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「バベル」重い映画だった...

baberu.jpgアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ

モロッコ、メキシコ、アメリカ、日本を舞台に、それぞれの国で、異なる事件から一つの真実に導かれていく衝撃のドラマである。
バベル1バベル2

アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督、この人の作品は何気ない観点が恐ろしいほどに重く大きなテーマにと広がってゆくものが多い。言語、人種、国の妨げが縦横に世界の共有する難点を露呈していて、ネオリアリズムにも近い感覚を受ける。その表現はあまりにもリアルとしか言いようがない。そして完成度の高い物語を作り上げた。だが決して楽しめる映画とは言えないだろう。何度も観たくなるという気持ちは起こさせない。何の因果でこうなってしまう、ゆくのだろう....と


「バベル」バベルの塔を天高く作ることで、神の存在にまで近づくと考えてしまった愚かな人間たち。それに怒った神が、言葉をバラバラにすることで人間たちのコミュニケーションを難しくさせてしまった。だから神は世界を一つにはしなかった。

役者はそれぞれに持味を出し優れている。ブラピは好演かなりの熱演、菊地凛子の存在感は大きい。
ブラピ.jpg菊地凛子.jpg





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