第６話

新羅兵休憩所内

バレット「お、大分良くなったじゃねえかよ！」

クラウド「ああ。世話をかけたな。」

キルス　「やっとお目覚めかい？」

ドレアム「ケッ！遅すぎるんだよ。」

バレット「まだテメーら居やがったのか！？」

バレットが重いギミックアームをドレアムに向ける。

ドレアム「おぉ！すげぇ！！このギミックよくできてんなー！」

バレット「触るんじゃ無え！」

それでもドレアムはバレットのギミックアームをまじまじと見つめる。

ドレアム「おそらく・・・取り外し可能なギミックだな。「コア」（根本の部分）
　　　　　は１０年前ほどにつけられたものだな。だが「ガン」
　　　　　（取り外し可能な部分）は９８年式のロングバレルだな・・・。」

バレット「な、なんだ！なんでそんなに詳しいんだ！？」

キルス　「ドレアムの祖父までは代々機械師だったんだ。」

ケット　「へぇ。それでかいな。」

ドレアム「あんた、こいつらと旅した２年前より前に誰かと
　　　　　旅してたんじゃねえか？今は２００４年だぜ？
　　　　　なのにこのロングバレルは９８年式だ。こいつらと旅したのは
　　　　　２年前だろ？おかしいぜ。これはよぉ。」

ティファ「！！！！」

クラウド「そうなのか？バレット」

バレット「時が来たら話そうと思ったんだけどよー。仕方ねえな。」

みんなが静まりかえり、バレットが深く息を吸った・・・
固く握りすぎたこぶしが震えている。」

バレット「ドレアムの言うとおりだ。俺は昔クラウド達の前に旅をしていた。
　　　　　ある戦友と一緒にな。」

クラウド「だれなんだ？戦友って・・・」

バレットが一瞬クラウドをチラ見した。

バレット「そいつは・・・クラウドの父さんだ。」

クラウド「！！！？？？」

ティファ「ウソよ！だってクラウドは宝条がセフィロスと同じように
　　　　　作ったって・・・」

ヴィン　「それは表向きの話しだ。いや、今から話す話が
　　　　　裏の裏だってことかな？」

バレット「ああ。そういうことになるな。」

ヴィン　「・・・クラウドには自分が作られたということでもすぐには
　　　　　信用できなかったのにさらに信用できないかもな。」

ケット　「あれ？そん時あんさんら一緒やったんでっか？？」

ヴィン　「そうだ。」

バレット「クラウドのおやっさんの名前知ってるか？」

クラウド「・・・いや、聞いたことも無い」

バレット「そうか・・・言うぞ。名前は・・・スレッドだ。」

ケット　「！！？？ちょ、ちょっと待ってくんなはれ！！」

ケット･シーは遠隔操作のロボットで操作している人は新羅の逆スパイ
（最初は新羅から送り出されてクラウド達をスパイしていたが
　今ではその逆である。詳しくはプロフィールをご覧あれ）
であり、新羅コーポレーションにいる。

ケット（遠）「ええと、これでもない！あれでもない！！　　ガサッガサッ！」

ティファ「なにを探してるの？リーブさん。」

ケット（遠）「その名前で呼ばんといてぇなぁ！」

ケット（遠）「あ！あったあった！」

ケット　「これや！この日記や！宝条の日記やで！読むでぇ！」

ケット　「スレッド・ストライフ　無敵の剣豪として世に知らしめる。
　　　　　彼には子供もいるというウワサもあった。
　　　　　名前は確か・・・そうだ！クラウドだ！その子もスレッドみたいに
　　　　　すごい剣豪になるのかなぁ。こいつは利用できるかもしれんな。」

クラウド「そうだったのか・・・まさか、ヴィンセント！バレット！
　　　　　お前たち、このことを知っていたのか！？」

バレット「・・・ああ。」

ヴィン　「・・・同じく」

クラウド「なんで黙ってたんだ！なぜ教えてくれなかった！」

バレット「すまねえ。だが言い辛かったんだ・・・」

クラウド「なぜだ？」

ヴィン　「・・・お前の父親はもう死んでいる。」

クラウド「！！？？」

キルス　「まあ、そいつも違うね。」

ドレアム「ケッ！世の中はちゃんとした情報が入らないからな。」

ティファ「なんだか違うことばっかりね。」

バレット「どういうこった？」

キルス　「聞いての通りさ。生きてるよ。クラウドの親父さんは。」

バレット「！？・・・なぜそんなこと知っている？」

ドレアム「あぁ！？言ってなかったか？俺達はお前らを試すために
　　　　　おまえの親父さんに言われて来たんだぜ？」

クラウド「親父がどこにいるのか知っているのか！？」

ドレアム「おう！俺達のリーダーさ！」

バレット「俺達？」

ドレアム「ああ他にも何人かいる。リーダーが厳選したやつだけだ。」

キルス　「ちなみに俺はスレッドさんに代わってリーダーをやらして
　　　　　もらってるよ。」

クラウドが立ち上がりキルスの方に向かっていく・・・

クラウド「俺達をそこへ連れて行ってくれ。」

キルス　「もちろん。クラウドがもっと強くなることが条件だがな。」

クラウド「どのくらいに？」

キルス　「そうだな・・・」

キルスの形相が変わった・・・

キルス　「俺に勝てたら・・・ってのはどうだ？」

クラウド「いいだろう。外にでよう」

キルス　「おいおいおい今からやろうってのかい？」

クラウド「なぜだ？」

キルス　「今のお前では俺とドレアムには勝てない。」

クラウド「なに！？」

キルス　「まあ、そういうことだ」

バレット「俺もそう思うぜ・・・あのヴァノスでもドレアムに歯が
　　　　　立たなかったもんな。」

ドレアム「何言ってんだ？ヴァノスは手ぇ抜いてたぞ。」

ケット　「確かに私のスカウターでは戦闘値が不思議なくらい（以下省略）」
　　　　　（しゃべり方変わってる・スカウターってＤＢ！？）

バレット「とにかく行こうぜ！」

ケット　「そうや！ウータイに行くんやったな！」

クラウド「ああ、行こう！」

キルス　「ちょっと待て！スレッドさんからクラウドにだ。」

キルスはそういうと一本のかなり大きい剣を渡した。

キルス　「テイルブランドだ。」

キルスは剣を渡した・・・

クラウド「ぐ・・・お、重い・・・」

ドレアム「どれ、貸してみな。」

そういうとドレアムはテイルブランドを手に取り軽々と振り回した

クラウド「・・・すごい」

ドレアム「どうだ？これを振り回せるぐらいになりな。」

キルス　「まあ、お前はまだまだ弱いんだ」

クラウド「クッ！」

ケット　「・・・・」

ヴァノス「大丈夫だ。お前は強くなれる。」

クラウド「・・・ああ！！」

クラウド「よし！みんな！行くぞ！！」

　　　　　　　　　　　　　　　　　第７話へ続く・・・

お読み頂きありがとうございます！！
「ここおかしくね？」「よかったぞ！」など
なんでもいいのでＢＢＳに書いてください！！
あなたの声援が私をやる気付ける！！
あなたの感想をお待ちしております！

ＦＦオリジナルキャラ募集中！！私の小説にあなたの考えたキャラを
登場させて見ませんか？
受付はコチラです！！

ジャンル別一覧