ハーブコア ♣ 高木肥料店

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Jan 16, 2013
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カテゴリ: 経営 編
“ビニール数枚をへだてて、外は極寒・・・”。

板子(いたご)一枚下
(した)は地獄
” というものがあります。
そのような表現で、この時期のビニールハウスによる施設栽培の生育環
境の厳しさ を表現するとしたならば

 “ ビニール数枚の外は極寒
 “ ビニール数枚の外にはペギラ

みたいな、そんなたとえであっても納得できるのが、生産現場にいるも
厳冬となった今年は、なおさらですね 〕。 


ハウス近景.jpg


このような厳しい気象条件のなか、施設栽培では、まずは第一にハウス
内の温度を確保することに最大限の努力が払われています。 

なんといってもそのハウス内で栽培されているのは、冬の露地栽培では
栽培できない トマト やキュウリ、 ピーマン といった作物 なのですから
それは当然のことですよね。

と書くと、

施設栽培には暖房機があるのだから暖房すればいいだけの話しなのに

暖房
を焚くには、燃料となる重油がいる
という問題が出てきます。そう、作
物の生育を良くするためには暖房は不可欠の要素ではありますが、 焚き
すぎると経費がかかる
という問題がすぐに頭をもたげてくるのです。

極端に言えばですが・・・たとえば10アールあたりの経営収支において
同じ時期に、同程度の収量と品質の収穫があった場合には



というよりも、

 燃料代は50万円ですんだ

というほうが、確実に収益があがっていることになりますものね。
そこで重油の節約/省エネ技術が、重要視されてくるというわけです。

さて、そんなハウス栽培においての保温技術ですが、

 ■ かん水は、晴天時の午前中の早い時間に行なう
 ■ 強風時の換気には、ハウス屋根のビニールは風下側を開ける
 ■ 暖房機のハウスダクト〔暖気の通る道〕を適切に配置する
 ■ 翌朝冷え込みが強いとされる場合に、夜間温度を高めに設定する


などといった〔なるべく重油を焚かないように努力したうえでの〕
対策が定番となっていますよ。

というわけで今回は、 ハウス栽培は真冬に行なわれているという事実
を、まずは認識していただく回
 ということになりました。


 30年ほど前にはリットル30円台だった重油が、いまやリッル
  90円台!に。農家の所得が減少している原因のひとつとして、この
  燃料経費の増大が〔当然のこととして〕あげられています。農家さん
  が経営者として重油の節約を考えられるのは、至極当然の事なのです。


51P4M6yKWYL__SL500_SS75_.jpg 夢で終らせない農業起業 」「 里地里山複合大汚染








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Last updated  Jan 17, 2013 04:54:08 PM


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