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スリランカ・アマンガラのサロン↑ いつもブログを読んで下さっている皆様へ明日から、しばらく東南アジア(マレーシア、ベトナム)へ旅行に出かけます。ブログの再開は7月上旬を予定しております。それではまた!aitantanmen
2012.06.20
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ウッディ・アレンの最新作はパリが舞台。フランス女優も出てるけど、どうせ喋るのは英語なんでしょ?と思ってDVDになるのを待つつもりだったけど、母親に誘われて行ってきました。母親(犯罪ものや法廷もの好き。韓流は興味なし)は「最近観た中で、一番面白かった~」と満足げでしたが、個人的には「まあまあ」かな~。ウッディ・アレン作品の中で一番ヒットしているらしいけど、「マッチポイント」とかのサスペンスものの方が面白いと思う。こういうファンタジックなやつだったら「世界中がアイラブユー」の方が好きです。パリに婚約者とその家族とやってきた脚本家のギル(オーウェン・ウィルソン)が、ひょんなことから1920年代にタイムスリップしてしまうというお話。ヘミングウェイ、ピカソ、ダリ、フィッツジェラルド夫妻、TSエリオット、ロートレック、ルイス・ブニュエル etc・・・と当時のカルチャー有名人がいっぱい出てきますが、私がピンと来るのはピカソとダリくらいだなあ・・・。他の人は名前を聞いたことあるって程度(英文学だったんだけど、ヘミングウェイなんて読んだこともないしな~)。とにかく20年代パリに住んでいた有名人がいっぱい出てくるので、教養のある人じゃないと楽しめないような気が・・・。映画館で隣に座っていた女子が、20年代パリ有名人のセリフにいちいち大笑いしていたので「ああ、この人はこういうギャグだかネタだかを即座に理解して楽しめるのだなあ・・・」と思い凹んだり。しかし、あまりに笑い声が止まらないので「てかいちいちうるさくね?私、教養あるんですアピール?」とイラっとする一幕もあり(笑)。あと意外とタイムスリップ中の展開が緩やかで眠くなり、大あくびを何度もかましてしまいました。ということで、箇条書き感想です。 ・最初に何気ないパリの街角が延々と映し出されるんだけど、パリにある種の勝手な郷愁を抱いている私のような人は「ああ~、これだけずっと観ててもいいかも・・・」と思うことでしょう・・・。・オーウェン・ウィルソンは意外とハマっていてよかったかも。意外とすんなりタイムスリップに馴染んでいたのは、彼がロマンチスト設定だからなのだろうか?「パリの屋根裏に住んで~、熱々のバゲットを小脇に挟んでセーヌ河畔をお散歩☆」みたいなこと言ってたし、見かけによらず意外とオリーブ少年なのね(笑)。 ・ロダン美術館のガイドが元ファーストレディーのカーラ・ブルーニ・サルコジ!演技は可もなく不可もなく。マイケル・シーンがインテリの男役で出てたけど、カミーユがロダンの愛人だったってことは私でも知ってる情報(確か、関口宏の「知ってるつもり」とかで得た情報)なのに、ソルボンヌ大学で講義する人が知らないってのは妙~に変(ライカ稲川淳二)な脚本だと思ったのだった。・フィッツジェラルド役の人、「この顔どこかで・・・?」と思ったら「マイティー・ソー」のロキ(ソー様の弟。アベンジャーズではメインの悪役)の人だった。なんかクセモノ顔なんだよね。・文化サロンの女主人ガートルード・スタインは、キャシー・ベイツだったけど、はっきり言って安宿屋のおかみさんにしか見えない・・・。 ジュディ・デンチ(007の上司)あたりがやれば教養の香り漂うサロンになってよかったのにな。・ マリオン・コティヤールはもうフランス映画に出る気全然なしなのだろうか?なんとなく残念である。レア・セドゥ(MI4で女スパイやってた)も出てたけど、彼女らフランス女が英語をしゃべると、美人なんだけどちょっと地味目な人という感じに見えてしまうんだよな~不思議なんだけど。やっぱフランス語の音が持つ魔力ってすごいんだな。・ダリと言えばあのシュールな空間に浮かぶ目と唇の絵(日本のメーカーがそれをモチーフにした香水瓶も作っていたような)。そのモデルがまさかオーウェンウィルソンの顔だとは・・・ここは私もニヤリとしましたよ。 ・ オーウェン・ウィルソン、婚約者のピアスを勝手に取って、20年代の女にあげようとは・・・こりゃひどい!抜き差しならない状態になるが、これは自業自得というものであろう(笑)。・しかしあれだね、やっぱりどの時代の人間も「現代なんて全然話しにならないよ。それに比べて、あの時代はよかったよな~・・・」ってネガティブな懐古主義に生きてるんだなって思って、ちょっと切なかったな~。・婚約者のお父さんが雇った探偵(ガド・エルマレ)は「プライスレス 素敵な恋の見つけ方」に出てた人だった。彼が追いかけられるシーンは、この映画の中で一番笑えました。以上です!
2012.06.18
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※ネタバレありです。 学生時代に一度観たけど、内容を全く忘れてしまっていた・・・(すごく眠かったのとNYのネオンを覚えている)。久しぶりに再鑑賞。ロバート・デ・ニーロが不眠症のタクシー・ドライバーで、夜のドライブで世の中に対してフラストレーションを募らせて行く・・・というお話。友人Iが、「『ブラスト公論』に書いてあったタクシー・ドライバーの話(「疎外感と優越感」がテーマだった)を読んでると、アイタンの学生時代の話を思い出す」と言っていた。私の学生時代・・・「周りはバカばっかりで、まったく世の中腐りきっておる!」という思想を濃くしていたあの頃は「4年遅れでやって来た中二病」と自分史の中では定義されています。(中二病と言えば、心の一本「ゴースト・ワールド」!)だから、さぞや共感の嵐・・・かと思ったけど、いまいちピンと来ない感じでした。やっぱりゴーストワールド的ガーリーな中二病と、いい年した男がこじらせる中二病って、似ているようでちょっと違うのかも~。本作のデ・ニーロは一応26歳っていう設定でした。見た目は30歳くらいに見えるけど、やっぱり外人の見た目年齢ってわかんないものね。でも~、な~んかトラビスは「本当にヤバい人」なんだよな・・・。世の中のスタンダードってものからズレてて、そのズレ方がちょっとこの人サイコパスになってしまう手前なんじゃ?というレベル。上院議員の暗殺計画もあったわけだし、反社会的分子になっちまった中二病こじらせが、デ・ニーロの素晴らしい演技力で表現されていて、結構コワイんですよ。女に対しても、ガンガン行ってデートに誘えるスキル(しかも選挙事務所で働いている知的な美人)があるのに、普通にポルノ映画に連れてって関係そのものをオジャンにしちゃうしさ~。その後案の定つきまといしてストーカー化しちゃうし、あーあー・・・って言う。上院議員殺害計画も彼女に振られた腹いせなのだろうか?よくわかんなかったけど。ちなみにジョディー・フォスターのストーカーが、この映画に影響されて、レーガン暗殺を計画したんだとか。動機がジョディーの気を引きたかったからだと言う・・・。おかしな奴の考えることは・・・こわいな、こわいな~(稲川淳二風)トラビスは、ジョディ・フォスターの少女娼婦を買うのかと思ったら部屋に入るなり説教始めちゃうし、風俗行って風俗嬢に説教するオッサンみたいだよ!そういうオッサンに限って、俺とまっとうな恋愛してタダでやらせろみたいな考えの持ち主なんだよな・・・(個人的な経験ではありませんが)。「この街は掃き溜めだ。清める必要がある」ってなって、身体を鍛え始めたり飛び道具を手作りしたりして、アブナい刑事ならぬ、アブナい自警団的な感じになっちゃうのか?と思ったけど、確かにこういう思想はナイフを持ち歩く中学生っぽいっちゃあ、ぽいかも。でもデ・ニーロがやると怖さが半端ないんですよね。「この人怒らせたらアカン、目があってもアカン・・・」みたいな感じ。でも結局ヘタレなため上院議員を暗殺出来ず、なりゆき的に少女娼婦ジョディー・フォスターを救ってしまう。血が薄めたトマトケチャップみたいだったのは、時代なんでしょうかね。一応悪い奴も打ったし、破滅的でカッコイイ最期を迎えられて、よかったのかなあ~とも思ったらトラビス生きてたよ!とビックリ。確かに銃撃戦で死んでたら凡作になっちゃうところだったかもしれない。生きてて普通通りに生活してるけど、なにか憑き物が落ちたかのようなスッキリした表情のトラビス。ポルノ映画連れてって振られた知的美人を偶然タクシー乗せるんだけど、ヒーローにまつりあげられたトラビスに彼女もちょっと未練がある風!「女って本当に単純でバカだなあ・・・」とトラビスならずも思ってしまうシーン。「でも、トラビスこれはチャンスかもよ?今なら抱ける!」とも思う(笑)。しかし、何か言いたげな彼女を残して、何事もなかったかのようにタクシーを発進させるトラビス・・・カッコイイわけ、これが!思うに、銃撃戦は彼に取ってのイニシエーションみたいなもので、これを通過しレベルアップした自分に、昔の女は必要ないってことだろうか?そして、偉業を達成した自分に駆け寄って来る女をスマートにやり過ごす・・・今この瞬間、世界で俺が一番カコイイ・・・って感じ? これ全世界のボンクラ男子の夢なのではないだろうかなあ~。この点はガーリー中二病キャリアもわからないでもなかったです。誇り高き中二病よ、あっぱれ!
