ミルク　いっき飲み

台湾に駐在していた頃、別のブログで日記を書いていた。

その中から、思い出深い奴をピックアップして、

こっちのブログにコピペしていこうと思う。

なんか読み返すと懐かしいわ。

2005年11月2日

What should I have done？

プレステの鉄拳なら誰にも負けない自信があったとです。
先日、同僚にあっさり負けました。
あんなつまらないゲームはその同僚にくれてやりました。。。

　ROUND １ 　Fightっ！！

ある日のことです。
出張で台北に行き、その帰り道。
バスを降りて一人歩いていると、
一人のおっさんが近づいてきました。

「先生！！　先生！！」

えっ！？　俺？？？　　とりあえず立ち止まった。

そのおっさん、おもむろにタバコを取り出し、俺に１本差し出す。
あまりの突然さに、体が勝手にそのタバコを受け取った。

おっさんは今にも泣きそうな顔で、何か俺にうったえている。当然、俺は何を言ってるのかチンプンカンプンなので。。
とりあえず、英語で

「Sorry, I don't understand」

っと言ってみる。
おっさん、英語がわからないのか、俺の話を聞いてないのか、
何かを語り続けている。
しかたがない。。。　得意の決まり文句で。。。

「ブーハオイースー。　ティンブトン。
　　　　　　　ウォー スー　ルーベンラン。」

っと、自分は日本人であんたが何を言ってるのかわからない、ということを伝えた。

おっさん、２秒間動きが止まった。　が、また始動！

どうにもこうにも困りはてつつも、何度も聞いている内にいくつかの単語が理解できてきた。

「３００元」　「タクシー」　「没有銭」　そして泣きそうな顔

。。。。。。。。。。。。。。。。

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。！？

金がなくて帰れないから、タクシー代として３００元くれ！？

そういうことかよ！！？

ROUND　２　　　Fight！！！！

俺天使 ：「かわいそうだよ！３００元ぐらい渡してあげなよ！とても困っているみたいじゃないか！？」

俺悪魔 ：「はぁぁっ！？　なんで、知らないおっさんに３００元もくれてやんなきゃいけねーんだよ！？　明らかにあやしいじゃねーか！！　普通の人なら他にいくらでも方法あるだろ！！？」

俺天使 ：「ここまで話聞いちゃったし、やっぱり気のど

その時は悪魔の圧勝で、「だまされてたまるか！」って感じだったんだけど、

今になって思うのは、

「あのおっさん、本当に困っていたなら、スゲー悪いことしたなぁ。俺」

どうすりゃー、良かったんだろーー。

同じことがまた起きたら、どうするべきだろーー。

迷える子羊を救いたまえ！！！