今の国会は自民党の党大会めいた圧倒的な勢力で運営されている。
だからマスコミ情報もほぼ一色になる。
株式市場と為替市場が先行して反応したから
経済情勢の陰に原発問題も行政改革もかき消されてしまっている。
こんなことでいいのだろうか。
40%の人が選挙に参加しなかったその選挙で、
参加した人の4割の投票で
国会の議席は7割の圧倒的多数になっているという。
もうすぐ参議院選挙だから
選挙向けの政策ばかり目立たせている勢いで
参議院も圧倒勢力になるのだろう。
議会が進め易くなると物事がどんどん動くから
それは基本的には悪いことではない。
問題は方向性だと思う。
今の方向性は
古いほうへ古いほうへ進んでいるように思う。
もちろんその過程で部分的な新しさはあるが
それは市場の自然淘汰みたいなものだ。
古いほうへ進んでいるから
結局は既得権益の強靭化という現象が日本中に充満してくる状況だ。
今後10年はもう政権交代はないだろうから
そのつもりでみんな自分の生活ポリシーをシフトしたほうがいい。
と
僕は思う。