2012.06.18
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「最近、全然買物してな~い」とのたまいつつ、友人が働くイエナで沢山お買物してしまいました・・・。友人あみーごの挙式参列衣装を買いに行ったんだけど、他にもいっぱい買っちゃった・・・てへぺろ☆ ・NorAhのワンピース式典用のリトルブラックドレスは持っているものの、夏の結婚式に黒は重い・・・と思い、色の付いたワンピースでも買うべ・・・と思って出かけたところ、このアイスブルーのワンピースに一目惚れ。ケープが付属したようなデザインが可愛い。イエナ勤務の友人曰くNorAh(検索してもノラ・ジョーンズばっかり出て来る)は日本のブランドなので、アジア人の肌トーンに合う色味なんだとか。確かに・・・パステルカラーが似合わないイエローベース/黒目黒髪の私にもしっくりきました。可愛いし、さぞやお値段も・・・と思ったら2万円でお釣りが来る価格でした。色違いでペパーミントグリーンもあったけど可愛かったなあ。(ワンピースに合わせたコットンパールのネックレスはこちら) NorAhは、楽天でも売っていました。↓ ・CROCE CROSSのカーディガン なんか羽織りものが欲しい・・・というリクエストに対して、イエナ勤務の友人が持って来てくれたのがコレです。「あ~、こういうのよくMUJIで売ってるよね~」と、よくある感じよね~というテンションで羽織ってみて驚愕。すげー細く見える。しかも、これに包まれて眠りたいくらい肌触りも最高・・・(テンセル80%、カシミヤ10%、シルク10%)。クシャクシャにしてもシワにならないので旅行に持ってこい(ストールみたいな感じ)!使える!ちょっと肌寒いときに羽織るのに、これ以上ないくらいピッタリ・・・。ベーシックカラー全部揃えたいくらい気に入りました。コレは本当におすすめです。 ・Oliver Goldsmithのサングラス 引っ越しのドサクサで持っていたサングラスがどこかへ行ってしまい、買い求めた一本。前に持っていたタイプが往年の大女優風だったので、スタンダードな型にしてみました。どんな服にも合いそうだけど、プレッピーな装いと相性が良さそうです。色は下の方がベッコウ風になっています。Ripleyというモデルで、「太陽がいっぱい」や「リプリー」と関係あるのかな??と思ったけど公式ページには、古い建物の名前ということでした。オードリー@おしゃれ泥棒でも有名ですね。↓ ・Sigerson Morrisonのサンダル スエードストラップの大人っぽいサンダルに一目惚れしゲット。今まで夏が来ると、ビジューサンダルにばかり目がいっていたけど、こんな渋めのサンダルで今年は大人を気取ってみる・・・。赤いペディキュアと合わせるとモードな感じです。こういうタイプはシンプル服と合わせると可愛いだろうなあ。↓
2012.06.14
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※ネタバレしてます。 名作という誉れ高いニュー・シネマ・パラダイス・・・実は、今まで観たことなかったのでレンタル。映画は観たことなくても、エンニオ・モリコーネのテーマ曲は超有名なので、知っていました。小学生のころ、テレビでこの映画のコマーシャルが沢山流されていたので、テーマ曲を聞くと小学生時代の思い出が重なります。 最 初から、◯◯映画祭 ◯◯賞受賞というクレジットがウワーっと出て、「この映画はメチャメチャ賞取ってんねんで~」というアピールが。その分ハードルがあがっちゃうけど、大丈 夫なのかな~とちょっとハラハラ。まあ、20年くらい前の映画で、既に名作認定されているのですから、私の心配なぞ不要なのですが。 完全版を観た訳ですが、なんと173分!!!約3時間なのですよ!!!長い・・・けど、一人の映画人の幼少期~壮年期までを描いている話なので、まあしょうがな いのだろうか。昔の恋人との再会エピソードいらなくね?って思ったけど、公開時にはココが削られて120分ほどにまとめられていたそうです。 戦後のシチリア、映画少年トトと映写技師のおっさんアルフレード(フィリップ・ノワレ)のやり取りだけで、すでに名作臭が・・・このレトロなイタリアぽさは、「マレーナ」に似てると思ったら監督さんが同じ人でした。トトが10歳って設定だけど、ちっちゃすぎないか?5歳くらいに見えてしまう。今ではトト役の子もオッサンになっているのだろうなあ~。 成長した現在のトトは結構いい家に住んでいるみたいだし、成功したってことはわかるんだけど一体何の仕事で?サインをねだられていたし、人前に出る仕事なん だろうか・・・。姪っ子に「伯父さんの仕事場を見学したい」って言われて、「煙だらけだよ」って言ってたけど、作家かなにか?と思ったら映画監督だったのね・・・。 小さいころから映画が好きで、青年期は自分で映像を撮っていたという伏線はあったけど、まさか映画監督になっているとは!アルフレードが「こんな田舎にいてはダメだ、街に出ろ」としつこく勧めたのは、トトに才能があると見込んでの「子ライオンを谷底に突き落とす行為」だったのね・・・。アルフレードがエレナ(トトの彼女) との仲を実際に裂く行為をしたのも、そのためなのだろう。 しかし・・・現在のエレナの告白を聞いて「そ、そんな・・・アルフレード、ひど過ぎる!!!」と驚愕してしまいましたよ。「アルフレードはトトのことを思って、”あえて”こうしたんだよ」って言う風にに持って行くには全然説明が足りなかったと思うのです。私が鈍いだけかもしれないけど・・・。 ・ トトのシネフィルぶりが足りない(家に保管しておいたフィルムが焼けてしまい、お母さんにどつかれる→カンニングさせるかわりに映写の仕事を教えてもらう までは「ああ、この子は映画狂になるべくして・・・」といい感じだったのに、青年期からは映写を普通の仕事として淡々とやってる描写しかなかったし、特に思い入 れのある監督とか作品とかがある描写もなかった) ・ トトの映像への情熱描写が足りない(牛のと殺を撮ってたりしたけど、それだけで、他はエレナへの恋慕を表現する小道具としてのカメラ・・・という感じ。もっと「やべー!自分で映像撮ったり、それを編集したりするの楽しいいいい!!!」みたいな描写があって良かったと思う)・ アルフレードがトトの才能を見抜いている描写がない(ひたすら「ローマに行け。ここには帰るな」と言うだけで、どうしてだろう~?と思っていた。映写技師 として死ぬ程映画を観ているアルフレードが、トトの映画への情熱とか彼の撮った映像を観て、才能の片鱗を認める・・・→「この子はここにいてはダメだ。エレナと恋愛していてもダメだ」と思ったりするシーンがあっても良いと思った。これがなかったから現在のエレナの告白を聞いて「えー?!なん で!!」と思ってしまった) 現在のエレナのセリフ「私と一緒にならなかったから、今の映画監督として大成功したあなたがあるのよ。これでよかったのよ」という説明がないとアルフレードの行為が意味不明なままで終わっていたのでは・・・。それに上記3点の描写が、頭の良くない観客にも判るように織り込まれていたら、「運命の女性との恋を犠牲にして手に入れた、映画監督としての成功」そして「映画愛を絆とした精神的な父子、アルフレードとトト」みたいな感じに持ってけただろうになあ~と思うのですよ。アルフレードの想いを今になって理解するトト、そして脳裏に浮かぶ二人乗り自転車シーン(バックにはモリコーネのテーマ曲)、泣けると思いますよ~、ベタベタだけど(笑)!アルフレードの葬式シーンと、トトとアルフレードの奥さんと話すシーンが良かっただけに(この2シーンは泣きました)、残念です。あと、ラストのキスシーンを編集したフィルムってのは、すでにネタバレされており知っていたのです・・・(少女小説家の折原みとさんが、エッセイの中で「すっごく感動する!」って語っていました)。いやね、ネタバレせずに映画の良さを語るって難しいね・・・。まあ20年も前の映画なので、ネタバレ!って騒ぐ私もどうかと思うんですがね。
2012.06.14
