愛絵理はなにをしているの?

平成15年 秋

平成14年の10月からまた会社を休みだした彼は、とても元気でした。
仕事を始めたわたしが帰ると買い物をしておいてくれたり、夕飯を作っていてくれたりしてました。
ワタシが外で働く分、家で、彼なりに出来ることを手伝い、働いてくれてるつもりなのかな、なんて思ってました。
春からのお休みで、彼も考え直してくれたみたいで、きちんと薬も飲んでくれていてました。
また、カウンセリングなど、ちょっと別の治療法なども少々受け入れてくれるようになり、試してみたりしてました
(ただ自己紹介とかするだけで、やだ、といって、じきにやめてしまいましたが。。。)
そして、あいだあいだで上司の人とは会ったり、連絡を取ったりして、
彼としても復職のときを考え、待っていたんだと思います。
そんななか、半年の休みが過ぎて、平成15年の春から行こうと思っていたらしいですが、
このときはまだ自信を持つことが今ひとつできず、休職、と言う形で秋まで休むこととして
秋から働くつもりでいました。
ところが。。。
このときに、人事の人と彼との話がありました。
人事からは。。。
『もし、ここで仕事に出てもらっても、また休むようなことがもう一度あったら、今度は休職と言う形は取れません。奥さんとよく相談してください』と言われました。
つまり、こんどまた再発したら、クビ、ということですね。
休職は3年まで許可できるので、そこまで休んで見なさい、と言う感じでした。
まぁ、確かにここまで休ませてもらってること自体、世間の人から見れば、
とても幸せなことだと思うし、世間の方には、申し訳ないな、という気にもなります。
(公務員の特権、という感じでちょっといやなんだけどね。でも、今回だけは感謝しています。)
本人は、この秋に(10月)復職するつもりでした。
でも、今回は、私の相談してくれました。
わたしは、即答しました。
『もうちょっと休もう。わたしも、派遣とかだったけど、やっと仕事落ち着いて、冬からはボーナスももらえるし』と。
彼は、結局、休みました。
わたしがそう言ったからのようです。(後で聞いたけど。。。)
ホントは出たかった。出る自信があったって。
でも、安全をとって、ワタシが『休んで』というのも分かるし。。。と。

3年、休職期間があっても、絶対、春には仕事に出る、といってます。
これから1年休んでもダメな人間は、3年休んでもダメだって言ってます。
社会に対応できない人間なんだって。
この言い方は、あまりよくない言い方だと思うけど、
彼の好きな方向に進ませてあげようと思ってます。
もしかしたら彼の田舎に行くかもしれないし。。。
今は、少しずついろんな話し合いをしてます
今、彼が病気についてや、この先についてどんな風に考えてるか、時々話をしてます。
(彼は本音をなかなか言わないので、お酒の勢いなんかでしゃべってます。
お酒が入ると、彼は本音を言うので。。。)
二人でゆっくり考えてます。

きっと、春には仕事に出られると思ってます。
完治、と言う形にはならなくっても、薬を飲みながら、上手に病気と付き合いながら生きていくのだっていいじゃないですか。
そんな風に、彼には生きていってもらいたいです。








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