バル対策本部  元帥の間

バル対策本部 元帥の間

身勝手はまだまだ続く。




ア<こんなんだったかなぁ・・・品の無さは似てるけど。

ア<まぁそれっぽいから良っか。別に喋んなくても良いし。

ア<喋ったら喋ったで「不思議だから」で誤魔化せるし。





ア<あの~あそこのモノクロキャットをクール宅急便で送ってもらえますか?

店<・・・はい?

ア<無理すか?

店<・・・・・はい・・・無理ですね・・・

ア<じゃ~ここでお持ち帰りしても良いですか?

店<あ、はい!あの猫ちゃんでよろしいんですね?

ア<何百万くらいしますか?

店<・・・そんな大層な猫ちゃんじゃないですよ?

ア<じゃぁ早急に頂いて帰りますね。




ア<久しぶり!っつっても絶対分かんないわな~

ア<もっと頭でっかちだった気もするけど、しゃーないわな~

ア<・・・(正直微妙だなぁ~)




ア<中々可愛いな・・・

ア<やっぱし愛想はあるわなぁ。喋んない方が良いな。

ア<下手にボロクソ言われるよりはさ。

ア<こうやって遊んでる方がなんとなく画的に微笑ましいんじゃね?

ア<まぁ、こういうこと言っちゃいけないんだよね・・・

ア<KYとかいう厄介な言葉が流行り出したなぁ。




サ<首輪を買うのは良いけどいっぱい有るなぁ・・・

サ<ていうか散らかりすぎだろ!?変にリアルだな!?

サ<ともかく・・・この首輪で良いや。




サ<これください~

店<本当にその色でよろしいんですか?

サ<え?

店<この首輪はカラーバリエーションが豊富でしてね、本当にそんな色でよろしいんですか?

サ<(そんな色って・・・)

サ<・・・センス無いですかね?

店<えぇ、まぁ。

サ<控えめに言われても逆にショックですけどね。

店<きっぱり言ったつもりでしたが。

サ<そんな事カミングアウトしなくて良いんですよ・・・

店<そんなどこにでもありそうなミジンコ程度の価値しかない首輪より

店<マイナスイオンが発生する首輪や、猫ちゃんがピンチに陥ると爆音が鳴り響く警報付き首輪

サ<後者は猫の身体に影響有りそうですね・・・

店<他にも科学兵器搭載のオリハルコン製首輪に今なら100円ライターが付いてお買い得ですよ?

店<買う?買っちゃう?買うよな?な?な!?

サ<このどこにでも有りそうな首輪ください。

店<・・・チッ





これでヒバナも家族の一員です。







その頃




新しい家族に早くも飽きた男。





帰宅後、それぞれ思い思いに過ごす3人&1匹。





サ<中々上手いですね~ところでコレ何ていうゲームですか?

ネ<イソベーダーっていうらしいよ、どっから持ってきたのかは知らないけど・・・

サ<パチモン臭いっていう以前に、こんなん存在して大丈夫なんでしょうか・・・

ネ<僕らは関係ないよ。

サ<ですよねー。

ネ<なんかシューティングっぽいけどこのスティックとかレバーとか動かないし。

サ<さっきから手前の2個しかないボタン連打してるだけですもんね。

ネ&サ<でも楽しいね!




ネ<自分で書いてて思う事といったら・・・

ネ<この絵はなんなんだ・・・・!

ネ<どうしよう、書き直そうか・・・とっても幼稚に見えるしなぁ・・・

ネ<でも美術の時間にこういう絵を描けと言われたような記憶があったりなかったりなんだよね。

ネ<案外イケてるのか?・・・そもそもイケてるって表現がおかしいか。





ネ<ちょっ、邪魔ですよ。僕が餌入れますから。

ア<黙れ金柑頭。今まで世話すらしてやらなかった分、餌くらいは用意させろ。

ネ<どうせ飽きたらまたほったらかす癖に。

ア<そんな可哀想な事誰がするんだ無礼者。

ネ<お前だ、赤ヘル坊主。

ア<お前はこの状態で喧嘩を売っているんだな、良いだろう望むとk(

ネ<入れたもん勝ちですよ~

ア<貴様ぁぁあああああああ!おぼえてやがれぇ~ぃ!

ネ<安っぽい悪役ですね。




ア<チェリーが揃った!ただそれだけだ!

ア<だけど、テンション上がってきたー!!!!!




サ<(この世界でもうこれ以上トラブルが起きませんように・・・)

サ<(なんだかんだでネオさんが一番危険だ・・・料理が下手っていうか燃やすし。)

サ<どうか・・・もうこれ以上・・・





ア<じゃーん!うさぎの熊五郎くんだよー!

ア<今日もこの熊五郎くんと楽しく遊ぼうねー!!

ア<うさぎなのに熊五郎?気にした人片っ端から打ち首だよー!





ア<ん・・・

ア<クンクン・・・・うぉ!なんつーハウスダスト満載のウサギなんだ!?

ア<相当埃っぽいとこに居たんだなぁ可哀想に・・・

ア<このハットの中ってやっぱ埃っぽいもんなのかなぁ・・・

ア<まぁ・・・ウサギだし問題ないよね。






ア<どーだ!これでも現役の時は156レベで槍をぶんぶん振り回していたんだぜー!

女<へぇー!・・・ところで、床びしょびしょですよ・・・

ア<む・・・

ア<(この大量の水は・・・食器洗い機がイカレたか・・・誰かが壊しやがったな)





ア<つーか、人ん家のもん壊しといて、ごめんなさいも無しにほったらかしかぃ・・・

ア<大体こういう雑務はネオ君がやるべきなのに、あの沢庵男どこ行きやがった・・・

ア<3人暮らしは・・・しんどいな・・・



END



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