【カラーガード大好き】マイレージジャンキー 時々 「鉄」

【カラーガード大好き】マイレージジャンキー 時々 「鉄」

2006/06/18
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maman.mさん 、釧路のガイドをしていただき、ありがとうございました。短い滞在でしたが楽しめました。

さて、昨晩遅くに釧路駅を出発し、夜行特急「まりも」で札幌駅まで参りました。1月に来た時はB寝台でしたけど、今回は普通車自由席です。5月まではオフシーズンで寝台料金が3千円だったのですが、6月からは普通の料金に戻ってしまい、6千円もかかるので、寝台を諦めました。

一応510円の指定券を持っていたのですが、空いているので、自由席で4席占拠しました。指定席だと毛布が使えるのですが、2席しか占拠出来なかったので、自由席車に移りました。

釧路駅発車が43分も遅れたのに、札幌駅到着は定刻の5時50分でした。43分の遅れを吸収するとは…。どんな緩いダイヤなんでしょ。

今日は札幌周辺をうろうろします。



【備忘的記述】

17日早朝6時30分に出発。JRとモノレールで羽田に移動。モノレールでは運転台の直ぐ後ろの座席を確保。東京モノレールがATCと初めて認識。25・50・60・70・80キロ各信号の存在を確認。

羽田空港第1ターミナル北ウィングのJGCカウンターで、前便変更とクラスJのキャンセル待ち処理を行う。Aの4番。この番号がクラス変更できた最後の番号となった。Bの1番の客がゲート付近でグラホに悪態をついていた。恰好の良いものではない。

機内では、JTBの時刻表を借りて7月の三連休パスの活用戦略を練る。仙山線に臨時が走ることが分かったので、この切符を釧路駅で確保することにしたい。機材は600、客乗はJD臭い。同じユニフォームを着用していてもJLとJDは未だにサービス内容が異なる。JDのサービスの方がいい。茶菓子一品が出た。まあまあ旨い。と言っても、旧JDのスーパーシートには遠く及ばないが…。



釧路駅に到着。バス停と駅舎を移動しただけでずぶ濡れに。酷い天気。構内放送で下り列車の到着遅延を案内していた。札幌からの特急は70分遅れます、と連呼。酷いことになりそう。

とりあえず、7月の連休中の指定券の確保を試みたが、なに一つ取れない。ドラえもん海底列車は三日ともダメ。583系仙山号もダメ。レトロ仙台号もダメ。ショック…。7月の三連休の行動を根本から見直さざるを得ない。いっそ、鉄道を全部キャンセルして、海外に行こうかな…。気を取り直し、今度は釧路湿原行きの定期観光バスを取りに行ったが、大雨のため運休。言葉も出ない。即座に札幌に移動しようかとも考えたが、炭鉱関係の施設だけでも見ておくことにし、市内バスに乗る。発作的に札幌行きの特急まりもの寝台で券を買ってしまった。1万5千円くらい。高い…。当然カード払い。約225マイル獲得。

バスのダイヤが極端に薄いので、早めの昼食をとった。しけた蕎麦屋に入ったが、妙に旨い。北海道では時々あるパターンだが、何と言うこともない街中の店が高水準の食べ物を出す場合がある。そもそも釧路の海産物はレベルが高いし、蕎麦も評価が高い。意外でもないのかも知れない。

11時40分のバスで炭鉱展示館へ向かった。途中で選炭工場や長大コンベアや臨海貨物専用鉄道を目にした。晴れていれば、絶対撮影に向かうのだが…。

炭鉱展示館に入る。屋外展示物を撮影しようかとも思ったのだが、雨が酷く、とてもカメラを出せない。展示館の入口には大きな炭塊が飾られていた。他の方のブログで見た通りだった。

中は無人だった。切符すら買えない。暫くして管理人が現れた。どうも模擬坑道に浸水が生じ、応急作業を行っていたらしい。この人にマンツーマンて説明して貰った。大変贅沢な気分になった。好きなだけ質問できた。

