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劇場公開のとき観に行って、今回は3、4回目くらいの鑑賞です。いや~夢があるねえ。アメリやっぱり大好き!井筒監督が「こちトラ自腹じゃ!」で、「 この映画が好きな女は全員オ◯ニー好きやで! 」みたいなことをおっしゃっていたようですが、パリが大大大好きなオリーブ少女の成れの果てな私には、思いっきりど真ん中に突き刺さる映画なんですよね~。
観た当時は、「 可愛かった!あんな世界に住みたい!そんで恋愛したい! 」ってピュアに思っておりましたわ~。その当時好きだった人(面識ほぼなし、もちろん話したことなし)にラブレターを書いて渡すという暴挙に出る勇気をもらったのもこの映画・・・という若き日のイタメモリーとともにある、そう、実際の人生と深く結びついている映画でもあるのです(笑)。
でも、今冷静になって観てみると「 アメリ・・・ちょと怖い 」。彼女のストーカーチックな行動力も、ワカメちゃんみたいな髪型も、少し前屈みになって歩くオリーブ・オイル(ポパイの彼女)みたいなシルエットも、なんか怖い。 爆発的に可愛いオドレイ・トトゥがやってるから、メルヘンな不思議ちゃんアメリ☆ として成立しているのあって(それでもちょと怖いけど)、そうでない人がやってたら、薄ら寒~いホラーになってしまいますよこれは・・・。(妄想癖のある子供みたいな女の子アメリ、てことで考えると特殊な環境で育った幼少期のシーンは必然だったんだな)
そんなモンマルトルの不思議ちゃんアメリを取り囲む、ノスタルジックで赤色を強調した風景やインテリアの色合い、アコーディオンの音楽も本当に完璧で、ここまでストーリーと美術と音楽がマリアージュして心地よい映像美を作り上げている例は、あんまりないような気がします。だからファンタジーとしてもアリだね!って思えるのかも。
引きこもり画家のおじいさんや、管理人のおばさん、八百屋のマスターと店員、カフェのマダムとカウンターの売り子、カフェの常連さん、雑誌スタンドのマダム、脇役のキャラクターもみんな立っていて完璧です(皆さんジャン・ピエール・ジュネ作品の常連さんなのだそう。特にカフェの粘着男役の人は一度見たら忘れられない顔)。名脇役達のアンサンブルも心地よくて、ただ映像を流しているだけでも幸せになれます。DVD&サントラは買って損なし(サントラ私も持ってます!)。
相手役のニノがボンクラ男子なのもいい。IDフォトの失敗作収集が趣味、遊園地のお化け屋敷とポルノショップでバイトっていうボンクラスペック・・・。全然イケメンってわけじゃないんだけど、 私にしかわからない彼の良さってのがあるの♪ って言う味のあるニノ(Not嵐の二宮くん)なのであった。演じるマチュー・カソヴィッツは、ランコムの香水ミラクの男性版広告に出ていたけど、やはりアメリ効果だったのだろうかねぇ・・・。
ということで、「アメリ」が大好きな私なのでした。
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