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友人Iが、「ポッドキャストで町山さん(映画評論家)が褒めていたので観たい」と言っていたので鑑賞。調べたところ、今年のオスカーの作品、主演男優、監督、編集、脚色賞にノミネートされていたんですね。惜しくも脚色賞のみの受賞になりました。
ジョージ兄貴がハワイ王家の血を引く何代目かで、親戚と一緒に所有している土地を売ってリゾート開発を計画している中年男性なんですね。家庭を顧みず仕事をしていたせいで、妻は浮気ー>事故で植物人間状態になってしまって、愛想を尽かし気味の娘と一緒に妻の延命治療を考える・・・というヘビーなあらすじなんですが、ヘビーなんだけど暗くなり過ぎず、優しい視点で描いた映画でした。
ゴールデンタイムに放送されてるような軽いタッチの人間ドラマという感じかなあ~。とにかくいい意味で軽くて観やすいと思いました。奥さんの浮気を知って右往左往するジョージや、土地売っていいんだろうか・・・と悩むジョージも見所っちゃ見所なんだけど、ちょっとクドイというか、おふざけタッチが過ぎたかも知れないなあ・・・。
ふぁ~と観ているうちに終わった・・・って感じだったけど、個人的にグッと来たところは、ジョージ兄貴が植物状態の奥さんに「さよなら、マイラブ、マイペイン」と呟いてキスするところ。マイペイン(痛み)と呟いたところが、 ああ長きに渡って夫婦やってきた重みがあるなあ~と、思わずホロリ・・・。
あとは最後にカウチに座って、ボーっとテレビを観ながらアイスを食べている次女の隣にジョージ兄貴が来て、長女が来て、毛布に包まりながらアイスを食べるシーンですね。ボケーっとテレビを見てアイスを食べているだけなんだけど、アイスを回してあげたり、一緒の毛布に入ったりしていることで、「 ああ、この家族はこれからも大丈夫なんだな 」ってことが分かるさりげなくも素敵なシーンでした。
ハワイが大好きな友人Iは、ハワイの雰囲気を味わえただけでもよかった・・・と言っていましたが、映画の中のハワイは曇天だったりして意外と寒そうだった。やっぱり私はアジアビーチが好きだわ。ジョージ兄貴はついに中年を越えて初老にさしかかってきたな・・・という感想は一致。これからショーン・コネリーのようになって行くのでしょうか。
監督のアレキサンダー・ペインさんは、大好きなオムニバス映画「 パリ、ジュテーム 」にも参加しているのです。パリに憧れるアメリカの田舎のオバチャンを描いた一遍は、なんだか最後泣けて来る素敵な一本です。
日本公開は5月だそうです~。
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