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バル対策本部 元帥の間
五章 白と黒のボク 第二話
「ソレ相応の働きをしてくれるはずだがな」
「・・・・・・規則を破らなければ・・・文句は無いです」
五章 白と黒のボク 第二話
「ふむ・・・邪魔が入ったな・・・」
白い部屋では、凍摩がモニター越しに悪食達を見ていた
自分の計画通りに事が運ばない
凍摩の不快そうな表情には、少し苛立ちも混じっていた
「しかし・・・誰だあいつは・・・何故天使を持っている・・・」
あの真っ白な鎧は・・・間違いなく天使の鎧
誰だ・・・いや、GMのはずだ
しかし、知らないぞ!誰だ!?【私は奴を知らないぞ!!】
「・・・・ただの協力者・・・です」
凍摩はピクリと反応し、声がした方へ振り向いた
この白い部屋に誰かが入ってきた
「君か・・・零蘭」
「協力者だと?ならば奴はただの一般PCと言うことか!?」
凍摩は焦った
この事に関わりを持つ一般PCであり、ましてや天使を所持しており
何より情報が・・・
動揺している凍摩に零蘭は静かに言った
「情報は・・・必要最低限に」
零蘭が言い終えた直後、凍摩は怒りの表情で零蘭を睨みつける
「必要最低限に、だと!?君の事をもう少し利口な奴だと思っていたが?」
「心配は・・・無用です」
「無用!?君は何を言っている!!?【十分】だ!もう十分に情報は洩れている!!」
「・・・巻き込んでしまったのは・・・・我々なんです」
「それで協力させているのか!?GMがこんな事をしていると言う事を、奴に全て明かしていることになるんだぞ!!」
洩らしたところで誰も信じはしない
だが、万が一だ
すでに後には引けない所まで来ているのだ
ここで終わらない為にも・・・
「こうなってしまっては・・・零蘭、用済みになればで良い、必ず消せ」
零蘭は無言のまま静かに頷いた
凍摩はまたモニターに向き直り、モニター越しに悪食を見つめた
目を見開き、手を少し震わせながら凍摩は悪食に語る
「お前は・・・・我らの絶望・・・そして、希望そのものなのだ・・・」
出てきやがる!
もうあの時みたいな失敗はしない、制御くらい・・・俺だって・・・
チェイサーの体が上半身まで出てきた
未だ慣れないこの感覚
悪食の方を向いて不気味に笑う、耳まで避けた口
殺すなら・・・殺るなら!!
「うぁああああああああああああああああああ!!!!」
激しいノイズが走る
迷っちゃいけない!!躊躇っちゃいけない!!!
先手をとられるわけにはいかない!!!!!!
右半身が黒、左半身が白の鎧が悪食を覆う
悪食はもうハイブリッドでは無い
ここまでの道は容易じゃ無かった、だからこそ
今の力がこの手の中に有る!!
今の現実から目は背けない、関係が無い話ではない、だから!!
俺は逃げない!!!
悪食の踏み込みで地面のデータがバラバラに弾け飛ぶ
上半身まで出かかったチェイサーは、いきなり顔面を鷲掴みにされ
そのまま勢いに任せて引き摺り出されてしまった
引き摺り出した後も悪食は走る事を止めず
チェイサーは頭を地面に押し付けられ、そのまま引き摺られていた
「グギ、グギギギ」と苦しみの声とも取れるチェイサーが発した声
チェイサーは両手で自分の頭を地面に押さえつけたまま引き摺り回す腕を必死に引き剥がそうとしたが
悪食は気にせず走り続け、そして上空へ放り投げた
「オォォオオオオオオォアァアアアアァァ!!!!」
危機迫る悪食の表情、そこには一寸の余裕も無かった
悪食の両手には黒と白の二本のパルチザンが握られる
上空へ放り投げられたチェイサーは地面に落下する事無く
「ウルァアアアアアアアアアアア!!!!!」
二本のパルチザンが高速で何度もチェイサーを空中で貫く
一瞬で蜂の巣になるチェイサーは既に原型さえも留めていない
チェイサーはやっと地面に降り立つ事ができたが、もうそれはただの穴だらけの黒い塊だった
悪食は高ぶった気持ちを静める為、深く息を吐いた
その光景を瞬き一つせず見つめる牙龍
そして、無表情のまま悪食の元へゆっくりと歩み寄り、静かにこう言った
「はい、後ろに下がるでござる」
下がる?どういう意味だ?