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評判が悪いことは何となく知っていたが、西島さんが出ていると言うことでレンタル。この映画を観た知人は、「西島さんのお尻を見る価値はある」という謎のコメント・・・。旧作100円だし、えーい、借りてみるか!と決心。「さてこれから観よう」と思った時、DVDのケースに「134分」と言う表示を見つけて、げんなりする。120分を越えると、「ああ~長尺だなあ・・・」と思うのだが、134分て!長過ぎでしょ・・・と、ディスクをプレーヤーに入れる前から萎えまくるのだった。しかも監督が「私の頭の中の消しゴム」の人だってさ。私この映画も意味不明だったのよね・・・。 しかし若い二人がバンコクで出会う前半は、良くはないけど、なかなか見られるのである。画面がセピア調になってて、いい感じ♪(ローラ風)だし、女優チックな衣装や、素敵なお帽子を取っ替え引っ替えして登場するミポリンも綺麗だ。細いし、顔も若い頃よりも素敵になっているような。おっぱいはないけど。そして西島さん・・・。残念ながら、どこのどの場面でも、薄っぺら~い!!!あんなにナチュラルな演技派なのに・・・キャラクターの深みゼロ。これだけ実力のある俳優さんなのに、ペラペラにしか見えないって、ある意味すごいことですよ・・・。1ファンとしては目を覆いたくなる、いや彼のフィルモグラフィーから「サヨナライツカ」を抹消したくなる大事故な出来である。きっと脚本と演出のせいね!西島さんは悪くないのよね!と思うことにしよう・・・。身体から始まった、身体だけの関係ぽかったのに、本気になっちゃって、でも別の人と結婚しなきゃいけなくって、でも結婚した後も25年間ずっと忘れられなくっ て・・・という話なのに、西島さんのミポリンへの思いみたいのが、わざとやってるのか?と思うくらい全く感じられないのが致命的なのである(まだミポリン→西 島さんってのは薄~く感じたけど)。ユタカという男(「さよならみどりちゃん」 と同じ役名だ。こっちは面白かった)は、自分のことしか好きじゃないんだろうな~、愛する他人の為に一生懸命になったことないんだろうな~、勝手な男だ な~、でもこういうって男いっぱいいるよな~という感じがして、本当にイヤな奴だよな~という印象しかありません。「好青年」ってのは逆説的に付けられたあだ名か?これが 狙い通りの演出だとしたら、「いや違うんだよ。本当はユタカは、こんなに・・・」ってシーンを入れないと意味ないじゃん!え、もしかして入ってたの?全然気付かなかったよ!っ て言うね・・・。でもまあ、前半はまだいいんですよ。いきなり洋画みたいに、欲望のままワシワシとセックスし始めたりして、こういうシーンが少 ない西島さんファンとしてはありがたい部分もあり・・・(でも、あくまでも洋画「みたいな」セックスなので、重要な部分は見事に写らないのであった)。 そ うそう、西島さんの婚約者役の石田ゆり子はすごくよかったです。何も知らないお嬢様かと思ったら、いきなりバンコクのミポリンのところにやってきて、「散 歩でもしませんか?」と言った後、「私は家紋の入った着物を着られる本妻!あんたはどれだけ着飾っても、所詮は日陰の女よ、オーホッホッホッ」と静かなパ ンチをかまし、そのときとったポラロイドを25年後「私はすべて知っていました・・・」と自費出版の本(サヨナライツカ)に挟んで夫に渡すと言う・・・。いやはや、恐れ入りました。でも一番可哀相なのは彼女だよな~。夫に尽くす良妻なのに・・・。以下、箇条書きで・・・・最初にミポリンを紹介した同僚の男(マギー)だが、ミポリンは本当にマギーと付き合っていたんじゃないんだろうな。しかし、ミポリンがどんなイイ女か紹介するときのセリフが説明的すぎる(苦笑)。・社長の加藤雅也カッコイー!!しかし老け演技はコントみたいだった(老けメイクの仕上がりも雑でコントっぽさを増幅。25年後の登場人物全般に言えることだけど)。 ・タイの貴族とコネを持っている駐在奥様役で、川島なお美が登場。やっぱり綺麗だ。ミポリンの役が川島なお美だったら、もうちょっと面白くなっていたかもしれないな。 ・石田ゆり子の親戚のおばさん(松原智恵子)とその夫、いか~にも駐在金持ち日本人って感じでいい!とくに夫が絶倫感があって、オヤジ絶対不倫してんだろうな~って感じ。脇役がグッジョブなのであった。・ オリエンタルホテルのサマセット・モーム部屋は、この映画で予約が取れないのではないだろうか・・・。しかしミポリンって相当オリエンタルホテル好きだよね。住んでたし、働いてるし、また住んでるし。一体オリエンタルホテルとどういう関係なのだろうか。・西島さんのタイ人の友人、コメディ担当として入れてるのかもしれんが、見事な浮きっぷりで痛々しかった・・・。・そして25年後・・・みんなの老けメイクがコントっぽすぎて大変なことに・・・!もっと腕のイイメイクさんつけてあげてー!ヘタクソなメイクなのに、手の甲のシミがあったりして、妙に細かいのがまたなんともね・・・。・ 25年後のミポリンの話し方が変わっている。客として会ったからだろうか。「キミの汗のにおいが好き☆」から「互いに思っていれば、いつか会えると信じて いました・・・」という、キャラまで変わっているような・・・でもまあ、経年で彼女も変わったのだろうな、と脳内補完。 ・ まさかの結婚式シーンがあったけど、もうここまでくると失笑を通り越して、「早く・・・早く・・・この映画よ終わってくれ!頼む!」という観客の切ない祈りに変わる。・ そして、いつのまにかミポリンが不治の病的な病気ってことになっていた。もうしょうがないよね、回収回収だからさ・・・。とういことで、後半の25年後はもう苦行の一言・・・。「え、まだ終わんないんですか?まだなんですか?早く解放して~!!!」と言う心の叫びを無視して、映画が続くこと続くこと・・・。ミポリンとの出会いから25年後の別れまでが、実は西島さんの妄想とか夢で「な~んちゃって、てへぺろ☆」って夢オチなら、まだ救われるかな・・・などと思ってしまいました。タイでは「マンペイライ☆(大丈夫)」で全てが片付くと言うけれど、この映画自体は、果たして「マンペイライ」で帳消しになるのだろうか・・・と心配になるのだった。私は、こんな映画に出てしまった西島さんに、心からの「マンペイラ~イ!」を送りたい・・・。
2012.06.11
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【楽天ブックスならいつでも送料無料】小さな泥棒 (HDリマスター版) [ シャルロット・ゲンズブ...価格:3,324円(税込、送料込) ※ネタバレしてます。 シャルロット・ゲンズブール主演、クロード・ミレール監督、フランソワ・トリュフォー脚本(共同脚本)の「小さな泥棒」、近所の小さなツタヤで偶然見つけたのでレンタルしてみました。シャルロットとミレール監督は「なまいきシャルロット」でも一緒に仕事をしていましたね。ミレール監督は惜しくも今年の4月に他界してしまいました。ロリータが映画に定評のある監督だったようです(リュディヴィーヌ・サニエの「リリィ」も観ていた)。シャルロット、若~い!!!お肌ピッチピチで、まるでもぎたての桃のようです・・・88年の映画なので、当時17歳くらいか。目を引く美少女ってわけではないんだけど、やっぱり独特の魅力があります。「小さな泥棒」というタイトルからは、思春期の女の子ジャニーヌがちょっぴり悪いことをして大人になっていきますよ~っていうストーリーを想像するんだけど・・・ ちょっぴりじゃなくって結構悪いこと(万引き、窃盗)をしています。この子の盗み癖みたいなのは矯正出来ないだろうな~と思った通り、結局彼女はまっとうな人間になれず、元恋人の子を身ごもったまま放浪するという話で、どうしようもないっちゃあ、どうしようもないストーリー。しかし、シャルロットの瑞々しい存在感とミレール監督の演出が、そのどうしようもない少女の行く末を、ギリ青春映画として成立させているような気が。シャルロットがふと見せる寂しそうな顔を見ていると、やはり「大人は判ってくれない」のアントワーヌがダブってくるのは、トリュフォー脚本だからなんだろうな~。そういえば情事後の朝、猫に朝食のミルクを飲ませるというシチュエーションも「柔らかい肌」や「アメリカの夜」で出て来ましたね~。子猫にミルク、猫好きにはたまらんシーンです。どうしても「大人は判ってくれない」のアントワーヌの比較になっちゃうんだけど、「小さな泥棒」は年頃の女の子だから、「おいおい・・・大丈夫なのかよ」と、どうしても心配になってしまう。盗癖は筋金入りだし、オッサンと不倫するし(てか16歳って設定だから淫行になっちゃうのでは?)、同じ年頃の彼氏は同じく盗み癖があって ヒモっぽいし、入れ知恵をして、タイピストとして更生しようとしていたシャルロットの邪魔をするしで、いいことなしなのだ。女子刑務所で、初めて親友らしい子が出来て少しホッとするんだけど、それもつかの間で終わってしまうし(刑務所で出来た親友の子がスカーレット・ヨハンソンに似ていて、手首を切った金髪の子がクリステン・スチュアートに似ていると思ったのだった)。彼女たちが散歩のときに歌う歌が、また哀愁があって耳につくのだった。そんな大荒れの青春なんだけど、のどか~なフランスの片田舎や、シャルロットの着ているお洋服を見ていると、まるでドゥファミリィのカタログのよう。もしくは昔のオリーブのファッショングラビア。きっとこの映画が元ネタ的な感じなんだろうな~と推測。なんだか懐かしい。この映画の舞台は50年代のフランスで、シャルロットが元カレとの間に身ごもった「将来、落ち着きのない子になるだろう」と言われた赤ん坊が、「大 人は判ってくれない」のアントワーヌのような気がしてならない。「大人は判ってくれない」のお母さんの名前はジャニーヌではないし、細かい設定等は繋がらないのだけれど、なにか満たされなくて悪いことをしてしまう、感受性の豊かな子のDNAがジャニーヌからアントワーヌに繋がっているような・・・そんな気がするのだった。
