詩と映画と日記

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蜂蜜





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蜂蜜

2010年トルコで作られたの映画で
ベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞しました

監督
セミフ・カプランオール

出演者
ボラ・アルタシュ
エルダル・ベシクチオール
トゥリン・オゼン

木漏れ日が射す昼間の山中の静謐
墨絵のような夜明けの荘厳さ
学校へ通う道筋に沿って流れる川の水音

BGMをいっさい使わず
音楽の助けなしに、全てを表現しています

セリフも非常に少く
清らかな自然に畏れを感じます
自然の姿を見るだけでも
豊かな気持ちになれる映画と思います

6歳の男の子ユスフは
ハチミツを採る父親について
深い山へ行き手伝いをします

鶏のタマゴを集めたり
荷物を運んだりして
母の手伝いもします

日本の6歳の男の子は
こんなにお手伝をするでしょうか

学校での勉強の様子や
先生の人柄も微笑ましいです

ユスフを通して
親子の愛、自然への畏敬
生きるということを
映像に表しているように感じます

ユスフは、鷹を慣らし、ミツバチを飼い、
敬虔で強く優しい父をこよなく愛しています

貧しいながらも幸せだったユスフと母に
あるとき悲しみが訪れます
山に入った父親が帰って来ないのです

物の豊かな便利な生活に慣れて
忘れていた慎みを
思い出した気がしました

とっても良い作品と思います









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