「戦える事は分かったでござるが・・・感情が剥き出しで見ては居られん」
「気が落ち着くまで、下がっているでござる・・・これは命令でござるから」
少し気が抜け、膝を付く悪食
確かに少し感情を表に出しすぎたせいか、少し震えている
だけど、足手まといにはなりたくない
自分でここに居るって決めた・・・だから自分でここに居なくちゃ
戦えるんだ・・・まだ戦える!
中々引き下がらない悪食を見て、牙龍は刀の鞘で悪食の顔面を殴った
殴られた衝撃で軽く後方に吹き飛んだ悪食だが、やはり唖然としていた
殴られた時、牙龍の目を見てしまった
この瞬間、悪食は何も言えなくなった
「【それ】で良いでござる、【それ】が今一番ベストでござる」
「まぁ、拙者一人でも死にはせんから大丈夫、安心してほしいでござるよ」
牙龍をチェイサー達が取り囲む
その数13体
一斉に飛び掛ってくるチェイサー
牙龍は身動き一つせず、目を瞑り、俯いているだけだ
「攻撃後の隙と言うのが、一番攻めやすいでござる」
「攻撃に移るのは、相手の攻撃後・・・でござるよ」
剣に変わった一体のチェイサーの腕が牙龍に振り下ろされるが
牙龍は紙一重で攻撃を避け、チェイサーの腕を斬り落とした
一瞬で鞘から引き抜かれた居合刀の切れ味は相当なものだった
斬る対象に対して全くの抵抗が無い
【まるで豆腐のように相手が斬れる】では無い
それはまるで、斬る対象など存在しないかのような素早さ
悪食は斬る瞬間を目で捉えることはできなかった
見えなかったのだ、腕を斬られ、怯んだチェイサーの胴体を真っ二つにし
何事も無かったように刀を鞘に収める
「取り乱さず、よく視て、よく聴くでござる」
「そして、頭で行動を先の先まで予測するでござる」
そう言いながら、正面から襲い掛かってくるチェイサー4体の攻撃を鞘で受け止める
「そして、これが拙者の能力」
鞘に攻撃したチェイサー達は動かない
鞘に触れた瞬間、まるでその場に固定されたように微動だにしないのだ
鞘に触れた者の自由を奪う、これが牙龍の能力
鞘に触れた者の動きを封じ、殺傷に最も適した間合いで攻撃する
4体のチェイサーが次々と細切れになっていく
その速さ、まるで音速
「すげぇ・・・」
悪食は素直に唖然としていた
これが戦闘
自分の能力を最大限に活かした迷い無き戦闘
俺にも・・・こんな能力があるのか?
「ノーマルなら造作もござらん」
「肝心なのは、お主も感じたアブノーマルの存在でござる」
牙龍が目を向けた地面が黒く染まる
そこから勢い良く飛び出した黒い影
それはチェイサーで有って、今まで見たチェイサーではなかった
牙龍は少し顔を引き攣らせ、小さな声で呟いた
「ビーストでござるか・・・」
「では、あの牙龍とかいうPCは【カマエル】を所持しているわけだな?」
モニターを凝視したまま凍摩が言った
牙龍・・・あのPCでは良いデータも何も取れない
悪食を戦闘から下がらせるなど・・・持っての他だ・・・
これ以上は待てないな・・・
「プロトタイプ・エンジェル テスト開始だ」
その言葉を聞き、零蘭は表情は見えずとも少しばかり動揺した
この戦闘中にエンジェルを投入
ターゲットへのテスト・・・この状態で・・・
「全てはテストのためだ、まぁ私の作品はプロトタイプであろうと」
「ソレ相応の働きをしてくれるはずだがな」
零蘭は下唇を噛み締めた
プロトタイプはどの程度まで制御できるかも分かっていない
そしてこのテストは勿論凍摩の独断による行動
彼には今、責任という言葉は頭に入って居ない
「・・・・・・規則を破らなければ・・・文句は無いです」
消されるのは、あなた
END
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