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厳寒期の肥料の使い方。ハウストマト栽培に限らず、ハウスキュウリ栽培やハウスピーマン栽培の農家の皆さまから、〔日照時間が少なく・気温や地温が最も下がる〕この2月 の時期にあたって よく質問を受けるのは いま、うちのハウスではどんな肥料を施すのが良いのかという質問です。それはとりもなおさず 樹勢を維持しつつ、良い品がたくさんとれる肥料は、なに?という質問でもあります。その答えですが・・・これはもちろん千差万別。質問者さんのハウスの、現在の樹の状態により対応がちがってまいります。その樹の状態ですが、一般的には ↓ ● 樹にたくさんの果実がついている ● 樹についた果実の大きくなるスピードが遅い ● 樹の先端部分の先端で花が咲き、芯が細ってきている ● 葉の色がうすいといた場合は、チッソの割合の多く入った肥料を施す。またそれとは反対に ● 花は咲くのだが、花がとまらない〔実にならない〕 ● 樹の勢いが強く、先端部分が伸び、花が樹の中段で咲く ● 葉が大きく、葉色が濃い〔葉の表面が波うつ状態もあり〕といった場合は、リンサンやマグネシウムの多くはいった肥料や場合によっては、さらに カリのはいった肥料を加えて施す。 ↑というのが、樹の状態をみたうえでの〔これまでも元肥のやり方でお伝えしてきたとうりの〕セオリーどうりの対策となります。しかし、なによりこの厳寒期の営農対策として気をつけねばならないのは すぐに結果をださねばならないということ。なにせ、この厳寒期の果実の値段は高いのがあたりまえ。極論するならば、農家さんは「品が薄くなって果実の値段が高くなる この厳寒の時期にあわせて施設栽培をおこなっている」 のですから。せっかくの追肥であるならば、 すぐに効かねば意味がない わけです。したがって この時期に施設栽培で使う肥料は、 すぐに樹に吸収されるタイプの肥料を使うという必要があります。ということで、使用する肥料の種類としては、粒の形状であっても水によく溶けるタイプの肥料や、液体の形状として市販されいる液肥タイプの肥料を使用します。さらにその肥料のやり方ですが、すぐに樹に効かすためには 根から吸収させるよりも、葉から吸収させるという 葉面に直接散布する方法 が、効果的です。・・・そうですね、セオリーどうりの元肥を主食とするならば、今回の〔樹のようすを診たうえでの〕緊急を要する施肥は、 ひとでいうならば〔いわゆるファイトいっぱつ的な〕市販のドリンク剤のような効果を期待するもの といったら、わかりやすいですね。その後の対策ですが、“効果のあったすぐに効くタイプの肥料”との連続使用と併せて、同じような成分をもった “粒状ではあるが、吸収されやすいタイプ” の肥料を、圃場に施しておくのがお薦めです。なんといっても液肥タイプの肥料は、 すぐには効くが、効果は長続きしないという性質がありますから。これもまた、主食とドリンク剤の関係で考えると わかりやすいですよね。というわけで今回は、施設栽培の最大のかきいれどきである厳寒期における肥料の選び方と使用法に関するおはなしでした。 一例ですが、樹の勢いが強すぎる場合に使用する液肥のアク セル2号と、同社の粒状肥料であるマグホスの成分は似てお ります〔しかもマグホスには溶けやすい細粒タイプもあり〕。 使用法として、まずはアクセル2号を葉面散布。効果がみら れた場合には、さらなる葉面散布と合わせて、マグホスの細 粒の圃場への散布をおこないます。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Feb 24, 2013

冬を乗り切るには、なによりお日さま。温度が低いだけでなく、太陽の角度が低くなることで〔日陰ができやすい〕日射量も少なくなる2月。この2月を乗り切るには、伸び続けていくトマトの樹の管理を はやめはやめに おこなっていくことが大切になります。実際のところ、ビニールハウス内の作物の12月から2月にかけての生長は、こちらのトマトのように 12月06日ののの ↓ 02月19日ののの と、このような調子で伸長し続けていくのですから。・・・そしてたとえばですが、栽培者の手でハウス内いっぱいに植えられているトマトの樹の生育を、たとえ短期間でも放任するとしたら、 ハウス内は、すぐに ↑ こんなかんじ になっていきます。この状態では、生長し続けていくトマトの枝や、その枝に生い茂っていく葉のために ● トマトの樹にあたる日光〔枝葉の陰になる〕が減少する ● ハウス内の通気が悪くなる ● お花の質が悪くなる ● 果実の玉伸びが悪くなるといった悪影響が出ることになりかねません。そこで必要になるのがトマトの樹形の人為的なコントロール です。具体的には ● 伸びていく樹を誘引する ● 果実を収穫したあとの花房下の葉を除いて〔摘葉〕いくという作業をおこなうことになります。樹形の誘引はページの上の写真を参考にしていただくとして、ちなみにこちら↓が 摘葉後のトマトの映像となります〔果房の下の葉がなくなってスッキリ!〕。ののの というわけで、今回は栽培の目的であるトマトの果実を順調に収穫していくためには、 太陽の光をできるだけハウス内に取り込むことが重要になり、そのためにはハウス内の植物体自体の日陰をできるだけ少なくすることが必要となり、それがためには トマトの樹形のコントロールが必要不可欠になる といいうおはなしでした。 植え付け当初の樹が小さいうちは良いのですが、樹が大きくなっ てくるにつれ、植えられた樹同士の“光”の奪い合いが始まって まいります。これって、日本の山の人工林管理にも当てはまりま すよね。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Feb 20, 2013

