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※ネタバレしてます。
西島さん、中谷美紀、木村多江も出てるし、松本清張原作だしこれは面白いかも~とレンタル。西島さんが出てるのは、つい最近まで知らなかったのですよ・・・。広末繋がりで、からだ巡り茶とこの映画がタイアップで広告出していたのは見たんですけどね・・・。
まあまあ面白かったんだけど、難もアリ・・・好きな俳優が出てるからギリギリ平均点くらいにしといてやるか・・・(上から目線)。
まず冬の北陸・金沢ってのが旅情を誘う。雪の兼六園、岩に叩き付けられる荒波・・・寒そうだけど、行ってみた~い。金沢って温泉あるんだっけ?
時代が昭和30年代なんですが、その雰囲気もたっぷり。美術さんが頑張っているという感じである。脇役俳優さんの顔も昭和っぽくてよい。当時女性はスカーフで頭を覆っていたのですが、これもクラシックで好きだなあ。今やると軽く不審者なので、モードに復活して欲しいところである。丁寧な日本語会話にも萌え。
お見合い結婚後、出張先の金沢で蒸発してしまう夫が西島さんで新妻が広末。広末は・・・物語を牽引する重要な役なのに、演技がヘタクソすぎて・・・周りが実力派なだけに、力不足が浮いてしまう感じになっちゃって残念。夫失踪の新婚妻だが、けなげに夫を探すという役で見た目は違和感ないのに、セリフを話し出したと たん妙な違和感がにじみ出て来るという感じだった(演技は「 おくりびと 」と同じだったな)。
西島さんは出番セリフともに少ないものの、見合いの席から「あ~っ、この人ゼッタイなんか事情があるううう、何か隠してるううう」という静かなオーラが出て いて、さすがです。しかし西島さんだから割とひいき目でスルーしちゃったけど、この夫、勝手っちゃあ勝手な男ですよね・・・。「愛する人のすべてを知っていますか?」ってあるけれども、いやはや・・・。
中谷美紀はもうすでに大女優の貫禄でビックリ。てかコワイ!クワっと見開いた目とか。濃いめのお芝居が丁度よかったし、彼女の異様な美貌がハマっていたと思います・・・広末とのシーンでは実力の差が歴然だったなあ。しかし殺しておいて「彼(西島さん演じる夫)は、本当はあなたを愛していたのよ」といけしゃあしゃあと言うもんだー(しかも真っ白いマント着用)。女は恐ろしい!年の離れた夫役が鹿賀丈史だったけど、10年くらい前 「女医」で共演してましたよね。妹と毎週観てました。懐かしい~。
木村多江は、一番貧乏くじで可哀相でした。「まり~、あたしぃ~」って言う金沢弁(?)が萌えでした。やっぱり訛り萌えな私・・・。
シー ンの中にちりばめられた伏線が点となり、点同士が繋がって行く中盤までは「おおお・・・」って思ってたけど、途中で広末がものすごい名探偵ぶりを発揮し、 モノローグでネタが明かされて行くのは「回収早くない?」と思ってしまいましたが。推理小説が原作の映画だからしょうがないっちゃしょうがないんだけ ど・・・。
ってか結局「ゼロの焦点」ってどういう意味だったのかな。そのうち原作を読んでみようと思います。
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