ストップ !! 「第二迷信」

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2011年06月09日
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発電鍋?
http://sankei.jp.msn.com/science/news/110609/scn11060917500002-n1.htm
たき火で携帯電話充電 発電鍋、災害時に期待 2011/6/9msn産経



 導体の下部は火に近く高温である一方、鍋の底に近い上部は湯で冷やされるため、温度差が電圧に変換される性質により発電する。

充電はUSB接続を利用、米アップルの多機能携帯電話(スマートフォン)「iPhone(アイフォーン)」の場合、3~5時間で完了する。USB接続ができれば、ラジオや懐中電灯も充電できるという。
・・】


 発想はおもしろい。
3時間の焚き火でスマートフォン1台では、
エネルギー効率として、かなりロスが大きいな・・。
 (発電だけのために焚き火をするのでなく、鍋で湯を沸かすのが前提なので、トータルとすれば、
 「原発を冷やすために電力を使う」ような原発より、プラス方向になる)


核分裂エネルギーは「熱」しか取り出せていない。
「熱エネルギー」を、水の沸騰に使い、膨張した水蒸気の圧力で発電機タービンを回す。
とんでもなく大きなエネルギーロスを、膨大な核エネルギーでカバー しているのが現実。
(穴だらけのバケツでも、バケツが大きければそこそこの水は汲める)

 18世紀のワットは、それまでのニューコメン蒸気機関が、
石炭のエネルギーの大半を、シリンダーの温度維持のために使い、
動力に使える効率が非常に悪いことに気づいて、ワット型蒸気機関を開発しました。

 原子やら中性子やら電磁波やら、ハイテクっぽい名前が登場するわりに、
「結局は蒸気機関」だというのが現実。

核エネルギーから直接、電気エネルギーは無理としても、とりあえずは、
熱エネルギーから直接、電気エネルギー を取り出す方法も、もっと研究されていいと思う。





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最終更新日  2011年06月15日 22時55分26秒
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