【カラーガード大好き】マイレージジャンキー 時々 「鉄」

【カラーガード大好き】マイレージジャンキー 時々 「鉄」

2006/08/24
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テーマ: 鉄道(25286)



さて、続きです。まだまだ「碓氷峠鉄道文化むら」のレポートを続けます。初心に帰って入口からです。

日記

これが入口から見た園内です。正面の建物が、かつての横川機関区の工場施設です。この右側に留置されている車輌が189系特急電車です。

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入口に展示されている動輪です。アプト式の動輪です。アプト式とは何か?、次の画像をご覧下さい。

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こんなレールを走るのがアプト式です。レールの間に歯車のようなものが見えると思います。ここに歯車を差し込んで、ギリギリと急な坂を登っていく方式の鉄道です。これなら猛烈な勾配も何とかなりますが、弱点もあります。先ず、速度を出せません。次に、歯車が欠け易いのです。このような弱点もあるので流行しませんでした。現在では大井川鉄道の一部の路線でアプト式鉄道が運行されているのみです。旧碓氷線はアプト式で運行されていましたので、このような展示物があるようです。

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旧横川機関区の庁舎です。いかにも鉄道機関区という形状ですね。中は展示スペースになっていました。展示物は最後の方でご紹介します。

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漸く本題の列車にたどり着きました。189系特急電車です。碓氷峠は昭和38年にアプト式が廃止され粘着式の運行に改められました。しかし、それでも1000分の67という強烈な勾配が残りました。普通の電車が通過できる区間ではありませんでした。

そこで、碓氷峠専用の補助機関車を用意し、電車特急の前に付けて、急勾配区間だけ牽引を行いました。電車を機関車が引くという形式ですので、機関車と電車を統括制御する必要が生じます。このような運転形式を協調運転というそうです。

横軽通過のために電車の前に連結した補助機関車と統括制御を行う装備を積んだ車輌が製作されました。このような装備を積んだ形式は末尾を9とする系統に分離されました。


 169系直流急行電車
 489系交直両用特急電車
 EF63電気機関車

などが、横軽通過用の形式です。

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車号表示です。クハ189-504でした。

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この特急電車の後には車掌車が置いて在りました。

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客室内です。普通の181系に近い印象です。この車輌は運転台にも上がれました。

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前面のスイッチパネルです。右下に「横軽」というスイッチがあります。何のためのスイッチなのでしょうか。

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速度計です。下りでは速度制限に気を使ったことでしょう。

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運転席の後方窓です。信号煙管が取り付けられていました。暴走事故対策に留意されている車輌なのです。

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運転席にも冷房装置がありました。後ほどご紹介するEF63とは大違いです。

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外から見ると窓が小さいように見えますけど、前方視界はばっちりでした。

この189系特急電車は、長野新幹線開業以降に大量に余剰を生じ、東日本各線で、快速列車や臨時特急として使用されています。この8月に乗り倒した「臨時快速ムーンライトながら91号」も「臨時快速ムーンライト信州81号」も189系でした。まだまだ現役の形式です。

長野新幹線開業までは、このような特急電車が、ここ横川駅でEF63を連結し、軽井沢で切り離し、長野や北陸へ向っていったのでした。今は昔の物語でございます。

次回は横軽のもう一つの象徴形式のEF63をねちーっとレポートします。

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Last updated  2006/08/24 10:03:49 PM
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