PR
Category
※ネタバレしてます。
オールスターキャストの細菌パニック映画。なんとメインキャストの女優3人がオスカーウィナー。男優もバラ売りでもピンで主演出来る方ばかりということで、豪華ですね〜。豪華なんだけど、これだけスターを集めました!というようなチャラい印象は全くなく、堅実で社会派な娯楽映画でした。
ウイルスという目に見えない恐怖が忍び寄る!ということで、震災後の日本の状況なんかともオーバーラップして「ううむ・・・」と唸ってしまいますが、日本ではコンテイジョンのように市民による暴動や強奪が起きなかったことを誇りに思ったりもして・・・と、今観ると複雑な気分になります。
Day2から始まるのがポイントでしたね。咳き込む顔色の悪いグィネスを見たときからヤな予感。ウイルスで脳炎になり死亡したグィネスが検死されるのですが、ウィーン!とチェーンソーで 頭パッカーン・・・ これだけでも「うわー!」なのに、グィネスの顔に被さるように剥けた 頭皮がベローン! 「うっ!」と思ったけどサシが綺麗に入ってて、「 大トロ・・・? 」と思ってしまいました。
この衝撃を皮切り(文字通り)に、世界中に感染していくウイルス・・・。東京でもバスの中でサラリーマンが死亡・・・しかし、それを写メ撮ってるリーマンがいて「いかがなものか?」と思ったり。日本人ってどこでも写メ撮ってる印象なのかな・・・と、ちょっと気になるのだった。
しかし香港の人はコレを見て、いい気はしないだろうな〜。SARSや鶏インフルも香港でホットだったし、ウイルスなイメージが付いちゃって気の毒です。しかもマリオン・コティヤールの女医と引き換えにしたワクチンは偽物だしで・・・。てかWHO的にもそんなことをしてもウイルスを広げるだけだしメリットないんじゃ?って思いますが。
最後にDay1が来て、ものすご〜くシンプルに、ウイルスがどこから来てどんな経路で感染したかが描かれていますが、結局人間の自業自得みたいな感じなのね・・・と凹みます。現代世界で人間している限り、ウイルスからは逃げられない運命だったのね・・・なのかと思ったり。しかし、グィネスが香港でシェフと挨拶してなければ、こんなに早くアメリカに飛び火してないかも・・・とも思うのだった。
普段からバイキンには気をつけているけど、出来れば電車のバーも握りたくないし(つり革はもともと握らない派)、エレベーターのボタンも押したくない・・・。エレベーターのボタンこそスマホみたいなに、音声で制御出来ればいいのでは?「X階!」って言えば動くようにすればいいと思う〜。
『蟹工船』西島さんは体制側に回っちゃダ… 2012.07.17
『きみに読む物語』文字通り、添い遂げる… 2012.05.30 コメント(6)
『ゴーストライター』ニコラス・ケイジは… 2012.05.10