのととほでくだらなな生活録

番外編 その2



冬。
日野家雪積もる庭園にて。

ミセス・オヌー「OH! アオキ~ HOW ARE YOU! サムイでや~んす! トコロデWHY? ナゼそんなところで座っTELネ?」
あおき「(うずくまっている)おう、オヌーせんせ、の~は~わ~ゆ~やで。わい、腹が痛くってたまらんのや~ 痛ててて~」
オヌー「NO! ソレはいっけまセーン! どなたか~!」
てづか「(現れる)呼びましたか~、オヌ~せんせ~、は~わ~ゆ~」
オヌー「OH! HOW ARE YOU! テヅカ、Eところに来てくれましたでやんす」
あおき「(てづかに)は~わ~ゆ~」
てづか「(あおきに)は~わ~ゆ~」
オヌー「アオキがとても苦しんでおりますヨ。テヅカ、お願いするネ。アオキを持って家まで運ぶでやんすよ!」
てづか「え~~! やだっすよ~ぉ、おもっすよ~ぉ」
オヌー「おもっすか? おも…? OHOH! FRIENDね! 熱きユウジョーってやつですかいね。ソーでやんすか~。THANK YOU! THANK YOU! ささ、アオキ」
あおき「はい。じゃあ遠慮なく。友情やで、てづか君」
てづか「え~! おい~ なんだよ、それ~~~」

雪に残る足跡が、右へふ~らふ~ら左へよ~ろよ~ろ
懸命に遠ざかっていくてづかと、その背に負われたあおきの後ろ姿を見ながら満足気にうなづくミセス・オヌーは日本語が苦手であった。


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