2012.06.11
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なんとなく目に付いたのでレンタルしてみました。ロサンゼルス、ニューヨーク、パリ、ローマ、ヘルシンキのタクシードライバーと客に起こる小さな物語を描いたオムニバス映画です。原題は「Night on Earth」なんだけど「ナイト・オン・ザ・プラネット」の方がミニシアターっぽい題名で良いですね。・ロサンゼルスこれが一番よく出来ている話のような。DVDやポスターもこの話から来ているし。くわえ煙草のウィノナ・ライダーの顔はおなじみですよね。細腕でタクシーをあやつるガテンなウィノナ、可愛いなあ~。乗せる客がジーナ・ローランズですが、改めてジーナ・ローランズとレイチェル・マクアダムスって似てるかも!(「きみに読む物語」)と思いました。 ・ニューヨーク東ドイツ(当時)から出稼ぎでニューヨークにやってきたおじさんと、ブルックリンに住むニューヨーカーの話。ハートウォーミングなのかもしれないけど、ちょっとイイ話でしょ~?って感じにまとまりすぎてる感じもあったなあ。「チェコスロバキア(当時)の国境近くの街だよ」というセリフあり。「チェコスロバキア、知らない?プラハだよ」と言われて、メッチャ反応が薄いニューヨーカー・・・。ちょっと切なかったです!(笑) ・パリどこが好きって上手く言えないけど、この話が一番好きかも。ベアトリス・ダル様が出ています。 ・ローマ「ライフ・イズ・ビューティフル」のロベルト・ベニーニが主演。彼のまくしたてるイタリア語が耳に心地よく、まるでフロウするラップのようだった。話も「私達が想像するイタリア」を裏切らない感じ。兄嫁のモニカは、もちろんモニカ・ベルッチを脳内補完しました。 ・ヘルシンキ 一番暗いのがこの話。不幸なときは、更に不幸な人の話を聞くと良いのだろうか。ヘルシンキはお仕事で行ったことがあるんだけど、知ってる場所が写ってて懐かしかった。「映画観たいな~、けど途中でゼッタイ眠くなるよな~」ってときに、オムニバス映画はおすすめです!エピソードとエピソードの間で停止しちゃえばいいし。起きて再開するときも頭を使う必要ありません。忙しくって映画鑑賞のためにまとまった時間が取れない人にもおすすめですね。
2012.06.10
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ペドロ・アルモドバル監督の最新作だゾーイ!!しかもアントニオ・バンデラスが「アタメ!私を縛って」以来22年振りの主役をつとめるということで、映画館に行って参りました。この映画の存在はちょっと前(たぶん、制作開始のときくらい?)に雑誌で知ったのです。しかし、「アルモドバルが、こういう内容で新作撮るよ~」という小さな記事だったにもかかわらず、ネタバレを含む内容がざっくり書いてあって、「うわ~面白そう」と思ったものの、なんか・・・そこまで内容知りたくなかったよ・・・みたいな。予告編は、ネタバレを巧妙に隠している作りなだけにさ・・・。ま あ、公開時の紹介記事とかは、かなりネタバレしてたのがいっぱいだし、そもそも原作小説がある映画なのだけど、理想を言えば「アルモドバルの新作、主演は バンデラスで、アルモドバル節全開の特濃ストーリー」ぐらいの情報だけで観に行くのが一番幸せかもしれないと思うのだった。ちなみに私が読んだ制作開始時 点の記事ではヒロインがペネロペ・クルスって書いてあったような。近年は、薄めの作品(「バッド・エデュケーション」「ボルベール」「抱擁のかけら」)が多かったアルモドバル監督。かつての極彩色を思わせるような強烈でユニークなアルモドバル節はどこへ・・・?と寂しい思いをしていましたよ。しかし、待ってた甲斐があった。こういう映画が観たかった!と思わず胸熱。エロス、パッション、そして変態すぎてピュア、ピュアすぎて変態というパラドックスの健在・・・最高です。そ してアルモドバル節復活とともに、かつて私の心の恋人だったアントニオ・バンデラスも・・・復活!!もうさすがに年だしさ~、かつて無尽蔵にあったフェロ モンもメラニー・グリフィスに吸い尽くされて、カラッカラのおじさんになっちゃったよね~、あ~あ・・・と思っていたんだけれども・・・本作でビシィっと スーツを着て、髪もビシィっと固めて、学会にてスペイン語で研究発表をするアントニオは・・・超~!!!カッコイイ!!!!もうお口ポカーンでしたよ。スペイン語を話してるとセクシーさ3割増しだな~。ということで、極力ネタバレなしで行きたい所なんだけど、映画の性質上ネタバレせずに感想を書くことは出来ないので、「いやだ!何も知りたくない!」という方の為に、ここからは反転文字を使います。娘 をレイプした犯人(レイプというか、途中まで合意だった上に未遂に終わっている)を拉致監禁して、人体実験に使い、死んだ妻と同じ顔の女性として性転換さ せ、その女を愛してしまう・・・という話。もう、ジェンダーとか親子どんぶりとか穴兄弟棒姉妹とか、ぐっちゃぐっちゃで「え?え?」と頭が混乱。でも、その混乱が実に心地よい感じで広がって行き・・・なんでもぶち込んで炊き込んじゃったパエリアみたいな美味しい料理が完成しました!という感じ。スペイン= パエリアでベタなんだけど・・・(伊藤直樹さんのコメントでもパエリア出て来ましたが)。私 が笑ってしまったポイントとしては、その1:「膣形成したから」と言われてポカーンとなるビセンテ(ベラ)。その2:「まだ皮膚が安定してないから、これで練習して」と極 小から特大までのペニスがずらっと並んだところ・・・(笑)。その3:監禁されてるビセンテにバンデラスがタッパーに入った米を持って来て「これを食べろ!」というシーン。セリフでは「コメ!(スペイン語で「食べろ」と言う意味)」ってなってたから図らずも空耳アワーになっちゃってて、凄く可笑しかった(劇場も心なしか「コメ=米・・・?」ザワついていたような)。し かし、バンデラスとベラはいつから心を通わせるようになったのだろうか?ベラは脱出するために偽っていたのはわかるが、バンデラスは?トラがベラをレイプ したときからだろうか・・・。「俺のベラが・・・ベラを誰にも渡したくない!」みたいな感じ?ちょっと萌え~(こう思えてしまう私も、ちょっと変態なのかも・・・ブルブル)。映画の終わり方もよかった~。ベラ(ビセンテ)が、クリスティーナに説得力のある説明をした後、お母さん(前は美熟女だったのに、心労で老けてしまっているのがまたいい)に「ビセンテだよ」と言って終わり・・・。そして押し寄せる「うおおお~、なんだこの話はっ!!!」という奇妙な感情・・・。アルモドバル監督のドヤ顔が目に浮かぶ(笑)。登場人物の視点により色々な見方が出来そうだし、時間が許せば、もう一度観たい映画である。
2012.06.09
