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公式サイト:抱擁のかけら 「ボルベール<帰郷>」に続いて、ペドロ・アルモドバル監督がペネロペ・クルス主演で撮った映画です。日本公開もされていて、銀座のデパートで写真パネルの展示もやっていたので、さぞや面白いのだろう・・・と期待していましたが、うーん、そこまでではありませんでした。 なんかアルモドバル監督の作風が年々薄くなって行っていってるような・・・。個人的に「トークトゥーハー」や「アタメ!」みたいな、ピュアすぎて変態、変態すぎてピュアって話が好きだからなのかもしれません。 それに比べると、今回のは薄い・・・。「ボルベール」もわりと薄めではあったけど「えっ?!?」みたいなエピソードがあったし、女同士が結託して男をやっつける話が面白かった。今回のは、執拗にビデオカメラで追ってくる愛人の息子(ゲイ)くらいだったかなあ、エグイところは・・・。 新人映画女優ペネロペと監督の恋愛が、作品の背骨になっているんですが、この二人の結びつきも、そこまで究極の愛!って感じでもなかったし。新人美人女優 と監督が撮影を通じて恋愛するのは、ありがちな展開だったので「あ、この恋愛はちょっと特別なんだな」という描写が欲しかったなああ~。そしたら最後もっと感動することが出来たと思います。 余談:祝ペネロペ出産!男の子だそうで、ちょっとホッとした私なのでした(だって、女の子は父親に似るって言うではないですか。ハビエル・バルデム似の女の子って・・・)。
2011.01.30
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Jアニソンのボッサカバー「アニメンティーヌ」が売れたのをいいことに、今度はカバーアルバムを出してきたクレモンティーヌ。しかもタイトルが「カヴァメンティーヌ」・・・。このひねりがまったくない感じは、何なの?!と言いつつも・・・買いました、カヴァメンティーヌ(笑)。チューブや中島みゆきや、山崎まさよしのカバーも入っています。「日本が大事な(ほとんど唯一の)マーケットだからと言って、そこまで日本に迎合しなくても・・・」と思っていたけど、結構いいですね(照)。 このアルバムの中で一番気に入ったのは、山崎まさよしのカバー「ふたりでPARISに行こう」です。娘さんのソリータちゃん(そういえば、SPURで私服 を披露していたな~。リセエンヌって感じで可愛かった)とのデュエットで、パリへの憧憬が無邪気に歌われていて、「いい曲だな~」と・・・。恥ずかしなが らオリジナルは知らなかったんですが、ライブバージョンをYou tubeで見つけることが出来ました。 あとチューブの「Season in the sun」も、原曲とは全く違うアプローチだけど、クレモンティーヌ的おされヴァカンスチューンになっていて、早くも夏が待ち遠しいのであります。クレモンティーヌはやっぱり夏っぽい曲が似合うなあ~。 私、これリアルタイムで見てたかも!浜辺のセットが記憶にある~。 夏と言えば、私がクレモンティーヌを知ったのは、カレーマルシェのCMだったような・・・。「L'ete」というこれもスローなバカンス@カンパーニュという曲でした。17~8年くらい前の話です。 そのとき、夏休み中でたまたま見ていた「笑っていいとも」にクレモンティーヌが出ていたんですよ。エンディングの最後の方で、よく外タレが一瞬だけ告知のボードを持った通訳さんと一緒に現れますよね。そこに出ていたのです! レギュラーだったダウンタウンの松っちゃん(!)が、「今から日本で一番有名なフランス人の真似をします」と言って、 「ルパ~ン しゃ~んしぇ~(三世)」とモノマネを披露(笑)。このモノマネを振られたクレモンティーヌは、ガチで 「ルパ~~ン しあゃ~~んしぇえ~~!!!」と松っちゃんよりも激しいモノマネを返してくれたのでした・・・。マニフィック☆
2011.01.30
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クリスマス後のキャス・キッドソンのセール(UKのサイト)にてお買い物しました。今回は可愛いから、ついつい、ふら~っと買ったのではなく、必要に迫られてのお買い物です(キリッ!)。キャスの散財履歴はこちらから。(右上から時計回りで)・Bouquet Pillow Cases大きなバラ柄のピローケースは持っているので、ちょっと雰囲気を変えて小花柄を選んでみました。白地が爽やかなので、春夏っぽいかな。 ・Paisley Luggage Gift Set パスポートケースとネームタグのセットです。作りは結構ペナペナしてて、さすがMad in Chinaな感じなんだけども・・・。柄は大好きなペイズリー。春夏はペイズリーの新色とか出ちゃったりするのかな?楽しみ楽しみ・・・。 ・Spray Flowers Under Bed Strage×2お布団やタオル、バッグなんかを収納するのに丁度いいこのベッド下に置く用バッグ。既に別の柄を何個か持っているのですが、便利だしセールだしもう2つくらい買っておくか!と買ってみました。 ・ Spray Flowers Hanging Shoe Tidyクローゼットのドアなどに、吊るしておける収納グッズ。こういうの、ありそうでない。しかも可愛い!と言うことで注文しました。狭い狭 い我が家の玄関は、私の靴とジェロームの船のように大きい靴で溢れている(靴箱は、もちろんオーバーフロー)ので、見つけたときは「なんて素敵なソリュー ション!」・・・と思って。もちろん、引っ掛ける金具も付いています!・Province Rose Cosmetic Bag 去年は、プロヴァンスローズ柄にハマっていました。旅行のときに割れやすいプレスとパウダーやアイシャドウ、チークを入れて手荷物 にするときのポーチとして購入。プロヴァンスローズはエメラルドが一番可愛いと思っていましたが、ペールグリーンもほっこりしていて可愛いです。(隣のピ ンクのプロヴァンスローズはお店からのThank youカードです) 可愛く収納ソリューション!そして、Hanging Shoe Tidyちゃんを使ってみました。ワオー、靴が入る入る♪去年の夏に狂う程買った、ビジュー付きフラットサンダルたちがザクザク収納されて行きます。 一番下の大きいポケットには折りたたみ傘を入れてみました。しかしコレ、全部靴用のポケットでもいいんだけど・・・。キャスさん、是非とも靴バカのために改良 バージョンを!そしたら5枚くらい買いますから私!!壁掛けタイプじゃなくって、箱っぽいタイプのHanging Shoe Tidyも激しく気になります・・・。
2011.01.19
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どうせ冬って言ったって、東京の冬が本当に寒いのは一瞬だし~とタカをくくっていたのですが、寒い・・・寒すぎる!!!今年の冬の寒さは昨年の比ではない気がするのは私だけですか?と言うことで、バーゲンで防寒具をゲットしました。 最近、レオパード柄が大好き(もしかして、これも一種の加齢現象?そのうち小物だけじゃなくてワンピとかアウターとかに広がって行くの?)。レオパードは 意外とネイビーのダッフルコートに合う!黒とかに合わせるとグラマラスになりすぎてしまいますが、ネイビーはちょうどいい感じになると思います。 ・Tolaniのレオパードストール ジェシカ・アルバやキム・カーダシアンが愛用しているというTolaniのレオパードストールを買ってみました。巻物は手触り第一だけど、セレブが愛用し てるのなら大丈夫だろうと言うことでネットで購入。シルク50パーセント、パシュミナ50パーセントだけど、うーん、そこまで手触りは良くないなあ・・・ というのが正直な感想です。Tolaniのシルク100%のチュニックやワンピースはすごく着心地がいいのですが、ストールは今一歩と言ったところ。 ・Glovesのレオパード手袋 こんなのが欲しいな~、と検索したらまさにイメージ通りのものが!!!レザーとハラコの手袋でイタリア製。Glovesというブランドはイタリアの老舗レ ザー手袋メーカーなのだそうです。HPもお洒落でした。サイズは6.5の小さめサイズを注文しました。手の甲あたりはちょうどいいけど、指先がちょっと余 る感じ。イタリア人は指が長いのかしら?(長そう)。いや~、しかしレザーのピタッとした手袋は本当に暖かい・・・。もうコレなしじゃ外に出られない。来 年もGlovesの手袋が欲しいです。今度はダルメシアンとか。
2011.01.16
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去年の話で恐縮ですが・・・クリスマスにお休みを取って万座温泉に行ってきました。温泉(私の希望)とスキー(ジェロームの希望)を融合させたプランで、2泊3日のスキー温泉旅行。 あれ・・・?気がついてみたらこれが結婚してから初めての旅行。ってことは新婚旅行なの??いつも世界を飛び回っている(最近は主に東南アジア方面)ジェットセッターなこの私の新婚旅行が、温泉?! いやああああ・・・・エメラルドグリーンのラグーンに浮かぶ水上コテージで目覚める朝、ラクダの背中から見つめる広大な砂漠に沈む黄金の夕日、ジャスミン の花を散らしたプライベートテントでの二人きりのロマンチックディナーはどこ?どこなの?!(シチュエーションは私の新婚旅行妄想ファイルから抜粋) 書いていて、そんなゴージャス旅行に行けるお金がドコにあるんだ・・・と虚しくなったので進めます。まあ、あえての「あ・え・て・の」温泉に行くってのも逆におしゃれでしょ?!と自分で自分を納得させることにします(でも、万座温泉はよいところでした☆)。 11月の頭にJRと宿泊、リフト券がついたツアーをトラベックスにて予約。宿は万座亭(本館)です。HP見たら、結構良さそうな旅館だったので期待大。ボード好きの友人も泊まったことがあるそうで、結構よかったとの感想でした。ちなみに、スキーのウエアと道具は全部レンタルです。同友人に聞いたところ、ヒートテックと、目薬とハンドクリームとリップクリーム、首から下げられる小物入れを持って行くことを強くすすめられました。 1日目: 朝、東京駅から特急に載って軽井沢まで1時間ちょっと。近いな~、軽井沢!そういえば2年前の夏に家族と行ったのでした。電車を降りるなり、ううう寒い!と震え上がりましたが、目指す万座温泉はもっと山の上。ローカルバスに載って約2時間の長旅です・・・。 窓の外はだんだんと雪深くなり・・・万座温泉バスターミナルに着いたら、外はもう雪国!!ぷ~んとイオウの匂いがします。ああ~温泉に来た~と思っていたら、「なんか、おならのにおいがしない?」とお約束な反応のジェローム(笑)。 スキーやボードのお客さんも多い万座亭。 もちろん露天風呂も~。つらら、落ちてきたら死にそうなくらい鋭い! 宿の方にバスターミナルまで迎えにきてもらって、やっとチェックイン。モダンで素敵な旅館でした。もう3時頃になっていたので、取りあえず部屋でお菓子を 食べ(ランチ出来なかったので・・・)、私は温泉に。滞在中、入れるだけ入ろうという気満々です。ジェロームはゲレンデに行くと出て行ったのですが、5時までの営業だったのでもう間に合いませんでした。 お風呂ですが、源泉掛け流しの真っ白いお湯に身も心もほぐされました・・・。温泉、まじバグース・・・(なぜかインドネシア語)。定年後は南の島に移住しようと思ってたけど、温泉地も捨て難いなああ・・・。ご飯も量多すぎずで美味しかったです。 2日目: 今日はスキーの日。浮かない顔の私にウキウキ顔のジェローム。私、スキーはおよそ14年振り・・・。レンタルを済ませて、ゲレンデへ。さ、寒い・・・寒い いいいいいい。ヒートテック着用なのにこの寒さ!そして、全く滑り方を覚えていない私。怖いし、寒いし、金かかるし、まるで罰ゲーム!!!リフトで降りる ときに尻餅ついたりして、ああ恥ずかしい・・・。 寒い・・・そして怖い(スキーが)!! 吹雪いてきちゃった・・・。私はレストランへ避難。 水を得た魚とばかりに滑りまくるジェローム。 最初は初心者コースに付き合ってくれていたジェロームも、「私、もっと上で滑ってきてもいい?」と中級者コースへ・・・(彼は小さい頃から滑っているの で、結構上手)。半ばあきらめた私は、レストランでケーキを食べたりして時間を潰したのでした・・・。思い返せば、前に滑ったのは10代のとき。すぐに滑れるようになったのですが、それっきりずっとご無沙汰だったので、無謀なプランだったのかもしれません。宿に帰って温泉をひたすら堪能しました。 3日目: 今日も滑りたそうな顔のジェロームでしたが、帰る気満々の私。ところがバスの本数の少なさを考えておらず、次のバスまで3時間程時間が空いてしまいました。ここぞとばかり温泉に行き、ラスト温泉を堪能。 帰りに軽井沢のアウトレットに寄りましたが、2年前とは随分変わっていて、グッチ、ボッテガ・ベネタ、クロエ、トッズなんかのハイブランドもいっぱい入っ ていました。まあ、アウトレットなので欲しいものはありませんでしたが・・・。オリジンズの化粧品があったので、いくつか買って終了。と、いうことで新婚旅行のレポートでした!(いや、やっぱり南の島に行きたいぞ・・・) 今回の旅行の教訓: 国内旅行とはいえども、旅の計画は綿密に!(ランチしそこなったり、バス乗り遅れたりしたので)
2011.01.16
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コーエン兄弟監督による、サスペンススリラー。ハビエル・バルデムがオスカー助演男優賞を取った映画です。それだけじゃない!作品賞、監督賞、脚色賞も取ってるんですね。調べたところ、コーエン兄弟の映画は意外と見ていますね・・・。「ファーゴ」、「オー、ブラザー!」、「ディボース・ショウ」、「パリ、ジュテーム」(これはオムニバス)、「バーンアフターリーディング」など・・・。なんとな~く通好みの映画を作る監督って言うイメージがあります。 この映画もすごく評判いいみたいだし、面白いんだろうなっと思って鑑賞してみましたが・・・・よく・・・いやほとんど意味がわからなかった!!!え??? これで終わり???みたいな・・・。てっきりハビエル・バルデムがラストにどんな最後を迎えるのか(なぜか死ぬと思い込んでいた)落としどころが用意され ているものと思っていたので、「あれ~~~?」って感じでした。 私が、この映画でフックしたポイントは以下です。 ・ハビエル・バルデムがキモい殺人マシーンになりきっていてビックリ。ラテンなセクシーは封印して、ペッタリおかっぱ頭で不気味でした。しかし、英語上手だね(スペインなまりがあんまりない。嫁になったペネロペはすごいあるけど)。 ・ジョシュ・ブローリンの奥さん役のケリー・マクドナルドは、最初に出てきたとき娘かと思った・・・。年なのか若いのか微妙な感じの人だな~と思っていたら、この方は「トレインスポッティング」でユアンがナンパした女子高生役でデビューしていたんですね!!ビックリ。 ・負傷したジョシュ・ブローリンが、メキシコ国境を通るシーン。アメリカ人はノーパスポートで思い立ったときにふらっとメキシコへ行けるんですか?!逆は超大変そうだけど・・・。以上です!
2011.01.10
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【中古】【邦画】ノン子36歳(家事手伝い)(DVD)【中古】【16-Jan】価格:2,160円(税込、送料別) ずっと気になっていた映画です。坂井真紀はいくつになっても可愛いなあ・・・。坂井真紀演じるノン子は、36歳の出戻り娘で実家住まい。タイトルに「家事手伝い」とありますが、家事はまったく手伝わずニート生活を送っているダメ人間です。と にかく家庭内での態度が悪い。お母さんのことを無視したり、帰ってきたときには、大きな音で階段を駆け上って自室に閉じこもったり。ヘビースモーカーで可 愛げがない。しかし、洋服はそれに反してナチュラルなコットンのブラウスだったり、リネンのチェックストールを巻いていたりして、ほっこりテイストなノン 子。そんなノン子を見ていると、私の妹を思い出します。血中ヤンキー度が高い人ほど「ほっこり」だとか可愛いもの に惹かれるという法則はやはり正しいのかもしれません(ちなみに妹は、くわえ煙草をしながらパステルカラーの毛糸で編み物をしていました。可愛いんだか可愛くないんだか)ノ ン子の実家は神社をしているのですが、(お父さんは斉木しげる。小学校のころ日曜朝にやっていた魔法少女ドラマのお父さん役は、いつも斉木しげるさんでし た。懐かしい)神社でやるお祭りの屋台に出店したいという若者(星野源)がやって来ます。ぽっと出の業者は許可されず、断られてしまうのですが、なぜかそ のままノン子の家に居候をすることに。そんなとき、ノン子の元夫(鶴見辰吾)がノン子に連絡をしてきます。実はノン子、東京で売れないタレントをやっていて、元夫はマネージャーだったのです。「東 京で、もう一花咲かせないか」と言う元夫にノン子の気持ちは揺れますが・・・。この作品はR-15指定なんで、坂井真紀×前述のメンズ二 人による濡れ場があるのですが、うう~ん、すごい。坂井真紀の女優魂に脱帽です。モニカ・ベルッチ並みの脱ぎっぷりの良さ+エマニュエル・べアール並みの リアルなセックスシーン(どちらもフランスで活躍する女優さんですが・・・)。でも欧米チックなベッドシーンでは全然なくって、日本っぽいんです。シチュエーションとか身体とか。一番すごいと思ったのは、ノン子の乳首がちゃんと立っていたこと。これを見て、すごい役者魂だなああ~と思ったのであります。ダメ人間同士が、傷をなめ合うようなラブシーンは見ていてなんとも切ないんです。普通 にノン子が恋愛をして、ちょっと元気を出す終わり方なのかな~と思いきや、前半でお父さんの斉木しげるが使っていたチェーンソーが伏線となり、13日の金 曜日的なマッド展開に・・・。うわわわわ、と思いつつも星野源さんの熱演に引き込まれ、これから二人はどうなるの?と思いつつ、エンド・・・。最後はひよこだった雄鶏を捕まえるところで終わるので、ハッピーエンドなのかな。うーん、すごい映画だったな。既にDVDですが、これ宇田丸さんのシネマハスラーで取り上げて欲しいかもと思いました。DVDの特典で舞台挨拶が入っていましたが、監督さんと出演者の雰囲気がすごく良くって、いい感じの現場だったんだろうなあという感じが伝わってきました。鶴見辰吾さんって結構面白い人なん ですね(打ち上げのカラオケで1曲目が「ラ・バンバ」だったことを坂井真紀さんに暴露されていました)。
2011.01.09
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★全巻コミック★新入荷DVD★セール中★3000円以上送料無料★【中古】【レンタルおち】スリーピ...価格:1,099円(税込、送料別) ※ネタバレな上に長いです。新年2発目は、ジェシカ・アルバ主演の「スリーピング・ディクショナリー」です。今までノーマークだったけど、なんと英国統治時代のボルネオ(サラワク州)が舞台ということで、これは観ておかないと!!!といきり立ったわけです。しかし、アマゾンなどのレビューをチェックしたところ、「期待はずれ」「ジェシカは魅力的だけど、それだけ」等の感想がちらほら。そ、そっか・・・B級の雰囲気はしてたけど、やっぱり・・・と気持ちがしぼんで行きました。しかし、「最悪、ボルネオが見られればいいか・・・」とボルネオ見たさにレンタル(どんだけボルネオ好き?)。これが、思ったより全然おもしろい映画でしたよ!!!期待値が低かったからとか、そんなんではなく、 単純に映画として飽きさせることがなく、面白かったのです。ざっくり言うと、赴任してきた英国役人と彼にあてがわれた「スリーピングディクショナリー」という役割の現地語レッスンのための現地妻のラブストーリーです。外国語を覚えるにはその言葉を話すネイティブの恋人を作ればよい、といいますが、それを地でいってるわけですね!若 い英国役人はヒュー・ダンシー。この人は「お買い物中毒な私!」にも編集長役で出ていました。若くって、なーんもわかってない坊ちゃんで、魅力はな し・・・。「現地人の教育のために来た」と熱意に燃えているようですが、宗主国側の思い上がった考え方にムカムカします(娯楽映画なのに、落ち着け自分・・・)。ここで出迎えてくれた酋長の息子が、コタキナバルのレストランで見たショーダンサーと同じ格好をしていたので、ちょっとテンションが上がりました(笑)。あと、料理人がウータンを飼っていたところも!!!抱っこしてて、可愛かった・・・。そ して登場するエキゾチックなジェシカ。素肌バティックをまとって、いいねえ、いいねえ・・・。しかし、ジェシカだけ欧米人ぽくね?と思ったら実は彼女のお母さんもスリーピングディクショナリーをやっていて、それで生まれた娘がジェシカという設定。だから英国人とマレー人のハーフなわけですね。ここはジェシカのエキゾチック風貌を生かすナイス設定。そして最初は「え~、現地妻なんて、無理っす・・・」とかたくなに拒んでいたイギリス人もジェシカの魅力に惹かれてフォーリンラブするわけです。ジェシカがなぜイギ リス人に惹かれたのかよくわかりませんでしたが。台詞で「宴会でのダンスがよかった」というのがあったのでそのせいかな。そのシーンで、ジェシカのアップとかがあれば説得力があったのかもしれませんが。まあ次行こう!ん で、ラブシーン(外は雨。たしか)なんですが、舌ったらずのジェシカが手取り足取りで、マレー語を教えてくれつつのラブシーンなんですよ。ここで、なんとなく、フィリピー ナじゃなきゃダメなんだ!っていうおじさんの気持ちがわかりました・・・(設定はマレー人ですが)・・・スス、バグース・・・。しかし、現地妻は所詮現地妻。あくまでも言語習得のための道具なので、マジになることは許されません。真面目なイギリス人は、「僕らステディーな関係なんだから、彼女を妻にする!」と上司に直訴しますが、無理矢理別れさせられてしまいます。実はこの上司(ボブ・ホスキンス)がジェシカの父親なんです。そして奥さんはブレンダ・ブレッシン。「リトル・ヴォイス」や「プライドと偏見」のお母さんですね。さすが演技派。ねちっこい姑演技は素晴らしいです。そしてヒュー・ダンシーと結婚させられる娘役はエミリー・モーティマー。彼女は「マッチポイント」と同じような役でしたが・・・。薄幸そうな感じがするからですかね~。とにかく脇役を英国演技派で固めたところが、この映画の完全なるB級化を水際で防いでいるような気がします。ということでイギリスへ帰り、上司の娘と結婚した主人公。ところが数ヶ月後またサラワク州へ戻ることになります。エミリー・モーティマーを連れて、夫婦として 戻ってきた主人公は、ジェシカが酋長の息子と結婚し、息子を出産したと聞かされます。これで、良かったんだ・・・となるところが、偶然に息子を連れたジェ シカを岸辺で目撃してしまいます。その赤ん坊は・・・金髪碧眼でした。「僕の子だ・・・」と愕然とする主人公。その赤ちゃんが、本っ当に純ヨーロッパ人なんですよ。マレーシアのクォーターにまったく見えない(笑)。そして話はこじれ、やっぱりジェシカがいいんだ!子供だっているんだし!となるも、それが許されるはずもなく・・・。二人は駆け落ちすることにします。バレないのか?二人は無事に逃げられるのか?と、ここらへんがスリリングで、いろんな伏線が効いていてドキドキ。ところが、本妻のエミリー・モーティマーが妊娠 していることが判明。悩む主人公。しかし、理解のありすぎるエミリーは、「あなたの忘れ形見と生きて行くわ」と主人公を行かせてしまうのでした・・・。そんなエミリー、駆け落ちの翌日には、マーマレードを塗ったトーストをお父さんから奪ってむしゃむしゃ食べていたので、そんなにショックじゃなかった?女性は妊娠すると強くなるので しょうか・・・。そして色々なピンチをくぐり抜け、ジャングルの中でやっと落ち合えた二人。ピンチをスピリチュアルな原住民が飛び道具で救ってくれるところなんかは、ちょっと「オーストラリア」みたいでした。「祖国も、母国語も捨てて、君と生きて行く」という決心をした主人公。文明社会で生きてきたイギリス人が、腰巻き1つでジャングルに暮らしている様はちょっと異様 な光景ではありますが、まあこれもひとつのハッピーエンド・・・。と、言うことで、ジェシカに萌えられるし、ボルネオは見られるし、なかなか楽しんだ1本になりました。おすすめです!
2011.01.05
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あけましておめでとうございます!今年も@itan-journ@lをよろしくお願い致します。2011年一発目の映画は、「クリーン」です。この映画は、一ヶ月くらい前にツタヤでレンタルしたところディスクに傷がついており返品し、無料レンタルチケットをもらいましたが、そのチケットで「ユキとニナ」(新作にも使えるチケットだったから・・・)を借りたのでした。と いうことで、やっとの鑑賞。主演はマギー・チャン。カンヌで女優賞を取ったそうです。監督はマギーの元夫でもあるオリビエ・アサイヤス監督。派手な演出 (それこそ母子の絆で泣かせるとか)はまったくなくて、押さえた演出・演技なのがリアルと言えばリアルですが、個人的にはいまひとつと言ったとこ ろ・・・(鑑賞時に頭が痛かったので、そのせいか?)。英仏中と語学が堪能なマギー・チャンは、ア↑コガレですが、本作ではドラック中毒の母親という重めの役です。ドラッグがらみのアクシデントで夫を亡くし、義理の両親に預けている息子と会い たい一心で、どん底の状態から仕事を見つけ「クリーン」になろうとする女性を演じています。クスリが切れた状態のマギー・チャンが、人の家の洗面所で風邪 薬(?)をむさぼるように飲むシーンは痛々しさが伝わってきて、なんともやるせない。義理のお父さんがニック・ノルディなんですが、彼もよかったですね~。脇をきっちり締めているって感じで、子供とのシーンもよかったし。「ホテル・ルワンダ」でけなしてゴメンという感じになりました。「ベ ティーブルー」のベアトリス・ダルも友人役で出ています。年食ったパリジェンヌって のもまたセクシーですね。ラストで、レコーディングスタジオから出て外を眺めるシーンが、全快ではないけれど、微かな、微かな再生の始まりという感じで、なかなか渋かったと思いました。
2011.01.05
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