闡鐓魔界・ヴァルセムス

闡鐓魔界・ヴァルセムス

2章 再会



森の中に自分で作った家・・・1人で作ったとは思えない上手さだ
家の近くには湧き水・・・さまざまな果物の実るいろいろな木があった
森にはモンスターもいるので、一応肉には困らない

迷った人や旅人がたまに訪れるが、その時は顔を隠して話す
家には主に日常生活に必要なものがすべてある
さらには実験道具、いろいろと作られている
そして極めつけは大量の本。魔術や料理、いろいろなものがある


どんどん

扉を叩く音・・・しかし音が鈍い
おそらく・・・

「おーいたいた、情報は正しかったな・・・賞金首のオルクス、ついて来い」

20人ほど連れ歩いてる賞金稼ぎ・・・

これも日常茶飯事である
血で家が汚れると嫌なので砂漠に逃げる

「この辺かな・・・」
「へへへ・・・・・死ね!」
「死ぬのは・・・お前等だ」

30秒も立たないうちに、20人は絶命していた


ぐつぐつと煮える、謎の液体
その間に禁呪らしい本、上級魔法などを読んでいる
多少の薬草を入れ・・・青色になり
小さい瓶に満杯になるくらい入れた

―凍てつき―

「アイシクル」

一瞬で凍り、溶けるのを待った・・・


棚に入れてる別の青い液体の入った瓶に目をやる

小さな透明のに入れてある青い液体―――(非合法)薬品があった
それも1つではない大量にある

(完成品だし・・・・・オゼットにいって売っておくか)

********

小さい村ながらもそれなりの店は揃っているから一応は安心だが・・・
なにか胸騒ぎがする・・・

「少し小腹が空いたからか?・・・何か食うかな」

そこで自分を昔から苛立たせている「奴」が来ることを知らず・・・

「ご注文はなんでしょう?」

ウエイトレスが注文をとる。

「野菜サラダと抹茶ロールケーキ」
「かしこまりました」

数分もすればオゼットの有名なケーキが出てくる
しかし半分まで食べていると、急に胸騒ぎが大きくなる!

そして・・・・・

「よくもまぁ、大衆の面前で飯が食えますな。S級犯罪者さん?」

再開


急に声をかけられ、しかもオルクスの正面の席に男は腰掛けた。
が・・・聞き覚えのある声である。
血が騒ぐ、細胞の一つ一つが言う「殺せ」と・・・
顔が僅かに「にやつく」

「ふん…ノコノコとそっちから、オレに声をかける貴様に言われたくは無い」

そしてこのあと、外にて戦闘が勃発される


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