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前のお買い物からはや2ヶ月・・・いやはや、買物しなくなったものだのう。引っ越しの際に断捨離をしたので、「お金ももったいないし、収納場所も限られているんだし、本当に必要で、ゼッタイに使うものだけ買わなければなあ」というのが最近の心境です。あ と仕事を辞めてストレスが減り、リテールセラピーに頼らずとも生きて行けるようになったというのもあるかも。今振り返っても、当時の買物のペースはすさま じく(特に靴)、「ああ、ストレスだったんだなあ・・・」と思います。結局使わなくなってリサイクルショップに売りに行ったものも多いし、ちょっとした買 物依存症だったのね私・・・うう。 ・ユニクロのデニム地ブラウス×2セールで@1200円になっていたので濃淡の2枚買いしてしまいました。本 当はデニム地のワンピースが欲しくて探したんだけど、なかなか気に入るのがなかった・・・。最初はユニクロでしょ?と半笑いだったけど、なかなか良いで す・・・(おされショップの店員さんにも「見えない!」って言われたし、へへ)。ネックレスを重ねておでかけにも対応できます(コットンパールの3連ネックレスを買った時の記事はこちら)。デニム地のチュニッ クは流行は去年のセリーヌ やステラ・マッカートニー発ですかね。ちょっとおめかし風にするのが可愛いと思います。 ・ローリーズファームのスキニーパンツ@4000円でゲット。ローリーのスキニーパンツは黒、アイスブルーと 持っていて、履き心地も良いし、フィット感も絶妙なので3本目です。パンツもユニクロを愛用していたんだけど、スキニーはユニクロよりローリーの方が私に は合っているよう。なにより丈が丁度良くってお直し不要なのが面倒くさがりの私にとって良いのです。 ・イエナのクロッシェレースチュニック 袖と裾がクロッシェレースになっていて、透けるのが強烈に可愛い。袖が少し広がっているのも可愛い。@15,000円でちょっと高めだったけどその価値はある!ということで買いました。白と赤があったけど、一番着そうな黒にしました。今は、お洒落なレインコートが欲し~い!!マッキントッシュフィロソフィーのが気になっています。 デニムワンピース、探したけど可愛いのはやっぱり高いのよね・・・。
2012.06.08
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※ネタバレしてます フランソワ・オゾン監督が、羽の生えた赤ちゃんをテーマにして撮ったファンタジックな作品。可愛い、とにかく子役がリッキー、リッキーのお姉ちゃん共々あり得ないくらい、メッチャ可愛いのである。フ ランスの地方都市にある工場で働くシングルマザーのカティ(アレクサンドラ・ラミー。「アーティスト」でオスカーを取ったジャン・デュジャルダンのパート ナーだそう)は、小学生の娘リザと団地で二人暮らし。カティの働く工場にスペインからの出稼ぎ労働者パコ(セルジ・ロペス)がやって来た。意気投合するカ ティとパコ、やがて二人の間にリッキーという男の子が生まれるが、リッキーの背中から何かが生え始めて・・・というお話です。大人二人もいい演技をしています。「ナイト・トーキョー・デイ」を観た後だったので、またセルジ・ロペスかよ!と苦笑い。しかし他の作品とは違い、スペインのおとっつあんを好演していました。そして調べたらオゾン監督の「しあわせの雨傘」にもチョイ役で出てた!ドヌーヴ様がヒッチハイクしたトラックの運ちゃん役で・・・。セルジ・ロペスは、最近私が一番接触度の高い俳優かもしれない(笑)と にかく舌を巻いてしまったのは、長女リザを演じたメリュジーヌ・マヤンスちゃん。神経質そうな美少女で、知らないおじさんセルジ・ロペスがママと朝ご飯を 食べているのを見て、思わず逃げ出してしまう場面や、不満をこれでもか!と滲ませた顔でチキンをムシャムシャする食べっぷり、親の口喧嘩を聞きながらリッ キーを抱っこする表情、飛べるリッキーのことが周りにバレてしまったときに、洋服をギュっと握るときの表情、どの演技も思わず引き込まれてしまうくらい完 璧で、こりゃあすごい子役だわい・・・と思ってしまいました。で、リッキーがまた天使のように可愛いんだ~。金髪でぷっくりしてて、幸い(?)セルジ・ロペスの成分はあんま入ってないみたいなんだけど、ぬわんじゃこりゃ~!!!っ てくらい可愛い。DVDのパッケージのアップ写真も可愛いけど、本物とはちょっと違う感じなんだよな。映画の中のリッキーの方が子供らしくてずっとずっと 可愛いです。こんな可愛い子が生まれて来るんなら、子供生んでもいいかもしれんが、顔の造作は決められないわけで・・・(笑)背中にアザが出来て、アザがコブになって、そこから翼が生えて来る過程は結構グロイ。羽が生えていない翼は、まんま手羽先!ビール飲みたい!って感じ~(笑)。生えそろった羽も真っ白じゃなくって、カモみたいな茶色っぽい色なのがまた可愛いような。飛んでるリッキーが天井や壁にぶつかったりしてハラハラ、みたいな赤ちゃんサスペンス要素もありましたね。手 術をしないと衰弱してしまうと言われて、費用の為にマスコミにリッキーをお披露目することにした家族。案の定、リッキーはどこかへ飛んで行ってしまうわけ だが・・・おかんよ、もっとしっかり紐を持っておかんかい!!こういうあり得ないところでまさかのツメの甘さがヨーロッパ映画(ヨーロッパ人)にはよくあ るような・・・と本筋とは関係ないところで、夫のことを思い出し、ちょっとイラっとするのだった(笑)。「ああ~、リッキーよ!早く、早くお家へ戻って来ておくれ~!!!」と私もガックリと肩を落とし祈るような気持ちで画面を見つめるが、結局リッキーは帰ってこない・・・というビターなオチ・・・。いなくなってしまった後、リッキーは本当に存在していたのだろうか?という気分にさえさせられる。カティとリザ、パコを結びつけるためにやってきた天使だったのだろうかなあ~、とも思うのであった。とにかく可愛いリッキーに癒されるので疲れた時や、心がささくれ立ったときにおすすめです。余談:リッキーと言えば、マーティンなわけなんだけど、私が初めてコンサートを観に行ったのがリッキー・マーティンIN武道館なわけなんだけど、今はゲイをカミングアウトして可愛い双子の男の子を代理出産し、パートナーの男性と幸せに暮らしているそうです。私のあの当時のトキメキを返して欲しい・・・が、幸せになってよかったね、リッキー!ここで癒しのリッキー写真をピックアップ!
2012.06.08
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”壮絶なるシーン”に挑んだ「マトリックス」のモニカ・ベルッチ主演!その映像描写が物議を醸...価格:864円(税込、送料別) 大好きなモニカ・ベルッチとヴァンサン・カッセル夫婦。これまでも「ドーベルマン」を始め「アパートメント」、「ジェヴォーダンの獣」、「スパイ・バウンド」、「変人村」(これは共演とは言えないかもしれないが)・・・と夫婦共演作はチェックしてきました。そして「アレックス」ですが・・・。映画史最長9分間のレイプシーンだとか、画面がぐるぐるしたりフラッシュしたりで気分が悪くなる人続出だとか、カンヌの試写会で途中退席した人多数だとか(しかも吐き気を催した人もいるとか)、とにかく半端な気持ちで見ると大怪我するよ!!という前情報いっぱいで、尻込みしてしまい長年借りれずにいました(ちなみにR-18)。が、清水の舞台から飛び降りる決心をして、思い切って観てみることに・・・。幸福なカップルの彼女アレックス(モニカ・ベルッチ)の方がゲイにレイプされてしまい、彼氏(ヴァンサン・カッセル)が友達(アルベール・デュポンテル。PARISやモンテーニュ通りのカフェに出ていたおじさん俳優)と犯人に復讐するというストーリーを時系列とは逆の順に並べた映画です。 クレジットのアルファベットが鏡文字になってたりして(日本語で言うとGANTZの文字みたいな感じなのだろうか?)、最初から不穏でイヤ~な感じのバイブスがビンビンです。嫌だな、嫌だな~、怖いな、怖いな~(稲川淳二風)。時 系列とは逆なので、悲惨な場面が前半、映画が進むに従って幸福になっていくという作りなのが、救いようがあるっちゃあ、救いようがあるような気もす る・・・。しかし凄惨なレイプシーンはやっぱり見たくないなあ~と目を覆ってしまうとともに、モニカ・ベルッチの恐れを知らない女優魂に「ここまで、やるか・・・」とドン引きにも似たリスペクトを感じてしまうという感想でした。しかし・・・しかしだよ、パリの治安の良くなさそうな場所に真夜中一人歩きをする、しかも人気のない地下道、しかもノーブラのスリップドレス、これはアウトだろう。喧嘩したとはいえ、彼氏も友達も女性を一人で帰すとかあり得ない。夜中の地下道はゼッタイに一人で歩かない。ダメ、ゼッタイ!!と心に誓ったのであった。し かも地味にコワイのが、レイプ犯行中に地下道に入って来る通行人が奥の方でチラっと写るのに、その人が助けにもこないし、通報もしないっていうことであ る。ヤバいことには関わりたくないってことなのかもしれないけど、せめてそこで通報なり何かしてれば、アレックスが最悪の状態になることはなかったのにな あ・・・。この後からは、まるでモニカ&ヴァンサンの寝室を覗いているかのようなラブラブシーンがたくさんで、スター夫婦の寝室覗き見!って宣伝されてた「アイズワイドシャット」なんかよりずーーーっと覗き見感覚でお得なんです。いや~ええもん見せてもらいました~(思わず拝む)って言う感じ。