人生復刻版

Jun 3, 2014
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逃げるな、
という声も聞こえた。

あんな男に皆騙されて、
騙された連中の中で思いを吐露しても
自分が汚れるだけだと
もうこのスペースを無くそうと思った。

無くしてもいいと思う出来事があった。
ブログも交流要素もあるので、
でも交流しているのに自分を晒さない人が居た。

リアルの世界と同じように交流出来ないことが
ブログの世界に違和感をぬぐえなかった。
でも不意に、
普通にしてくれそうになった。
だからブログのわだかまりが、
未来完了形だけど溶けた。
だから止められると思った。

止められると書いたら、
とめられる、とも読めた。

あんなアベコベ男を批判しているから、
刺客が見え隠れした、

でもちょっと、
もうやばいかもとも思う面もなくはなかった。

少し真面目に言えば、
僕には若い時苦い経験がある。
僕は人を悪く思うことのないタイプだった。

そういえばそうだな、と
特定の人を批判的に思うようになった。
そういうことは始めてだった。
でもそうすると、
それはもう治らないのだった。
自分に汚染が始まったのだ。
化学反応のように、
心のシミは取れなくなった。

もちろん、
アベコベ氏のようなオールマイティな権力を持つ者は
この体験は適用できない。

逃げちゃいけないと思った。


たまたま、
大学出てすぐ日本に住んだアーサー。ビナールの講演に行った。
2回だけ、ラジオと書き物で接しただけだったが、
ずっと気になっていた。
全く共感していたからだ。
偶然土曜日に見つけて、
日曜日に行ったのだった。

NHK文化センターのプログラムのひとつだった。
東京だったら、企画は生まれなかったかも知れない。
おちろん、詩人、童話作家、言葉のスペシャリストの人としての出演だけど、
彼の見識は痛快なほど僕にはぴったりしている。
でも、彼がまだ活動できるのだから、
日本はまだ北朝鮮や中国よりはちょっとだけマシと思った。
現状は限りなく似てきているけれどだ。

それに、
世の中にはまだまだ騙されない人がいることも
少しづつだけど見えてきた。

人間は、
追いつめられて四面楚歌に思っても、
いくつか光明は見えるものだ。







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Last updated  Jun 3, 2014 08:45:37 PM
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Re:逃げるな。(06/03)  
Noriko さん
その昔チェコに旅行に行く機会があって、
ドプチェクの自伝を読みました。
わたしにとっては生まれる前の事件ですが、
チェコが社会主義の改革に乗り出した矢先に、
ワルシャワ条約機構軍が越境してきて占領、
ドプチェク以下指導者も拘束されます。
軍事介入によって「プラハの春」は頓挫し、
チェコスロヴァキアは解体に向かいます。

戦車を前に、人は素手で闘えるのだろうかと
いう思いは今も消えません。
しかし、非常に困難な時期を生きたドプチェクの
自伝のタイトルは『希望は死なず』(Hope Dies last)といいます。

そういえば、パンドラの箱に最後に残ったのも「希望」でしたね。 (Jun 3, 2014 09:23:00 PM)

Re[1]:逃げるな。(06/03)  
aki さん
Norikoさん
>その昔チェコに旅行に行く機会があって、
>ドプチェクの自伝を読みました。
>わたしにとっては生まれる前の事件ですが、
>チェコが社会主義の改革に乗り出した矢先に、
>ワルシャワ条約機構軍が越境してきて占領、
>ドプチェク以下指導者も拘束されます。
>軍事介入によって「プラハの春」は頓挫し、
>チェコスロヴァキアは解体に向かいます。

>戦車を前に、人は素手で闘えるのだろうかと
>いう思いは今も消えません。
>しかし、非常に困難な時期を生きたドプチェクの
>自伝のタイトルは『希望は死なず』(Hope Dies last)といいます。

>そういえば、パンドラの箱に最後に残ったのも「希望」でしたね。
-----

あれは、リアルタイムに身が入りました。
歴史上、完勝も楽勝もないけれど、完敗もまたないし、
人間はいつまでもその程度なのでしょう。
(Jun 3, 2014 09:32:56 PM)

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