
秋の灯り 12
秋が深まってゆく。
いつか来た道を繰り返しているようでいて、
もちろんそうではない。
人間は、
忙しいのがいいと思う。
忙しい理由にはいろいろあるだろうけど、
忙しいことを余儀なくされる忙しさが、
ほんとうは望ましいのかもしれない。
僕は自由を求め、
自分ではますます自由になってきているけれど、
忙しさの質は変わってきた。
自由ではあっても、
忙しさの理由になるやるべきことは増え続ける。
やるべきというより、
やりたいことが増えるからだ。
でも、
やりたいことと
出来ることとはギャップがある。
自由であればあるほど、
自分の忙しさを作りこむことは難しいし、
その管理も難しい。
今週は、
まもなく市のほうから郵送分の国勢調査のリストが来るはずだ。
担当区域で郵送します、しましたと承った人が、
すべて記載されていたら嬉しいな。
でも、
そうはいかないだろう。
アンマッチ分は再度の訪問をすることになる。
観覧車を展示する地元フリマまであと2週間だ。
電気系作業が博士が多忙で会えないので止まったままだ。
やるべきことややりたいことの山積の中で、
どうしても期日のある上澄みに時間を割いてゆくことになる。
期日は外部要因だから、
やはり行動の契機になりやすい。
いわばギアのようなものだ。
だから、
自分の中のやることリストに、
期日を設定したらいいのだけれど、
設定してみても守らない自分がいる。
自分で決めたことは自分は守らないものだ。
守れる人間もいるよ、
と
聞こえてきた。
I'm not busy.
Really?
No,
I should be busy.