ストップ !! 「第二迷信」

ストップ !! 「第二迷信」

2014年12月27日
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カテゴリ: 行政、どうやねん
東京都国立市で、
「シェアハウスで暮らす母子」が、「都の見解に従い、同じ住所の男女は事実婚とみなす」とされ、
児童扶養手当を打ち切られた、というニュース。
2014年12月27日 東京新聞

【東京都国立市のシェアハウスで暮らすシングルマザーの女性(41)が、同じ家に住む独身男性と「事実婚」の関係にあるとみなされ、市が十一月、ひとり親家庭を対象とした児童扶養手当と児童育成手当を打ち切ったことが分かった。事実婚の実態はないが、市は「都の見解に従い、同じ住所の男女は事実婚とみなす」と説明。女性は「住所が同じだけで打ち切るなんて」と憤る。 

女性は二〇一〇年に離婚し、一三年四月から長女(6つ)とシェアハウスで暮らし始めた。二階建ての10LDKに母子家庭と父子家庭、独身の計六世帯八人が入居する。女性はいずれの男性とも交際しておらず、生計も完全に独立している。住人はそれぞれが家主と個別に賃貸借契約し、光熱水費は平等に分担。居間やバス、トイレ、キッチンは共用だが、それぞれの居住スペースは施錠できる。
 国立市議会でも問題となり、議会は今月十八日、「実態に即さない理不尽な判断」として、厚生労働省や都、市に改善を求める決議案を可決した。・・】


我々世代の多くは、共同トイレの下宿屋さんで学生生活を送った。
アパートでなく、「間借り」も経験したが、
「マイホーム主義世代」には、「共同トイレ」「共同キッチン」「下宿屋さん」の経験がないだろうか。

大きな家を相続したけどもてあます・・というのは、今でも多いと思うが、
「シェアハウス」が、「不動産資源の有効利用」として見直される時代になってると思う。
孤立社会や、無縁社会が言われているときに、(一人で電気を無駄使いしてトラブルを起こしたりせず)



【・・市の担当者は「 事実婚でないという女性の主張は本当だと思うが、やむを得ない 」。都は「異性と住所が同じなら、同一世帯ではないことが客観的に証明されないと受給対象から外れる。シェアハウスだからだめだという話ではなく、各区市で判断してもらうことだ」としている。・・】
「事実婚でない」というのが「本当だと思う」のに? 制度の問題?

【 ◆根拠34年前の国通知

 東京都国立市でシェアハウスに住む女性が児童扶養手当の支給を停止された背景には、一九八〇年に当時の厚生省(現厚生労働省)が出した「事実婚」の規定に関する課長通知がある。だが通知はシェアハウスの形態を想定しておらず、生活実態を反映していないとの指摘が出ている。

 通知では事実婚と判断する基準として、原則として当事者同士の 「同居」 を挙げる。同時に「 社会通念上夫婦としての共同生活 」がある場合、「それ以外の要素については一切考慮することなく、事実婚として取り扱う」と規定した。・・】


「井戸端会議」の長屋住人は、「同居」か?





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最終更新日  2015年01月03日 23時14分01秒
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