ハウストマトを 20トン/10アールとるには。前回は、1本のトマトの樹に 1段目の花房の果実から先端にある10段目のお花の蕾まで が 成っている&咲いている状態 をご紹介しました。そこで今回は、ハウス全体での目標とするトマト果実の予定収穫量についてのおはなしとなります。 1本の樹に何個のトマトをならせば、20トンの収量になるのかということですね。それはまた 20トンの収量を得るには1本あたり何個の果実が必要なのかというはなしでもあります〔今回ご紹介している、このトマトハウスでの10アール当りの予定収量が20トンであるために、その線に沿った話しとなります〕。さあそこでです。まずはこのハウスの基本的な数値のご紹介ですが・・・ ● 10アール当りに植えられているトマトの樹は 1800本 ● 15段までの果房を収穫という数字があります。そして、今回植えられたトマトの品種である「CF桃太郎はるか」の樹の特長として、 ● ひとつの果房当りの着果数は 4個程度 ● 果実1個当りの重さは 200グラムくらいという数字があります。そこでさっそく、これらの基本的な数値を使ってトマト1本当りの、収穫量を予想すれば 200グラムの果実 × 一果房当りの着果数4個 × 15段なので、 12000グラム、つまり 12キログラム/1本 ということになります〔1本当り 12キロの収穫量〕。そしてこのような樹が 1800本あるわけですから、10アールの収量は 1本当り 12キログラムの果実 × 1800本ということになりますので、このハウスにおける10アール当りのトマト果実の収量は 21600キログラム、つまり 21.6トンということになります。・・・そしてこちらが、前回の1本の樹が 4本・列で並んでいる畝の写真 と なります。のののの 2段目・3段目・4段目と、横の方向に トマトの花房が順番に並らんでいるのがわかりますので、この写真にうつっているトマトの数は、 ひと花房に4個 × 3段分の花房 × 4本の トマトの樹なので、48個/9600グラム のトマト果実がうつっている ということになります〔まんなかに1段目が多少残っていますので、これをいれると約10キロ分ですね〕。いじょう、今回は、「ハウストマトを 20トン/10アールとるには、トマトの樹の1本あたりに何個の果実が必要なのか」ということについてのおはなしでした。 一本一本のそれぞれのトマトの樹を大切に育てていけるか どうか。その一本一本の樹になっていく果実を、確実に収穫 できていけるかどうか。それで、10アール当りの収量は大き く変化します。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Feb 14, 2013

極寒のなか、トマト果実は順調に育っています。昨年の暮れから続く厳しい寒さと、ときおりやってくる季節はずれの“夏日”のなか、トマト果実は順調に収穫されていっております。まずは樹の生長ぶりですが、視線の先に加温機が見える同じ視点から見たハウス内のトマトの様子 はこちら です。 のの01月16日 ↓ のの02月08日この樹の様子↑ は、「花がとまり・果実が順調に生育していることで、栄養生長と生殖生長のバランスのとれた」状態であると判断しております。そしてそのトマトのいち個体を、 1段目の花房の果実から先端にある10段目のお花まで を写した写真がこちらです。のののののののののの のののののののののの いちばん下の 一段目の花房に付いた果実は収穫 され、残りが1個になっています。そしていちばん上の写真では10段目の花房のお花が咲いています。ちなみに この1本のトマトの樹には、大小とりまぜて30個ほどの果実が育っているようです。ということで、伸び続けていく樹の枝の管理などなどの詳細は 次回に譲るとして、とりあえずは 2月08日現在におけるトマト果実の生長のようすのご紹介でした。 外は極寒という状況の中で、たくさんの果実を育てていかねば ならないトマトの樹・・・その体力的な負担は重いものです。 この時点で樹の体力が落ちているとするならば、樹は伸びず 果実も太らないという状況〔芯どまり〕になってしまいます。 かといって、栄養を与えるだけ与えたとすれば、樹が栄養生長 に走って肝心のお花がつかないという事態にもなりかねません。 そういったトマト作りの節目をあつかった回は、こちら。 「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Feb 10, 2013

黄色いトマトの出荷風景。前回は、玉の大きさ別に仕分けされ、そのあとで出荷用の箱に詰められて出荷されていく丸トマトのようすをお伝えしましたが、今回は、箱による出荷以外の、いろいろな出荷規格についてのご報告となります。たとえばこの写真は L玉のビニール袋詰めや、S玉やM玉に仕分けしたあとにパック詰めしたもの、さらには大玉4個をパック詰めしたものになります〔黄色い丸トマトの桃太郎ゴールドのパックもありますね〕。そして「CF桃太郎はるか」と一緒に〔出荷したときに人目を惹くことを狙って試作されていた〕黄色い丸トマトの「桃太郎ゴールド」ですが、いまのところ 赤い丸トマトの桃太郎ゴールドよりも、市場での人気があるという、うれしい報告も市場サイドから届いているとのことでした。実際に私もこの黄色いトマトを試食してみたのですが、CF桃太郎はるかよりも、 しゃりしゃり感がつよく・より甘い といった印象を受けました。もともと鮮やかな色をしているだけに、これからの長い収穫期間を通じて、この食感が維持できるのであれば・・・この品種を増やしていくのも〔未来を見据えた形での〕経営戦略上アリかな と、思っております。そうなれば、 同じ品種で同じサイズの出荷規格 を要求される市場出荷だけではなく、地元の直売所あたりに “LOWLIFE”社のスタッドベルトみたいな カラフルな出荷も可能になりますものね♪ののののののの ちなみに こちらは、生産現場の近くにお住まいの方 のリクエストによる贈答品仕様 です。 丸トマトの味がのってくるのは、 4段目の果房くらいから です。その理由ですが、やはり4段目以前は、生殖成長 よりも栄養生長気味に育てていかねばならないからだと 考えております。「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
Feb 2, 2013
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