それにしても、この鉱山は凄い。切羽が水面下750メートルの深さで坑口から8キロメートル〈水平距離〉にあるそうで入坑から切羽まで1時間かかるそう。

九州だと一番 から三番 までの三交替だが、このヤマは各 を更に二分割して、実質6シフトで操業していたそうな。切羽が遠いためらしい。また、ここに来るまで知らなかったのだが、この鉱山では鉱夫の賃金が固定給だったらしい。普通は差別出来高払い〈学術用語・確定レポートでは一般的な表現で言い換える〉なのだが。



展示物は三池や直方と同じ種類だが、釧路のものは新しくて大きい。現役炭鉱だけはある。現在でも年産出量70万トンだそうだ。社員数は概ね5百人だそう。中国やベトナムの鉱山技術者に海底掘りの技術を授けるという側面が大きくなっているらしい。

現在の出荷先は電源開発が殆どとのこと。カロリーの関係で全量燃料炭として使われているらしい。鉱山からコンベアで石炭を運び出し、選炭して鉄道貨車に積み替え港に運び、京浜の火発に納めるよう。臨海鉄道は現役の石炭専用線と言うこと。

管理人さんは炭鉱離職者だそうで、経験があるだけに質疑応答が的確。来て良かった。写真は取り放題。

帰りのバスまで30分以上あったので、選炭工場まで歩いた。雨が酷い。靴下が濡れてしまい、気持ちが悪い。工場の外観や、臨海鉄道の写真を撮影。昭和30年代製造のディーゼル機関車が石炭ホッパ車を曳いていた。多分国内ではここだけの筈。満足感大。

路線バスで再び釧路駅到着。14時過ぎ。札幌に行ってしまおうかとも思ったものの、待ち時間が長いので止めて、くしろ湿原ノロッコ号に乗ることに。出発まで30分くらい。先ほどの寝台券を乗変して830円のノロッコ指定券に変える。代理店がC制印を押し忘れたので差額が現金で帰ってきた。しめしめ、もう一度カードで券を購入して、更にマイルを稼げる。



雨はますます激しい。天井板がない車輛なので猛烈な音だった。トロッコ列車をイメージしているので気密性が悪い。寒い。その割には窓が曇る。車窓を楽しむ感じは全くない。ミスチョイスだった。塘路で折り返し、17時22分に釧路に到着。塘路でもやることは何も無かった。この気象条件では展望台に行っても、湖畔に出ても、何も見えまい。釧路駅でmさんのコメントを読んで和商市場へ急ぐ。雨は依然として猛烈。鉄道ダイヤの乱れが気にかかる。

和商市場は既に「後片付けモード」の店も多い。時間がない。最初に目に入った「勝手丼」の鮮魚店に決める。この店のおばさんに勝手丼のご作法を教えて貰う。先ず弁当屋でドンブリ飯を買って、このドンブリを抱えて鮮魚店を周り刺身を購入し、飯の上に載せて行く。買い終わったら、市場中心部のテーブルでかきこむ。ワイルドなルールだ。ワイルドでかつ美味い。これは確かに名物だった。閉店間際の大幅割引もありがたかった。

釧路駅に戻る。昼行最後の札幌特急に乗ることも考えたが、宿泊費を節約するために、夜行のまりもに乗ることにした。費用節約のために自由席にした。発車までひたすら待つ。待ち時間で携帯を充電した。

まりもの発車は遅れに遅れた。釧網線と根室本線の列車到着を待っていたのが原因。発車は定刻から43分の遅れとなった。

客車2両分の牽引力が足りないのか、今回も非営業車が1両組み込まれていた。寝台は1両は埋まっていたかも知れない。結構な入りだった。

それにしても、気象条件に恵まれない。昨年に石垣島で台風5号に遭遇したのに比べればマシだが…。





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Last updated  2006/06/20 12:13:52 AM
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