ストップ !! 「第二迷信」

ストップ !! 「第二迷信」

2008年01月26日
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カテゴリ: 子どもの話題
かつて、学習指導要領の「コロコロ改定」の際に批判をあびた、
円周率はおよそ3

円周率そのものが「無理数」のものを、「小数」で概数表示したものだから、
機械的に、「3.14」が「3」より正しい、とは言えない。

 たとえば「半径百km」の小惑星の体積は、といったら、いくら円周率を細かく出しても、
元になる「半径」のほうがかなりおおざっぱな概数。
 (V=4/3・πr^3の)公式を使うのに、
どうせ概数なんだから、(おまけに小惑星が「完全な球」でもないし)


 これに対して、
「錐体(円錐や角錐)の体積」。
「底面積×高さ÷3」の「3」は、
概数ではなく、「 きっちり3 」である。

 高校で「積分」を使って、それまで「暗記」していた、体積や面積の公式の数字が「裏付け」のあるものだと納得できた時は、
純粋に楽しい。
(こういう、新たな知識獲得の「楽しさ」を教えられるかどうかが、教育者の存在意義だと思います)

 ただ、四角錐の体積を中学生に教える数学の先生。
「逆ピラミッド型の水槽」に水を入れて、メスシリンダーで計る…という 「モデル」を使う人は結構多いらしい
小学生 やらせるか …?)

 たしかに、生徒さんたちの印象には残るけど、実験誤差を考えたら「およそ3」にしかならない。

ちょっと工夫が欲しいな…。
(工夫の中身は、続きへ…f^_^;)





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最終更新日  2008年01月27日 22時16分42秒
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