naefを作ろう - Let's Make NAEF

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2006.09.14
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ネフ社の廃盤パズル、Dodeka ドデカ です。
菱形十二面体という立体を分割してあるパズルです。

直方体などを平行な平面で分割してあるパズルは何種類か(ジェミニなど)存在していたようなんですが、このドデカは複雑なかたちを更に複雑な面で分割していて、どんな構成なのかとても興味がありました。

パズルなんで11個のパーツの形はすべて異なっていて、カタログの写真からだけではとても全てを知ることは困難だったのですが、 「ちょいとパズルでも」 というパズル系のページに、各パーツの形状が記してあったので、それを元に作ってみることにしました。

材料は最近お気に入りで使っているケント紙。
今までは強度を重視して、ボール紙(厚紙)を使ってましたが、これだと厚みがありすぎて、折ったり、つないだりした時に厚みが大きな誤差になってしまっていたんです。
その点ケント紙は、薄いわりになかなかコシが強くて、工作後の強度が充分高いです。



本物は勿論木製なので、色は木目の茶色なんですが、今回形を作るだけで精一杯だったので、色つけは無しにしました。パーツを乗せる土台だけは本物に合わせて黒い折り紙を貼ってあります。この土台がないと組んでいる途中で安定しないんですよね。

このドデカ、何度も言うようにパズルなんですが、最初なかなか難しくて完成しなかったので、積み木のように積んで遊んでみたら、バランスをとりながら積むと、最後の写真のように結構面白い形が出来るんですね。これは積み木としても充分いけるかなと思いました。

菱形十二面体という形自体がなかなか面白くて、(準)正多面体と違って、頂点に集まる面の数が一定ではないんですね。3面と4面のところがあって、そのせいか、どの面とどの面がうまく合うのか、探して嵌めていく作業がなかなか面白くて、パズルとして完成しなくても、組んでいるだけでも結構楽しいです。

近々、ネフ社からカンパニーレという古いパズルが復刻されて出るそうです。
パズルと積み木の違いは相沢康夫さん的に言うと、積み木とは沢山の答えを探して楽しむ遊びで、それに対してパズルは一つの答えに到る過程を楽しむ遊び、ということだそうです。なるほど~。
一時期積み木の面白さにはまって、パズルなんて積み木ほどの想像力を掻きたてることもないしねー、なんて軽視してたんですが、最近パズルもいいかなーと思ってます。ネフ社の木製パズルなら尚更ですね。


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Last updated  2006.09.14 15:10:02
コメント(8) | コメントを書く


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Re:紙ネフ Dodeka ドデカ(09/14)  
protwo  さん
うわあすごい、この作品の型紙作るのはものすごく大変そうですね。
こんな複雑さを克服してしまうのもakiさんだからこそできる技ですよ。
しかしネフ社もよくこんな複雑なカッティングを施す製品を作りましたね。
(2006.09.14 19:02:36)

お、面白そう・・・。  
Mrtn さん
これは、凄く面白そうなパズルですね・・・。
う~む、作ってみたい!・・・しかし、各ピースが凄く複雑ですね・・。^^;
こんな複雑な物をあっさり作成してしまうとは・・・凄いですな・・・。 (2006.09.14 20:51:26)

Re:紙ネフ Dodeka ドデカ  
aki_5555  さん
パーツの種類が多いので、とても複雑に見えるのですが、
リンク先にあるように、基本単位は立方体を斜めにつぶしたような、菱形で構成される六面体一つだけなんです。
だから図面はそれを基本に2,3種類を作って、あとでそれらを組み合わせてます。
大変なのはこの六面体の展開図を約パーツ数11×3ブロック計32個も描く手間ですね。
これは最近工作していて覚えたテクで、一枚だけ描いた図面を白紙に重ねて、上から先のとがったもので各頂点に穴を開けていく方法で写し取ることで、時短してクリアしました。

>protwoさん、
カット技術も勿論ですが、この分割のアイデアがすごいと思いましたね。工作してよく分かりましたが、本当に絶妙な分割ですよこれ。

>Mrtnさん、
あっさりではないです。
前から作りたかったんだけど、やはり厚紙だと工作の工程が多くてちょっと躊躇ってたんです。ケント紙に出会ってようやく作る意欲が湧いてきたのです。 (2006.09.14 22:44:15)

素敵ですね~  
kamoppie  さん
写真では見たことありましたが、こんな分割になっているんですね~。
菱形12面体と言えば、こんなのご存知ですか?
http://www.ii.uib.no/~arntzen/kalender/
ノルウェーのベルゲン大学のサイトですが、ペーパークラフトで菱形12面体のカレンダーをダウンロードできるようです。単純ですが、ドデカのとなりに是非!?(^^) (2006.09.14 23:40:53)

>kamoppieさん  
aki_5555  さん
なるほど、十二面体だから12ヶ月ちょうど書けますね。

いまこの十二面体の分割の妙に目覚めて、色々と遊ぶことが出来ないか、模索しているところです。 (2006.09.15 22:06:12)

Re:紙ネフ Dodeka ドデカ(09/14)  
tomo☆0207  さん
>最後の一箇所を閉じたとき、すでに内側には手が届きません。さて、どのようにしてテープを貼るのでしょう?

という問題の答えを教えていただけませんか?
(まるで、パズルのよう…。)

実は、木工で試作する前に、紙で作って、ある程度遊べるかどうかを検証することがあるんです。
そんなこともあり、どうやったらできるのかずっと気になっていたのです。

そこで、私なりには、ケント紙をカットするときに、トメにして(斜めに切った切断面をつき合わせて)その切断面を両面テープでくっつける方法もありかなぁということを考えました。(これは、まだ実際に試していませんが…。)

しかし、セロテープでって書かれていたので、この答えはakiさんの答えとは違うと思うんですよ。

とにかく、降参です。答えを教えてくださいませんか。企業秘密であれば、私書箱へでも(笑)

よろしくお願いいたします。 (2006.09.29 07:13:56)

>tomoさん  
aki_5555 さん
そんなたいそうな事ではないので恐縮ですが、
例えば直方体の一面を最後に閉じる場合、3辺のうち中央の一辺のみを貼り付けます。セロテープを二つ折りにして貼り合わせる二面の一方(すでに組んだ側の面)の縁に付け、面を閉じます。面の横の隙間からカッターの様な平たい物を差し込み、折ってあるテープを起こしてそのままもう一面に押し付けて貼り合わせれば完成です。

言葉にすると長いけど、ごく簡単でしょ?
(2006.09.29 10:15:02)

akiさん  
tomo☆0207  さん
解答をお教えいただきありがとうございました。

平たい物を差し込めるほどの隙間があったんですね…。
勝手に、全面テープ貼りしてあるのかと想像していました^^。

あ、それと、両面テープはちょっとムリがありますね。たしか、ケント紙って厚みがそれほどなかったような…。 (2006.09.29 15:22:53)

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