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古典的名画堪能



今日の矛先はビスコンティの「ルートヴィッヒ/神々の黄昏」ジャック・ベッケルの「モンパルナスの灯」ジェラール・フィリップ主演。それに東宝第二世代の青春もので加山雄三主演の「若大将シリーズ」
ビスコンティの「神々の黄昏」は幾度となく観ているが、とにかく贅を尽くした映画である。バイエルン王朝最後の放蕩国王の姿と強欲ワーグナーの対比がビスコンティ美学の結晶みたいに描かれている。その悲惨な最期に眼を奪われる審美的魔力は他の監督にはない世界観だ。おおよそビスコンティが描いた作品にはどの作品にも共通した男の悲恋、悲惨さ、悲哀さが目立つ。耽美的な美しさの末にある、遠くエジソンの発明した電球のタングステンが最後の力を失って消えていくかのような寂しさがある。それがまた魅力ある世界観を表現しているのも確かである。ベニスに死す、若者のすべて、白夜と一線に並び施す世界観が有るのも不思議な因縁だろう。
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「モンパルナスの灯」は後の「モジリアーニ/愛と真実」のオリジナル版だが、観直してみると遥かリメイクされた新作のほうが出来が良い。これはジェラール・フィリップがどうかではなく、脚本の違いとリアリティ実像の違いとしか言いようがない。36歳で死した命の燃え尽きる天才画家、モジーの姿は遠く及ばなかった。
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今日の最後を飾った「若大将シリーズ、エレキの若大将」は高度成長期の日本の娯楽大作として、後味良く、ニンマリとして楽しめた^^当時に栄えたこういうスーパースター的存在の役者は現在は実に少ない。宛らそう思う。
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