スルメは愛犬が最も喜ぶ美味しいおやつだ！犬スルメ・イカ有害論は詐欺師の愚説だ！

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2011.06.04

スルメは愛犬が最も喜ぶ美味しいおやつだ！　犬スルメ・イカ有害論は詐欺師の愚説だ！

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カテゴリ：犬の食べ物

　多くの愛犬家が人だけでなく、 犬にもスルメやイカは有益無害な食べ物
　人だけでなく、犬にも 銅を含んでいるスルメやイカ は有益な食べ物だということについて詳述することにした。

　なお、 塩分、鶏の骨、タマネギ、チョコレート などについても獣医界はウソの情報を垂れ流している。すべてが ドッグフード拡販 のためだ。 獣医大学も加担した組織ぐるみの詐欺商法だ。 詳細は下記関連随想集にある。

　犬の食べ物に関して最も権威のある学術報告書を紹介する。

YOUR DOG'S NUTRITIONNAL NEEDS 　　A Science-Based Guide For Pet Owners
愛犬の必須栄養成分　科学に基づく愛犬家のためのガイド

　その序論に次のように記載されている。

翻訳文
　この情報は、犬や猫に必要な栄養分に関し、アメリカの国家研究評議会が発行した技術報告書に基づいて作られた情報である。
　FDA（米国食品医薬品局）もこの情報を信頼してペットフードの規制と安全確保に利用している。

　　（　翻訳者：ブログ｢愛犬問題」管理人　Paroowner　）

　原文
The information in this pamphlet is based on Nutrient Requirements of Dogs
and Cats, a technical report issued by the National Research Council as part
of its Animal Nutrition Series. The Food and Drug Administration relies on
information in the report to regulate and ensure the safety of pet foods.

銅 (Copper)が記述されている。

　多くのミネラルは、体内ではほんの少ししか必要ではないが、セレン、銅、モリブデンなどは広く多様な酵素反応の中でヘルパーとしての役割を果たしている。
Many mineralsthat are present only in minute amounts in the
body, including selenium, copper, and molybdenum, act

　銅の一日の推奨摂取量は体重１５Kgの犬で１．５ｍｇとのこと。つまり、体重１Kgあたり０，１ｍｇだ。

　このブログ｢愛犬問題」で言いたいことは、人も犬も食べ物から摂取する銅は身体に有益であり、決して”毒”ではないということだ。犬にも 銅を含んでいるスルメやイカ は有益な栄養源だ。

　では、なぜ、犬にはイカやスルメを食べさせてはいけないという間違った風説風評が広がったのだろうか。
科学的な根拠があるかどうかを調べてみた。

　イカ、タコ、エビ、カニ、カイ類は他の食べ物の生き物と何が違うのか。それがわかると、犬が食べてもいいかどうかがわかる。

　イカやエビ類は背骨のない無脊椎動物だ。イカ、タコ、カイ類は軟体動物で、エビとカニは節足動物だ。血液の色が赤ではなく、青なのだ。見た目には無色だ。

　人や犬などの哺乳類等の血液が赤いのは酸素運搬機能のあるヘモグロビンが赤いからだ。　貧血の時に鉄分を摂取した方がよいというのは、ヘモグロビンには有効成分として鉄が不可欠なためだ。それが不足すると貧血になり、体内が酸素欠乏状態になりやすい。

　一方、イカ等の無脊椎動物の血液中にはヘモグロビンの代わりに、 ヘモシアニン がある。
鉄原子の代わりに、銅原子が錯体の中心にある。その錯体が青いのだ。お寺などの屋根の錆びた銅版の色と同じだ。微量なので無色に見えるだけだ。

銅は人にも必須不可欠なミネラルだ。 スルメやイカだけでなく、 カキ（牡蠣）、レバー、納豆 などに多く含まれている。
人の一日の推奨摂取量は０．８ｍｇ程度だ。体重１ｋｇあたり０，０１ｍｇだ。
上記のように、犬は０，１mgだ。 犬は人よりも銅を１０倍多く摂取したほうが良い ということだ。

