バル対策本部  元帥の間

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一章 始まりは小さな世界 第六話




なんで俺はこんなに力がないんだ・・・


友達一人も守れないのか・・・


殺す・・・殺す殺す・・・・・ ぶち殺す


一章 始まりは小さな世界 第六話




「鎖位!」


気付いたときにはもう、遅かった


鎖位の後ろでハンマーを構えている男



「言っとくが、勝負に汚ねぇもクソもないよなぁ!」


れ!!!破砕!!!!!!」



するとハンマーを持ち大きく振りかぶる男


あんな一撃


魔が耐えられるのか!?



「避けろ!鎖位!!!」



だめだ、避けきれない!?



「くっ・・・あぐっ!!」



「ヘッ、ナイスだ破砕w」



「ん?・・・」


「チッ、まだ生きてやがる」


「外したな?破砕・・・まぁいい」


「もう立ち上がることもままならないクズより」


「こっちの戦士で楽しもうぜぇ?破砕!!」



くそ・・・次は俺か・・・・


なんでこんなにも力が・・・無いんだ


力さえあれば、こんな奴らに・・・



力さえ・・・力さえ・・・・あれば



チカラ ホシイカ


!!!!


なんだ!なにかが頭の中に入ってくる!?


痛い・・・気を失いそうな痛みが頭に


流れ込んでくる!!?


シニタクナイナラ コロセ


ミナゴロシ


ヤラナキャ ヤラレルゾ


ハヤクコロセ 


「うあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」





「な、なんだよ気持ち悪りぃ野郎だ」


「破砕!、さっさと殺せ!!!」


「・・・・・コクリ」



イキノネヲ トメロ


ハラワタ ブチマケロ


ズタズタニ ヒキサケ



ジブンノ チカラヲ シメセ



力・・・俺の・・・力・・・・





「な、なんだぁ・・・あいつの周りに黒い瘴気・・・」


「は、破砕!はやいとこ叩き潰せ!!!」


「・・・・・」


「ビビるな破砕!どうせチートかなんかだ!!」



トモヲマモリタケレバ コロセ


コロサナイト トモハマモレナイゾ


トモノタメニ ヤツラヲコロセ



殺す・・・殺す殺す・・・・ ぶち殺す



「破砕!殺れぇえええええええええええ!!!!!」



「!!」


ん・・・・誰だ・・・俺の前に居る2人は


あの男のハンマーを剣で受け止めてる・・・


「破砕!」


なんだ・・・こいつらは・・・・



「弱者をいたぶる哀れなPK・・・見るにたえないでござるよ」


「愚か・・・・弱いくせに・・・・・」


両手剣を持った男と


杖を持った女


なんなんだ・・・


「なんだてめぇら・・・邪魔すんのか?」



「当たり前でござる」


「外道・・・・消えて・・・・」




「ムカツク野郎共だ!!」


「破砕!お前は男の方を殺せ!」


「俺はこの女を殺す!!」





「おい、あそこに倒れて居るのはお前の友か?」


「あ・・・あぁ」


「もう安心しろ、相手はPKでも小物でござる」


「大丈夫なのか?」


「・・・・友達の・・・・・心配・・・・・しなさい」


「そうでござる!我々の心配など無用!!」


「・・・牙龍・・・・早くしないと・・・・船・・・・出るよ」


「そ、そうだな・・・なら早めに片付けるぞ!!!」



一章 始まりは小さな世界 第六話 完



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