暖冬傾向で、ゴルフ場の予約が多い!
100万ポイント山分け!1日5回検索で1ポイントもらえる
>>
人気記事ランキング
ブログを作成
楽天市場
184761
HOME
|
DIARY
|
PROFILE
【フォローする】
【ログイン】
バル対策本部 元帥の間
四章 可愛い暴君 第二話
こいつ・・・まさか・・・
「あんたが癒李に危害加えてみぃ!ソッコー殺すで!!」
四章 可愛い暴君 第二話
何だ?・・・こいつ
初対面のくせに・・・何いきなりキレてやがる・・・
不幸にするって・・・意味が分からねぇ・・・
でも、物凄い剣幕で噛み付いてくる
冗談・・・じゃねぇのかな
それでも、何故俺なんだ?
「ひ、緋花さん!失礼ですよ!!」
「せっかく・・・せっかく来てくれたのに・・・」
俺の横で泣きそうになりながら抗議している
俺をクエストに誘った癒李っていうPCだ
だが、それでも緋花はキレたまんまだ
「癒李!いつまでそこに居んねん!!」
「こいつはな!!もう【奴ら】に接触しとるんや!!!」
その言葉が響き渡った途端、驚いた表情で俯く癒李
しばらく俯いたまま黙って居たが
俺から逃げるように離れ、緋花の後ろに隠れた
緋花は少し落ち着いた口調で俺に言った
「あんた、うちが何者か分かるやろ?」
「境遇は、あんたと一緒や」
「せやから・・・分かるやろ・・・」
分からない・・・それが正直な答えだ
さっきからこいつは何を言っている
境遇が一緒?・・・
・・・まさか!?
「お前・・・」
俺と同じ力を持っているのか?
そう聞きたかったが・・・
【奴ら】が来た
「あかん!!【奴ら】が来る!!」
「こうなったのもあんたのせいやからな!!」
「あんたにも戦ってもらうで!!ええな!!!?」
エリア内の他のプレイヤーは強制ログアウトされ
同時に進入もできない状態になっている
この広いルディブリアムのエリアに居るのは
俺達3人だけになっていた
「くそっ・・・しばらく見てないと思えばいきなりか!?」
「鎧の侵食はまだ完全じゃない・・・戦えるのか・・・」
俺がその言葉を言い終えた時、緋花は非常に驚いた表情になり
同時に、落胆の表情にも窺えた・・・
「あんた・・・まだハイブリッドかいな・・・」
ハイブリッド・・・半分悪魔で半分人間って意味か?
仕方ねぇだろ・・・実戦経験だって1回しかねぇし・・・
「ハイブリッドでもええわ!」
「こっちは癒李を守るだけで精一杯やねんからな!!」
薄情な台詞を吐き捨てる奴だ・・・
まぁ、赤の他人を助ける義理も無いし
ましてや原因を作った張本人みたいだし
自分で切り抜けるか・・・自分で
「よっしゃ!行くでぇ!!」
「出て来ぉい!【アバドン】!!!」
緋花がそう叫んだ後
緋花の体が一瞬にして鎧に覆われた
真っ黒で、小柄な体に合う様
鎧は全体的に小さめだが
2枚の翼は体に不相応なほど大きい
それと狂鬼と同じように頭部には鎧は侵食しないらしい
これは、俺にも共通の事なんだろうか・・・
「這い出て来たで!人型や!!」
「人型ならなんとかなるやろ?ハイブリッド!」
「なんとかなるのか!?・・・」
「俺は・・・まだ自分で悪魔を出せない・・・」
そうだ・・・初めての時も頭の中で声が聞こえて
気付いたら、右腕が真っ黒の巨大な鎧の腕になっていた・・・
2回目もあんなのただの一瞬だった
チェイサーから飛び出た赤い目に動揺して・・・
動揺・・・
感情を高ぶらせる・・・ことか?