　人間もイカ等の無脊椎動物を食べると病気になる人がいる。銅が肝臓等に蓄積する遺伝性の ウィルソン病 だ。3 万～４万人に1人の割合で発症 する。
　小児期に重い肝炎や肝硬変を起こしたり、震えや言葉が聞き取れなくなるなどの中枢神経障害を起こす病気のようだ。

　普通の人は必要量の銅を体内に残し、余った分は体外に排出する。だから問題は起こらない。イカなどにはタウリンなどの有益な成分が多く含まれているので、適度に食べた方がよい。　

　犬の場合も犬種によっては人のウィルソン病に類似した 銅蓄積症 が発生する。発病する犬は 遺伝的な体質 を先天的に持っているとのこと。

ベドリントン・テリア 、ドーベルマン、アメリカン・コッカー・スパニエル、イングリシュ・コッカー・スパニエルの４犬種の犬に関する発病の記述はあるが、その犬種の犬がすべて発病するとは書いてない。発病する犬はきわめて少ないのではないかと思っている。 パピヨンなどの小型犬種には発症例は見当たらない。

　パピヨンは銅蓄積症の遺伝子は持ってないようなので、愛犬のパロがスルメをねだると、おやつとして少量を分け与えている。
　パロのおねだりは喜び勇み、強烈なので、飼い主はスルメを早めに食べ終わることにしている。パロは主食のように沢山食べてみたいと思っているかも知れない。

　スルメイカ、ヤリイカ、コウイカ等９０種類以上のイカが日本近海でとれる。昔はイカはイワシと並んで大量に獲れ、安い魚介類の代名詞みたいな食べ物だった。その内蔵には血液成分の銅が多く含まれている。その内臓を腹一杯食べた犬が病気になったので、イカを食べると、犬は腰を抜かすと広まったのではないかと推測している。

特殊な事例を取り上げて、少量でも、どの犬にも当てはまるかのように獣医界は騒いでいる。ウソの風説風評を広め、多くの愛犬家とその愛犬が風評被害を受けている。
　つまり、犬スルメ・イカ有害論は詐欺根性を屁理屈で隠した愚論だ。カネの亡者になり下がった卑屈卑劣な三流人間の成せる詐欺行為だ。
ウソ八百の詐欺商法をしている白衣を着た妖怪は愛犬たちにとっては振り込め詐欺師よりもタチが悪い。美味しい食べ物を食べさせてはいけないとウソを言って、美味しくもないドッグフードだけを食べさせろというからだ。

　「 人もイカを食べるとウイルソン病になる。だから、人もイカは食べてはいけない。 」と世の中に向かって大騒ぎする人がいたら、その人は社会良識があるといえるだろうか。犬の場合はそういう愚人が偉そうな顔をしている。

　犬の専門雑誌には世の中を惑わす記事が満載だ。安易に信用すると、飼い主自身だけでなく愛犬たちの幸せが犠牲にる。愛犬は美味しくもないドッグフードだけを食べさせられることになる。つまり、愛犬の食べる楽しみをその飼い主のあなたが奪うことになる。

　言い換えると、 何事も量の問題だ。犬にタマネギもチョコレートも適量だと健康によい。 下記の随想に詳述した。　適量な酒は人の健康増進になり、暴飲は肝硬変になるのと同じだ。

関連随想集

１　残飯に味噌汁もよい！犬にも塩分は大切だ！

２　愛犬はチョコレートやケーキが大好きだ！

３　犬にタマネギも心配しすぎ！適量は有益か！

４　愛犬も人のおやつが健康的！塩分も大切だ！

５　鳥の骨は加熱したものが愛犬に最高の食材！

６　愛犬はスルメや調理したイカが大好きだ！　偽装だらけの犬の世界１５