最初はThis is a penというのはたぶん多くの人と同じだろう。それからしばらくすると、I am Royという文章が出てきた。入学したときに買ってもらった辞書で、さっそく調べたのだが、Royというのが出てこない。いったいなんだと思って授業を聞くと固有名詞だった。これってjohnとかTomとかだったらすぐに人の名前だとわかったのにRoyなんてどうみたって一般的じゃない。それ以来、Royという名をきくと英語の教科書を思い出す。 授業ものんびりしたもので、いっせいに声をあげて教科書を読むのだが、英語にカタカナのフリガナを振ってる子もめずらしくなかった。他の教科についてはゆとり教育以来教科書がやさしくなったと思うことが多いのだが、英語に関しては、今の若い人の方が平均はずっとレベルが高くなっていると思う。