しかし、後の(映画の時系列では前だが)悲惨な運命を予感させるセリフもあったりして凹むのであった。「アイズワイドシャット」と言えばキューブリックの「2001年宇宙の旅」(寝室のポスター)や「時計仕掛けのオレンジ」(アレックスという名前)オマージュみたいなのもありましたねえ。そこまで詳しくないので、どういう意味かよくわからなかったけれども・・・。結局この映画が言いたかったことは「覆水盆に帰らず」(原題: Irréversible は「巻き戻せない」みたいな意味)ってことだけど、スタンダードな格言のように見えて、劇中での取り返しがつかない惨劇がヘビーすぎただけに、ずっしりとイヤ~な重みを感じるのでした。DVDの特典で、時系列再生があったけど、これ観る人いるのかな・・・。逆時系列だからまだ救いがあったのに、普通に時系列で見たら立ち直れないのでは・・・。「ブルーバレンタイン」どころの騒ぎじゃない鬼畜の所行ですが・・・(「鬼畜の所行」出典はこちらのタマフルポッドキャストを)。 あ とギャスパー・ノエ監督のオーディオ・コメンタリーもついてた!こちらはかなり興味あったけど、もう一回映画を観なきゃいけないわけで、これは何と も・・・ちょっと精神的にキツイので見送ってしまいました・・・。コメンタリーを見た人のブログよると、ゲイクラブで殴られたのは本当の犯人じゃないらし い・・・ううう・・・。やはり救いようのない話だったのだった。
2012.06.08
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マミンカ(義母)も来日していたし、なんとなく異邦人から見た東京気分ってのが味わいたくてレンタル。イザベル・コイシェ監督作品なのに、なぜか邦画コーナーの下の方に置かれていて、探すのに苦労したわい!@近所のツタヤ昼 間は築地市場で働いている菊地凛子の殺し屋が、ターゲットのスペイン人男性(セルジ・ロペス)に情を持ってしまうという話です。これは・・・一言で言う と、実に珍味な映画だったなああ~。こういうテイスト、すごい好きです。例えるならば・・・10%の「キル・ビル」と20%の「ロスト・イン・トランス レーション」と同じく20%の「ラスト、コーション」をカツオだしでとったラーメンのスープの中に入れて混ぜた・・・みたいな感じ?一体どこから話せばよいのやら・・・。冒頭で女体盛りが出て来て、「お前もか・・・」と少し心が折れそうになるが、過剰なエキゾチックジャペーン演出はこれだけでホッとする。少 し暗めな夜の東京が良い。庶民的な居酒屋やラーメン屋も良いし、浅草や新宿西口や下北が良い。今まで洋画の東京って言うと漢字やひらがなのネオン!みたい な感じだったけど、普通にみんなが知ってる東京の夜、でもイザベル監督の目を通しいるので、ちょっとだけエキゾチック、そして登場人物の心情を投影してか ちょっと寂しげな東京・・・というこのさじ加減が良いのだった。原題「Map of the sounds of Tokyo」もよいが、邦題もなかなかよい。そして二人が密会をするラブホテル「ホテルバスティーユ」が東京キッチュ、ここに極まれり!と いう強烈な印象を残す。部屋にはそれぞれパリの広場の名前がついているのだが、二人が選んだのはなぜか日本の通勤電車の車両を模した変形部屋。窓から見え るのはパリの風景という・・・休憩と言うよりプレイの為の部屋なのであった。バックに流れる昭和な歌謡曲もイイ(美空ひばりだって)!ここらへんキル・ビ ルぽいのであった。ここでやっと登場人物の話へ・・・。黒いコートを着て、黒髪ロング、赤い口紅の菊地凛子はまるでお人形のよう。いちごの 餅(いちご大福?)が好きで、武器をツモリチサトの小さいバッグに忍ばせるというガーリーな一面も持っている殺し屋なのだった。昼間は築地市場で働いてい る謎の殺し屋。菊地凛子の繊細そうでもありサディスティックでもありなイメージとぴったりで、フィクショナルな設定でも馴染む。ターゲットのスペイン男がセルジ・ロペスなんだけど、この人は「パンズ・ラビリンス」 に出てた血も涙もない将軍じゃないか~!すごくコワイ軍人の役だったので、普通に東京にいるのが不思議な感じ~。「ミドリハ、ワタシノ、ジンセイダッ タ・・・」って日本語もユマ・サーマンばりにヘタクソで「プッ・・・」と。本当に日本で商売やってるのか?ってくらい下手だったな(その後、セリフはほぼ 英語で進行)。しかしセルジ・ロペスの自殺した彼女があびる優って!!!ものすごいミスマッチなんだが・・・。セルジ・ロペスって普通のオッサンですよ?あびる優とも毎週ラブホ行ってたって言ってたから援助交際的な感じ?ここも何とも言えない味っちゃ味なのだった。そうそう、押尾学も出演していたが例の事件で出演シーンはすべてカットだったらしい。しかし一体どんな役だったのだろうか?でも押尾学がいなくても話は全然成立していたので問題なしだな(笑)。菊地凛子の唯一の友達であるおじいさんを演じていたのは田中 泯さんという方で、「メゾン・ド・ヒミコ」 でヒミコ役を演じていた方でした。このおじいさんのモノローグでお話が進行して行くんだけど、彼のモノローグが映画全体に輪郭を与えているというか、全体 を締めていてものすごくよかったです。セリフひとつひとつが、程よい重みがあって美しいのですな・・・なんとなく「大分麦焼酎 二階堂」のCMみたいな感じだと思いました。 結局、どうして菊地凛子が身代わりになるまでセルジ・ロペスを好きになったのかは、いまいちというか全く分からずじまいだったけど(孤独な魂同士が惹かれ合った的な感じだろうか?・・・と予告編を見て補完)。しかし、それを置いても独特のトーキョー感を持ったこの作品に魅了されたことに変わりありません。最近同じような映画ばっかで飽きちゃった、何か変わった映画が観たいなってときにオススメです。イザベル・コイシェ監督のインタビューを見つけました(こちら)。アメリカ批判をしたりして、なかなかパンチが効いており素敵な方とお見受けします。
2012.06.07
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※ネタバレしてます。 西島さん、中谷美紀、木村多江も出てるし、松本清張原作だしこれは面白いかも~とレンタル。西島さんが出てるのは、つい最近まで知らなかったのですよ・・・。広末繋がりで、からだ巡り茶とこの映画がタイアップで広告出していたのは見たんですけどね・・・。まあまあ面白かったんだけど、難もアリ・・・好きな俳優が出てるからギリギリ平均点くらいにしといてやるか・・・(上から目線)。まず冬の北陸・金沢ってのが旅情を誘う。雪の兼六園、岩に叩き付けられる荒波・・・寒そうだけど、行ってみた~い。金沢って温泉あるんだっけ?時代が昭和30年代なんですが、その雰囲気もたっぷり。美術さんが頑張っているという感じである。脇役俳優さんの顔も昭和っぽくてよい。当時女性はスカーフで頭を覆っていたのですが、これもクラシックで好きだなあ。今やると軽く不審者なので、モードに復活して欲しいところである。丁寧な日本語会話にも萌え。お見合い結婚後、出張先の金沢で蒸発してしまう夫が西島さんで新妻が広末。広末は・・・物語を牽引する重要な役なのに、演技がヘタクソすぎて・・・周りが実力派なだけに、力不足が浮いてしまう感じになっちゃって残念。夫失踪の新婚妻だが、けなげに夫を探すという役で見た目は違和感ないのに、セリフを話し出したと たん妙な違和感がにじみ出て来るという感じだった(演技は「おくりびと」と同じだったな)。西島さんは出番セリフともに少ないものの、見合いの席から「あ~っ、この人ゼッタイなんか事情があるううう、何か隠してるううう」という静かなオーラが出て いて、さすがです。しかし西島さんだから割とひいき目でスルーしちゃったけど、この夫、勝手っちゃあ勝手な男ですよね・・・。「愛する人のすべてを知っていますか?」ってあるけれども、いやはや・・・。中谷美紀はもうすでに大女優の貫禄でビックリ。てかコワイ!クワっと見開いた目とか。濃いめのお芝居が丁度よかったし、彼女の異様な美貌がハマっていたと思います・・・広末とのシーンでは実力の差が歴然だったなあ。しかし殺しておいて「彼(西島さん演じる夫)は、本当はあなたを愛していたのよ」といけしゃあしゃあと言うもんだー(しかも真っ白いマント着用)。女は恐ろしい!年の離れた夫役が鹿賀丈史だったけど、10年くらい前 「女医」で共演してましたよね。妹と毎週観てました。懐かしい~。木村多江は、一番貧乏くじで可哀相でした。「まり~、あたしぃ~」って言う金沢弁(?)が萌えでした。やっぱり訛り萌えな私・・・。シー ンの中にちりばめられた伏線が点となり、点同士が繋がって行く中盤までは「おおお・・・」って思ってたけど、途中で広末がものすごい名探偵ぶりを発揮し、 モノローグでネタが明かされて行くのは「回収早くない?」と思ってしまいましたが。推理小説が原作の映画だからしょうがないっちゃしょうがないんだけ ど・・・。ってか結局「ゼロの焦点」ってどういう意味だったのかな。そのうち原作を読んでみようと思います。