俺が色々考えて居ると、緋花がこう言った
「・・・ざっと30体近く居るな・・・」
「考え事は後やハイブリッド!はよ鎧身に纏え!!」
「え、30体・・・?」
「嘘だろ・・・そんな大群・・・」
無理だ・・・俺には無理だ
一体であんなに梃子摺ったのに
しかもまだどんどん這い出てきてる
放って置いたら、このルディブリアムを埋め尽くしてしまいそうだ・・・
俺は緋花に聞いた
「なぁ!他のPCが落ちたってことは俺達も落ちれば良いんじゃ?」
この質問は無駄だった
緋花は冷静にこう言った
「ログアウト・・・できたらええけどな」
「無駄やで、こいつらに遭遇した時点で」
「うちらはここに縛り付けられた・・・」
「他PCが急にログアウトしたのは、GMがここを閉鎖させたからや」
「そしてうちらだけを残して、駆除を任せる」
「大体こんなもんやろ・・・」
緋花が言い終えた後
俺は愕然とした
チェイサーを全部駆除しないかぎり
俺はここから出られない・・・
「なんや?勝ち目が無いって顔しとるな?」
「勝つんや!なんとしても!生き残るためにな!!」
緋花がそう叫んだ直後
一匹のチェイサーの頬にトゲの付いた丸い玉がめり込んだ
やったのは緋花だった
一瞬で間合いに入り、モーニングスターのような武器を両手に二本持ち
チェイサーをぶん殴った
一瞬であまり分からなかったが
チェイサーの顔はぐしゃぐしゃだった
「ここでは終わらん!癒李のためにも!ここでは終わらん!!」
「どぉおおおおりゃぁあああああああああああ!!!!!」
緋花が武器を振るごとに、チェイサーの頭も吹き飛んでいく
緋花の戦闘は狂鬼の時のようなゆとりは無く
ひたすらに暴れまわっていた
囲まれようが、傷つこうが
鬼神の如く攻撃を止めない
俺はその姿にただ唖然としていた
チェイサーの黒い体の一部が緋花に大量にへばりついていた
それでも叩く、叩く、叩く
そこまでする理由・・・
癒李のため・・・
思えば癒李は一般PCなのに何故ログアウトされない!?
すると、俺の考えを悟ったように戦いながら緋花は言った
「癒李はな、まだハイブリッドでもないんや!」
「力は無いけど奴らには狙われる」
「だからうちが守らなあかんねん!!」
「うちにとって癒李は大切な存在や!」
「あんたが癒李に危害加えてみぃ!ソッコー殺すで!!」
チェイサーの頭をぶちまけながら語る緋花
もし癒李にチェイサーが攻撃をくわえた場合
そのチェイサーは跡形も無く砕かれるだろう
「あ、アホ!ボケっとすんな!!」
緋花の言葉で俺は後ろの気配に気付いた
俺の背後に数体のチェイサーが地面から這い出してきていた
「じっとしとりや!今行くk」
「大丈夫!」
「1人で・・・やる」
俺は自分で何を言ってるのか分からなかった
緋花も唖然としている
でも・・・でも
もう守られるのは嫌だ
「死なない・・・死なない」
「引き裂かれるのは貴様らだ!!」
四章 可愛い暴君 第二話 完
ジャンル別一覧
出産・子育て
ファッション
美容・コスメ
健康・ダイエット
生活・インテリア
料理・食べ物
ドリンク・お酒
ペット
趣味・ゲーム
映画・TV
音楽
読書・コミック
旅行・海外情報
園芸
スポーツ
アウトドア・釣り
車・バイク
パソコン・家電
そのほか
すべてのジャンル
人気のクチコミテーマ
がんばれ!地方競馬♪
11/21名古屋の1点勝負
(2025-11-20 21:41:05)
アニメ・コミック・ゲームにまつわる…
風次とシン工藤の平成ゲーム研究所 #…
(2025-11-20 20:00:14)
GUNの世界
Browning Hi Power【Commercial】HW…
(2025-11-20 12:30:22)
© Rakuten Group, Inc.
X
共有
Facebook
Twitter
Google +
LinkedIn
Email
Mobilize
your Site
スマートフォン版を閲覧
|
PC版を閲覧
人気ブログランキングへ
無料自動相互リンク
にほんブログ村 女磨き
LOHAS風なアイテム・グッズ
みんなが注目のトレンド情報とは・・・?
So-netトレンドブログ
Livedoor Blog a
Livedoor Blog b
Livedoor Blog c
楽天ブログ
JUGEMブログ
Excitブログ
Seesaaブログ
Seesaaブログ
Googleブログ
なにこれオシャレ?トレンドアイテム情報
みんなの通販市場
無料のオファーでコツコツ稼ぐ方法
無料オファーのアフィリエイトで稼げるASP
ホーム
Hsc
人気ブログランキングへ
その他
Share by: