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青春デンデケデケデケ 最高です^^


青春デンデケデケデケ

高校進学を控えた少年・藤原竹良(ちっくん)は、ラジオから流れてきたベンチャーズの「パイプライン」の「デンデケデケデケ」というイントロに「電気的啓示」を受け、ロックミュージックに憧れる。高校に進学した竹良は、魚屋育ちの白井清一、寺の跡取りの合田富士男、練り物屋の息子の岡下巧といった一癖ある仲間を誘ってロックバンドを結成する。しかし彼らには楽器がなく、夏休みのアルバイトでお金を稼いで楽器を手に入れ、いざ練習となると場所の確保に一苦労…といった苦難を乗り越え、ようやくバンド「ロッキングホースメン」の活動がスタートする。祖谷渓での夏休みの合宿、岡下の初恋話、バンドの技術顧問となる「しーさん」との出会い、親しい先生との死別などを経験しながらバンドは街のスナックのクリスマスパーティーでデビューを果たす。そして三年生の文化祭のコンサートを成功させた。文化祭の後、メンバーはそれぞれの進路に向かって準備を始め、竹良は東京の大学への進学を決める。受験を控え、バンドゆかりの地をめぐる竹良。観音寺に戻ってきた彼をバンドのメンバーが出迎える。終身バンドリーダーとして...俳優が素朴でとてもいい。いい演技以上に一生懸命な姿に大の好感が持てる。
デンデケデケデケ

似たような題材の映画は多々あるが、これほど青春という名に相応しい映画は観たことがない。まさに最高の出来だ。リズムにテンポ、ギャグと笑いとエネルギー。言葉も香川県観音寺を舞台に繰り広げられる四国弁がより身近に作品を溶け込ませる。最近の日本映画の青春郡像のあらゆる原点をみることが出来る。大林監督、92年の作品だ。「時をかけた少女」も「ふたり」「遥かノスタルジ」もいいけれど、この「青春デンデケ・デケデケ」はダントツだと思う。「スイングガールズとオールウェーズ・三丁目の夕日、そしてトリック。最近だとフラガール」を足した人間味溢れる感動物語と抜群のギャグセンスで観るものを引き付けて離さない。こういう映画の流れは、この映画から出来たのでは?と思えるほどの面白さだ。何度も何度も観たいと思わせてくれる数少ない日本映画の傑作だと思う。


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