2012.06.07
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東京島【DVD・邦画/ドラマ】価格:780円(税込、送料別) 以前、マレーシアから東京に帰る飛行機の中で、むさぼるように読んだ桐野夏生さんの「東京島」。7時間程のフライト中ずっと読み続け、衝撃のラストで成田着陸という・・・いや面白かった~。ということで、遅まきながら映画もチェックしてみましたが・・・いや映画はつまんなかった~(笑)。あらすじは、ほぼほぼ原作通りなんだけど、なんなんだこのパンチのなさは・・・。まず、物資もほとんどない自給自足の無人島暮らしなのに、登場人物がみ~んな小綺麗!!日焼けもそこまでしてないし、服もちょっとダメージが入ったくらい。髪やヒゲもちょっと伸びたくらいだし、リアリティーが全然ないん だ・・・。これくらいの汚れ具合なら、普通に街中にいるって!無人島に女が一人って言う設定なのに、ギラついた感じもまるでなしだし、ヒロ インの「女を最大限に使って生きのびてやる!」みたいな野生をむき出しにした感情も感じられず、実に草食的にサラ~っとした映像化になっているのでした。木 村多江さんは好きなほうなんだけど、原作に忠実に映画化するならちょっとミスキャストかも~。東京島のモチーフになった「アナタハンの女王事件」の再現フィルム(昔、「本当にあった事件」みたいなテレビ番組の中で流されていた)の方がずっと生々しい迫力に満ちていた・・・と思う。そんなサラサラした日本漂流者チームとは別に、たくましい中国人漂流者チームてのがいる(まあ汚れ具合は日本チームよりちょい上だけど、普通っちゃ普通だった)。この中国人チームの中に趙 たみ和(「たみ」の字は機種依存で入力出来ず)さんが出演されているのです。初 めて趙さんを知ったのはNHK朝ドラの「てっぱん」。ヒロインが就職した鰹節会社の二代目若社長として出演されていて、初めはなんとも思っていなかったん だけど、回を重ねるごとに「なんか社長さんカッコイイな~」って思って・・・。社長さんがスーツを着て出て来るときは「あら、社長さん今日はスーツだわ☆」とウキウキ。夫や父には「言う程カッコ良くないじゃん」って言われたんだけど・・・(嫉妬か?)独特の魅力があるんですよね。「ストロベリーショートケイクス」でラーメン屋で働く中国人リー君として出演していたんだって!ラーメン屋さんで池脇千鶴と会話するシーン、何気ないけど好きだった。「東京島」ではタンクトップ 着てて、怖そうな目つきがまた良かったわ。セリフほとんどなかったけど・・・。 あと見所はエルメスのスカーフだろうか・・・。頭に巻いた り、バッグにしたり(しかし入れるのは食材のカラフルヘビ)、旗にしたり、身体に巻き付けてドレスにしたり、色々使えて便利そう~。旅に、無人島生活にエルメスのスカーフを一枚!みたいな。今年こそゲットしたいなあ~と溜息をつくのだった。しかし、柄が色々あって迷っちゃう・・・。お値段も普通ブランドのアウターくらいしちゃうし。しかし、無人島生活で恋しくなるのはケンタッキーかあ・・・。私だったら何だろう。マックのフライドポテトかな。てりやきバー ガーかな。チーズがたっぷり載ったパスタかな。お皿からはみ出す勢いの天丼かな。つゆだくの牛丼かな。夫は絶対に「さぼてん」のとんかつ(25層の柔らか重ね カツ)に違いないだろう(笑)。お腹がすいて来てしまった。
2012.06.07
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トロッコ列車の駅で下車し、少し歩いてJRの駅まで。そこから円町駅(umekoが調べてくれた金閣寺の最寄り駅)まで行きます。キップを買う時、タッチパネルの値段を押しても、機械が無反応・・・。「あれ?あれ?」と何度も押しても無反応。「これ壊れてるんじゃ?」と駅員さんを呼ぶも、「先にお金入れないと動きませんけど」と冷たい反応・・・。東京だと先に値段と人数選んでからお金を入れるけど、関西は逆のようです。umekoは「『都会だと逆なんですよ』って言えばよかったのに(笑)」と言っていたが。そういえば、エスカレーターで急ぐ人は左側らしい(東京は右側)。関東ー関西のプチカルチャーショックなのだった。 円町で降りて、タクシーで金閣寺まで。人数多くて時間がないときはやっぱりタクシーが最高。料金は1200円くらいでした。 やってきました金閣寺! もう金ピカ!ゴールド好きにはたまらん輝き。晴れならもっと光っただろうか? 金閣寺with庭。 池の奥には錦鯉もいて、住まいが金閣寺の池なんて錦鯉冥利につきるのでは・・・と思ったりしたのだった。 写真には観光客が映り込んでないけど、この後ろにカメラを持ったツーリストがイッパイいました。そして京都の観光ホットスポットと来れば、中学生による外人さんインタビュー!ということで、また「エックスキューズミー!」と囲み取材を受ける夫ジェロームなのだった。 すでにインタビュー慣れした感のある夫。 中学生だけではなく、品の良いおばさまグループからも話しかけられる夫とマミンカ。彼女たちは英語を勉強しているということで、「どこから来たんですか~?」と結構流暢にお話していました。おばさま方の瞳がキラキラしていて、「ああ、学ぶことに年齢は関係ないのだな・・・素晴らしい!」とちょっと感激してしまいました。 弾丸で「綺麗だね~!」と金閣寺を見て、側のお店で湯豆腐と天ぷらを食べました。銀閣寺は残念ながら時間切れ。京都のメジャー観光スポットをゆっくり回るとすると最低1週間は欲しいところかも・・・(お店をぶらついたり、まったりお茶したり、お庭でボーっとしたりの時間込みで)。また金閣寺から円町へ戻り、京都駅まで。最後にumekoが京都駅の上の方に連れて行ってくれて、京都の街を空から眺めることが出来ました。土曜日だったけど、京都駅の上の方にあるお店は人がまばらで、休憩するのに良さそうでした。さて、コインロッカーの荷物を取って東京行きの新幹線に乗らなければいけません。umekoが夫とマミンカにお土産を渡してくれて、感激する二人(私はお漬け物をもらいました。ありがとうumeko!)。また、プリントを見つつ「さようなら、また会いましょう」とチェコ語で挨拶するumekoなのだった。もうちょっとしたウルルン滞在記!umekoどうもありがとう!!!いや~、しかし京都楽しかったわ・・・。なんかだが落ち着くし、日本文化の真髄に少しでも触れることが出来て、日本人のaitanも大変感激しました(夫やマミンカより楽しんでいたかも・・・)。中坊のころから比べると、だいぶ京都の良さがわかってきたと思います。2泊3日の弾丸でしたが、土地の基盤となっている文化が、日本の他のどの街よりも高くて深い・・・と言う印象。あとバス停も「烏丸」とか「三条」とか名前が風流だし~。お抹茶と和菓子を出すお店がそこかしこにあるし~。抹茶ソフトクリームどこで食べても美味しいし~。 京都イイ・・・てか住みたいかも・・・(たまに来るからいいんだよ~、とumekoには言われたが)。これだけ歴史的にも文化的にも優れた街なんだから、京都人がプライド高いってのも全然うなづけるのである。「東京?まだ都にならはって100年かそこらでっしゃろ、そら逆立ちしたって京都にはかなわんどすえ~ほっ、ほっ、ほっ・・・」←(方言はイメージです)という感じである。ということで、古都の魅力にハマった三十路女をまた一人製造した京都なのだった。「京都は日本の宝だー!!!」←(舞妓Haaan!!!より)終わり 余談:プライド高いつながりで、京都は確かパリと姉妹都市だったような・・・と思い出す。←(プライドが高く、英語話せてもわざとフランス語で話すパリジャン、パリジェンヌっての連想したのだった。今はそうでもないと思うが)Wikiで調べた所、1958年から姉妹都市なんだって。結構昔から仲良しなのね~。そして、「ん!?!」思わずWikiを見る目が止まる。なんとプラハとも1996年から姉妹都市なのだった。わかる~。だってプラハも世界中からツーリストを集める歴史ある街だもんね~(ちなみにプラハの街の一部は世界遺産)。ヨーロッパの京都、それがプラハと言っても良いであろう・・・。夫とマミンカに教えてあげなければ!
