
秋の夜の灯り 15
この灯りのデザインは、
実はグランドピアノになっている。
いくつか手元に残しておきたいと思うモノのひとつだ。
モノであろうと人であろうと、
僕はほんとうは所有欲はない。
所有欲、ってなんなのだろう。
人間は所有欲が強いなあとは、
ほんとうに痛感する。
よく考えると不思議なことではある。
お金の所有制度??も実に不可思議なものだし、
国家の領土観、
個人の土地の権利、
どれもみんな不可思議な現象だ。
所有とはちがうけれど、
人間関係の独占欲みたいなものも、
不思議であるだけじゃなく、
僕にはとうてい好きになれないものだ。
誰にも独占されたくはないし、
誰をも独占したいとは思わない。
どんなに愛していても、
独占したいとは思わない。
独占しないことが愛情の一部でもあると思うからだ。
ひとつのランプと、
領土問題と、
マネーと、
人の愛情問題とを
一列に並べてみるなんて、
おかしいかもしれないけれど、
この10数年で偶然気に入ってしまったランプたちを
画像にしたあとは、
誰か欲しい人に一個づつ譲っていこうと思っている。
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モノの作り手への敬意としては、
地上の誰かの元にあればそれでいいと思うからだ。
It's true L have many many goods arround me.
However,
I have not any posessiveness.