get drunk


サッカーの練習試合があるらしい
携帯の着信 慌てて切る彼








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あたしは自分で言うのもなんですが
お酒は結構呑めるクチなんだけど
彼はあたしが今まで見たこと無いほど 弱かった。

もちろん そんな彼と朝まで呑むなんてできるはずもなく
彼はすでに向かいの席で睡魔に負けそうだ。

時間はまだ午前2時前・・・
このまま一人で呑むにも あまりにも残った時間が長すぎる。
仕方なく彼を起こして会計を済ませ 
繁華街の中にある空室を探しに行った。

やっと見つけたのはラブホテル。

迷ったけど どうすることもできない。

チェックインして部屋まで昇るエレベーターの中で彼が
「今ここで 前の嫁さんにバッタリ会ったらどうなるのかな」と言った。

彼とどうこうなるつもりはないけれど
場所が場所だけに そうなってしまっても仕方ないという
密かな覚悟をしてたあたしにとって
彼の言葉はなんだかショックだった。



もちろん何もなかったけどね。



朝 あたしのほうが早く目覚めて
先に化粧をして 彼が起きるのを待った。
彼の携帯が鳴る。
どうもその日は 彼の所属するサッカーチームの練習試合があったようだ。
あたしは意味もなく 黙って聞こえないフリをする。

こんなところに泊まって 何もないなんてスゴイ。
彼は どういう気持ちだったんだろう。






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