2012.06.06
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umekoが前もって予約しておいてくれた、嵐山のトロッコ列車の時間が迫る!あわてて甘味処のお会計を済ませ、竹林の間を走り嵐山駅へ。 竹林の間を疾走! なんとか間に合い、ホッと一息(「走らせちゃってごめんね~」と私達にわびるumeko。ガイドも大変である)。しかし、立ち乗りのチケットしか売ってなかったので、席を予約しておいてくれて助かりました。およそ20分間のプチプチ列車旅行です。京都なまりの車掌さんの車内放送が楽しい。絶景ポイントでは停止してくれて、最後は歌まで歌っていました。私達が座ったのは進行方向の右側。最初に左側の方に風景が広がっており、あせったのですが、左側は最初だけで後はずっ~と右側が絶景でした(ガイドumeko、「よかった~」と一安心)。なので、可能なら進行方向右側を指定して買うと良いかも! トロッコ列車キター! 進行方向左側の絶景。 進行方向右側の絶景。川下りの船がいれば、ベストショットが撮れた所なんだけど残念。 川も綺麗~。川下りは4000円だったので、ちょっと高い!と乗らなかったのだった。 橋も(ガラスに反射してるのは夫)。 お天気も良かったし、窓から吹き込んで来る風が気持ちいい!川下り(4000円)、思い切ってやったらきっと最高だっただろうな~と思ったのでした。次回、寒い時期じゃなかったら是非乗りたいです。続く
2012.06.06
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さて3日目。2泊3日なので今日の夕方、名残惜しいですが京都を発たなければなりません・・・。夕方までに、金閣寺、銀閣寺、嵐山の竹林(天龍寺)まわれるか!?いや難しいだろうな・・・。しかし、今日は関西在住の友人umekoが合流してガイド役を勤めてくれることに!宿をチェックアウトして、京都駅のコインロッカー(数がいっぱいあるので、余裕で預けられます)に荷物を預け、改札前の吹き抜けのところでumekoと待ち合わせ。現れたumekoは・・・なんとチェコ語で夫とマミンカに「ドブリーデン!」(こんにちは)と挨拶!マミンカと夫もビックリ感激。 前日にネットで調べたチェコ語と英語の挨拶(しかもプリントアウトじゃなくって手書き!)の紙を握りしめていたumekoだったのでした。ガイドumekoの提案で、嵐山まで行きトロッコ列車に乗る→金閣寺→銀閣寺(時間切れになったらそこで終了)というコースに決定。電車で嵐山まで行き、渡月橋の周りをブラブラ→天龍寺(竹林)→トロッコ列車の嵐山駅に行くことにしました。 渡月橋にて舞妓Haaaan!!!発見!! 思わずズームイン!しかし、umekoによると「たぶん偽物だよ~」とのこと。よくあるコスプレ体験ってやつね~。 新緑の嵐山が目に眩しいぜ!!! 天龍寺のお庭。 癒される~。画面に人は映っていませんが、後ろにたくさんお客さんがいます。 錦鯉インザポンド!!! レディースイン着物!! 「セ・ジョリ~」と、竹林に癒されるマミンカ。 野宮神社の願い事の石に触ると、1年以内に願いが叶うらしい。 よく飛行機に乗るので、旅行安全祈願をする夫。 指月庵で抹茶アンド和菓子を頂きました。 抹茶と和菓子でホッと一息・・・。しかし、umekoが予約しておいてくれたトロッコ列車の時間が迫ってきました。嵐山のトロッコ列車は、保津川を見下ろしつつ、自然の中を行く観光列車。土曜日だったのでumekoが混むのを見越して席を予約しておいてくれたのです。竹林の中を嵐山駅へ向かってダッシュ!続く
2012.06.03
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清水寺を後にして、参道のお土産屋さんに寄りつつ産寧坂に向かいます。 ここで行きたかったのが、お菓子屋さんマールブランシュのショップ。有名店なのでお好きな方も多いと思いますが・・・なにより、ホワイトチョコが挟まった抹茶のラングドシャが旨い~~~!!知り合いの方にお土産で頂き、あまりの旨さに悶絶したのです。夫ジェロームも大好きになり、プラハに行く時は土産用に大きな箱を取り寄せるアディクトぶり。関西在住友人umekoからは、マールブランシュのメープル&カラメルパイをお土産にもらい、その旨さにも悶絶しました。しかしumeko、抹茶のラングドシャ「茶の菓」のことを「茶のしずく」と間違って覚えていました(笑)それは問題を起こした石鹸・・・。 マールブランシュのお店に入ると、小さな飲み物と抹茶ラングドシャ「茶の菓」(1枚)のサービスが。ちょっと座れるスペースもあるし、カフェ行くまでもないかも。マミンカも「美味しい!aitanがオススメするのわかるわ」と何箱かお買い上げ。モティロン私も大きな箱入りを買いました~。 出来れば一人で全部食べたいところ・・・。 その後は、 産寧坂~二年坂の町並みを愛でつつ、目についたお店に入りお土産ショッピングをしました。よーじやで白粉つき油取り紙(これ知らなかった。優れもの!)を買ったり、松栄堂でプラハに帰った時に、京都を思い出して焚く為のお香を選んだりしました。 これぞ、しっとり京都の風景どすえ~! ぶらぶらお散歩。 修学旅行生がいないのも落ち着いた感じ。 いい感じの甘味処もたくさんありました。 叶 匠壽庵のカフェにて一休み~。求肥入り羊羹「あも」うます。 私達がお散歩したときは、夕方5時くらいだったんだけど、すでに店じまいをしているお店も多数・・・イノダコーヒーもクローズしていた!意外と京都の店は閉まるのが早いのね・・・とビックリ。京都はお寺、カフェともに早めの行動がキモのようです。この後、宿に帰って鴨鍋を食べました。 3日目に続く
2012.06.03
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清水寺のすぐ横にある、えんむすびの神様地主神社。中坊のころ清水寺は行ったんだけど、地主神社には行った覚えがなくって・・・きっと、駆け足で回ったから行かなかったんだろうな。もったいな~い! 男子も盛り上がっていた。 こづちを振ってみる筆者。 恋占いの石。二つ置いてあり、目を閉じて対の石まで歩くことが出来ると恋愛成就だそうな。 お祈りする乙女。 えんむすびの提灯がテンションを上げる。 ピンクの傘の彼女に幸あれ!
2012.06.03
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宇治からJR線で京都駅に戻り、バスに乗って清水寺へ向かいます。京都駅のバス乗り場をウロウロしていたら・・・「エックスキューズミー!」と私達に話しかける声が。振り返ると修学旅行中の中学生グループが立っていました。「ウィーアー、◯◯ジュニアハイスクールスチューデント」「ホエアアーユーフロム?」プリントを見ながら必死に夫ジェローム(仮名)と義母マミンカに話しかけて来る中学生たち。どうやら、学校の課題のようです。 「ふふ、夫日本語ペラペラなんだけどな~」と思いつつ、中学生たちに英語で対応する夫を見つめる私。「ホエア アーユー フロム?」「I'm from Czech Republic」チェコどこかわかるかな・・・と見ていたら、サッと地図帳を広げて、印を付けてくれ!と中学生。チェコに鉛筆で印をつける夫。「 ホワット ディド ユーシー イン キョウト?」「イズディス ユア ファーストタイム イン ジャパン?」「ドゥーユーライクジャパン?」「ドゥーユーノウ ヤツハシ(八ツ橋)?」「アーユー シングル?」など定番からプライベートまであらゆる質問が中学生から投げかけられました。最後にプリントにサインをしてくれと頼まれ(たぶんこれが課題達成の証拠になるのだろう)、夫とマミンカが筆記体でサインすると「おおー!かっけー!」とテンションが上がる中学生。なんか可愛いなあ・・・。「あ、ちなみに私は日本人だから」と言うと、「そんなん見りゃわかるし」とバッサリ斬られましたが(笑)。 サインをするマミンカと夫。 夫とマミンカはインタビューのお礼に小さな折り鶴をもらっていました。この後、行く先々で同じような中学生のインタビューを受けることになるのですが、どのグループも女子が仕切っていて、男子はおずおずと付いて来ているのが印象的だったなあ(笑)。 ということで、やってきました清水寺。寺までの坂が地味にキツかった・・・。 清水の舞台から京都タワーが見えます。 そういえば最近、清水買いしてないなー。※清水買いとは、高額商品を思い切って買う行為 清水の舞台から下をボーっと眺めていたら、また「エックスキューズミー!」と修学旅行中の中学生グループに囲まれる夫とマミンカ。振り向くと、ターゲットを見っけ☆とばかり満面の笑みの中学生たちが(笑) 清水の舞台にてマスコミの囲み取材を受ける夫の図マミンカも別の中学生グループに囲み取材を受けており、いや~こういう観光スポットに来ると外人さんは大変ね!と思ったのでした。色んな中学校で京都の外人さんインタビューの課題が出ているようで、最近は生の英語を使う方向にシフトしているのかしら(私が中坊の頃はこんな課題なかったんで)。そういえば、私もスリランカに行ったときに同じようなインタビューを受けたっけ!(こちらの日記を)みんな、頑張ってるな~とちょっとほのぼのしたのでした。
2012.06.02
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宇治にある世界遺産、平等院鳳凰堂を見学。鳳凰堂っていうのは英語でフェニックスホールって言うんだそうです。せっかくだから、300円払って鳳凰堂の中に入ってみることに。中にある黄金の阿弥陀如来様も拝むことが出来るし、日本語のガイドも付きます(20分くらい)。残念ながら撮影は禁止。鳳凰堂から前庭を臨む上がり口の部分に立ち、おもむろに財布から10円玉を出す私。「ドネーションするの?」とマミンカ。「私達は、今ここにいるよ!」とドヤ顔で10円玉の平等院の真ん中を指差す私なのであった。 横から見た鳳凰堂。赤い橋を渡って中に入ります。 均整が取れていて実にイケメンな鳳凰堂。 ピントずれてるけど、比べてみた。 蓮と鳳凰堂のコラボレーション。平等院の敷地内にあるミュージアム、鳳翔館の中では実際に彫刻を近くで見ることが出来ます。雲の上に乗った雲中供養菩薩が、流れるような彫刻で綺麗だった。お迎えに来るときに阿弥陀如来と共にやって来ると言う方達だけど、生前の行いや信仰の厚さによってお迎えの豪華さの度合いが違うらしい。思わず顔を見合わせる私と夫なのだった(笑)。 ミュージアムショップでお気に入りの雲中供養菩薩をゲット。宇治公園の近くで抹茶ソフトクリームを食べて(超美味しかった)、公園で少し休憩。公園の茂みにヘビイチゴがたくさんなっていました。「これ、食べたらお腹痛くなる?」と私に聞くマミンカ。「いや~、大丈夫だと思うけど」と適当に答えると、美味しそうな一粒を取って味見をするマミンカ。「美味しい!」と私にすすめて来るので、私も恐る恐る食べてみた・・・本当、甘酸っぱくて美味しい!こりゃヘビイチゴじゃなくてフランボワーズか。「美味しい美味しい」とイチゴを食べまくる私なのだった(私は大丈夫だったけど、良い子は真似しない方が)。 ラズベリーと赤い橋のコラボレーション。 停泊中の観光船も絵になる。 団体さんがいるときは結構賑やか。 やはり茶そばを出す店が多い。 これにて午前中のプログラムは終わり(時間的には既に午後になっちゃってたんだけど)。お昼を食べて、京都市内に戻ります。お昼は、平等院の参道にあった適当なところに入って、お蕎麦を食べたんだけど、味は見事に普通ーだったので、もっとリサーチしておけばよかったと後悔しました。続く
2012.06.01
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